☆太極拳(武術としての)四大秘訣。
その1. 正しい意(識&氣)の順を知る
その2. 自分のスピード・リズムを習得する
その3. 日常生活から対象(相手・モノ・動物)を正しくイメージ
その4. 『㊙意』が込もれば格段に動きが違う
その2.
その2.『自分のリズム・スピードを習得する』
ゆっくりと太極拳を演じればよい。
一般的にはそうですが、自分なりのスピードやリズムを無視して
必要以上にユックリとすることを薦めているわけではありません。
確かに、
「ゆっくり = 丁寧な形 = 美しい動き」となりますし、
技も正確に創られてゆきます。この理屈には納得できるものがあります。
では、何故速く動くことがまずいのかというと
太極拳の形 (套路)が乱れやすいからです。
技の形が崩れ、正確でなくなったり、雑になったりするからです。
ある条件の人たち(中級者~初級者)が、速く動いてもデメリットばかりが目立ってしまいます。これが一番の理由となります。
しかしながら
全員が一律に同じ、ユックリとしたスピードで動けばいいかと言えばこれも実は違います。
団体表演が第一の目的ならばそれもいいのですが
相手との関係性が強い(というかそのものである)武術にとっては
それでは本末転倒となって武術の稽古としては薄いものになりがちです。
では、
自分にあったスピード・リズムを見つける方法というのがあるのでしょうか?
(本質的な領域に踏み込んで述べることは割愛させていただきます)
初心者向けに限定して言いますと
2つあります。
一つ目は、
①技(歩法の入ります)の形を崩さない速さで
自分に合った目安として、「自分のスピード = まっすぐ動けるスピード」
まず
真っ直ぐ、というのは、身体の動かし方です。
体幹、腰、膝、腕、手(指先)、肩・肘、身体のすべてといってもいいですが
もう少し絞り込むと
掤や、擠、按なんかの腕の動きです。
直接に言えば
身体の主要関節をまっすぐ引くということ。
その直線運動がきれいにでないということです。
"直線"というのは、数学でいう真っ直ぐな線という意味ではもちろんありません。
技、套路の最短距離、技固有の軌跡(合理的な)を指しています。
もう少し踏み込んで言うと
技としての正しい動かすべき、運んだときに指先などが描く軌跡。
言葉で書くと、こんな面倒な言葉を並べないといけないくらい表現に気を使いますが
実際に、教場で
体現して教えるととてもシンプルになります。
ちょっと意識の話を入れますと
スピードが速すぎると
線の質が美しいというふうに見えても、途中で意識が実際は切れていたりしてしまいます。
つまり不完全に技となります。
また、逆にスピードが遅すぎると
しっかりと手の先などが描く真っ直ぐな線が出来ても
線(軌跡)がぶれたりします。
また、掌や肘圧力が強くなったりします。
線がブレズに真っ直ぐに描ける表現(表演=演武)があなたに合ったスピードなのです。
これはあくまでも、スタートに立った方への注意点ですから
初心の方はぜひ練習してみてください。
②リズムに氣を向ける
日常生活では、常時リズムなどは
ほとんどの人は気にしていないと思います。
しかし一つの芸事をする以上はリズムが絶対に意識しないといけないと
一つの武術を稽古するということは
「始め」があり
「技を出す」 ※出さない・合気もあり
「終末動作」(残心)
この3つに分かれます。
この3つをスムーズに行う自分としてのリズムを身に付ける必要があります。
これは、ヒントとして、修練としては
もちろん"開太極~"の一連の套路にあります。
武術として本質として
とても重要なことを書きますと
開太極から上歩打擠までに何をしているか
そこを掘り下げて、これでもかこれでもか、というぐらい
追求していく以外絶対ありません。
ただ、先生が教えてくれないと、一人で、つまり一代で気づくことは不可能です。
そこを
教えていただけた方は、実にラッキーな方です。
当会では"基本アレンジクラス"の中で行います。
その1. 正しい意(識&氣)の順を知る
その2. 自分のスピード・リズムを習得する
その3. 日常生活から対象(相手・モノ・動物)を正しくイメージ
その4. 『㊙意』が込もれば格段に動きが違う
その2.
その2.『自分のリズム・スピードを習得する』
ゆっくりと太極拳を演じればよい。
一般的にはそうですが、自分なりのスピードやリズムを無視して
必要以上にユックリとすることを薦めているわけではありません。
確かに、
「ゆっくり = 丁寧な形 = 美しい動き」となりますし、
技も正確に創られてゆきます。この理屈には納得できるものがあります。
では、何故速く動くことがまずいのかというと
太極拳の形 (套路)が乱れやすいからです。
技の形が崩れ、正確でなくなったり、雑になったりするからです。
ある条件の人たち(中級者~初級者)が、速く動いてもデメリットばかりが目立ってしまいます。これが一番の理由となります。
しかしながら
全員が一律に同じ、ユックリとしたスピードで動けばいいかと言えばこれも実は違います。
団体表演が第一の目的ならばそれもいいのですが
相手との関係性が強い(というかそのものである)武術にとっては
それでは本末転倒となって武術の稽古としては薄いものになりがちです。
では、
自分にあったスピード・リズムを見つける方法というのがあるのでしょうか?
(本質的な領域に踏み込んで述べることは割愛させていただきます)
初心者向けに限定して言いますと
2つあります。
一つ目は、
①技(歩法の入ります)の形を崩さない速さで
自分に合った目安として、「自分のスピード = まっすぐ動けるスピード」
まず
真っ直ぐ、というのは、身体の動かし方です。
体幹、腰、膝、腕、手(指先)、肩・肘、身体のすべてといってもいいですが
もう少し絞り込むと
掤や、擠、按なんかの腕の動きです。
直接に言えば
身体の主要関節をまっすぐ引くということ。
その直線運動がきれいにでないということです。
"直線"というのは、数学でいう真っ直ぐな線という意味ではもちろんありません。
技、套路の最短距離、技固有の軌跡(合理的な)を指しています。
もう少し踏み込んで言うと
技としての正しい動かすべき、運んだときに指先などが描く軌跡。
言葉で書くと、こんな面倒な言葉を並べないといけないくらい表現に気を使いますが
実際に、教場で
体現して教えるととてもシンプルになります。
ちょっと意識の話を入れますと
スピードが速すぎると
線の質が美しいというふうに見えても、途中で意識が実際は切れていたりしてしまいます。
つまり不完全に技となります。
また、逆にスピードが遅すぎると
しっかりと手の先などが描く真っ直ぐな線が出来ても
線(軌跡)がぶれたりします。
また、掌や肘圧力が強くなったりします。
線がブレズに真っ直ぐに描ける表現(表演=演武)があなたに合ったスピードなのです。
これはあくまでも、スタートに立った方への注意点ですから
初心の方はぜひ練習してみてください。
②リズムに氣を向ける
日常生活では、常時リズムなどは
ほとんどの人は気にしていないと思います。
しかし一つの芸事をする以上はリズムが絶対に意識しないといけないと
一つの武術を稽古するということは
「始め」があり
「技を出す」 ※出さない・合気もあり
「終末動作」(残心)
この3つに分かれます。
この3つをスムーズに行う自分としてのリズムを身に付ける必要があります。
これは、ヒントとして、修練としては
もちろん"開太極~"の一連の套路にあります。
武術として本質として
とても重要なことを書きますと
開太極から上歩打擠までに何をしているか
そこを掘り下げて、これでもかこれでもか、というぐらい
追求していく以外絶対ありません。
ただ、先生が教えてくれないと、一人で、つまり一代で気づくことは不可能です。
そこを
教えていただけた方は、実にラッキーな方です。
当会では"基本アレンジクラス"の中で行います。