一に意識。二に意識。三に体術

・太極拳を学んでいくには2つの入口があります。

　一つは、今世間の多くの教室で行われている方法です。

　もう一つは、武術の出口から教えていく方法です。
　つまり反対側から教えられるというものです。

　形(型)・套路を順に学んでいくのは、最初の入口です。

　極意から入っていくのが、スタートしていくレッスンが二番目の方法。

　体術から学んでいくのが、最初の学び方。

　意識から学んでいくのが二番目の方法。

　間合い(相手との距離)や皮膚操作を最初に学ぶのも二番目のやり方。

　何かを学ぶとき、

　特に武術を学ぶ場合は、すぐに身を守れる護身性があるものでないと
　やる意味がありません。
　　
　数年先にならないと、何十年も修行しないと使えないというものでは
　身を守るという目的に学んでいる人にとっては本末転倒になってしまいます。

　武術は、アスリートではないので
　真っ先に技(打突や投げ技など)を学ぶよりも、真っ先にやるべきことがあります。
　
　それが、開太極の中身(本質)であったりです。
　その中身というのが、間合いであったり、構えであったり、皮膚操作であったり
　ムスビであったりするわけです。

　太極拳のわけのわからないところは、
　難しいことをいきなり教えすぎであったり(言語、術語も含む)
　分かり易い言葉(言語化)をつかって、本質をダイレクトにおしえていないところです。
　(ただし、きちんと極意レベルを最初から教えている教室はあります)

　
　初めての方が学んでいくのに
　なぜ極意レベルからやるんだろうという疑問があると思います。
　答えは、極意から教えるとリスクはありますが、そのほうが早くから太極拳の本質に
　触れることがあるからです。

　リスクというのは、悪意がある方や商業目的を持って学びに来る人がいるということです。
　ですから、
　当会では、契約書をもらいます、最初に。
　それは、私が教える太極拳の本質(極意)は他に漏らさないで下さいという約束。

　それを交わしてからレッスンがスタートします。