Kumitsu式太極拳《室町武術文化を繋ぐ会》

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武術極意への探求【その弐】

2017年12月27日 08時09分24秒 | 太極拳
☆太極拳(武術としての)四大秘訣を前回に書きました。

 その1. 正しい意(識&氣)の順を知る

 その2. 自分のスピード・リズムを習得する

 その3. 日常生活から対象(相手・モノ・動物)を正しくイメージ

 その4. 『㊙意』が込もれば格段に動きが違う

 
 その1.について
 
 ※この内容は基本アレンジクラス及び上級アレンジクラスでの

  受講の中でお話しお伝えする(術理)ものと抵触します。

よって
 
  当ブログでは、受講者外の方には、説明が足らず

  ちょっと解りずらいものかもしれませんし

  そして言葉を選んで書いています事を御承知おきください。

 
 これを読まれている方は、

意識する順序(以下"意順")を意識されて太極拳を眺めてみた(演武)ことがあるでしょうか?

「名人と見た目が同じだったら良いのではないか」

「自分が意識しやすい順で良いのではないか」

―そう思われる方もいるかも? しれません。

しかし意順を守ることは太極拳を開太極から始めるうえで

見過ごせない大きなメリットがあります。

まずは、そのメリットを簡潔に整理してみますと


①形が決まってくる

 意順の根拠は、武術的な構造です。
  
 武術としての成立過程で身体の各部分(掌とか、足先とか、肘や肩など)は

 収まるところに、空間の場所(体幹との位置関係)に収まるように

 技しかり、創られています。

 したがって意順を正しく"意識"することで套路そのものが自然と整ってくるのです。

 当会のレッスンでは、型1.クラスの形の順を

 基本アレンジクラスの中で、正しい意順、つまり"氣"の流れをお伝えします。

 99.9%の人が

 正しい意順を使っていないことがわかり驚かされます。

 これは教えられていないことが原因なのですが

 起勢(99式では開太極です)からの流れをきちんと師から受け継いでいれば

 太極拳はその分だけ術として磨かれ、


 武術としての凄みが加わります。

 (ちなみにこの流れを"意意"と私は呼んでいます)

②速く動ける

身体の機能性が飛躍的に上がります。

 意順が自然と守られて動けば、そして

 その過程上では、身体のバランスがよくまとまり働くこと。

 それが脳から

 指令として身体の隅々まで及んだものと考えられます。(これは確信へと変わってきました。)

 ですので

 意順通りに動けば、まさに機能的な動きが実現します。

 無駄がないと言い換えられます。

 日々の仕事で忙しく{24時間太極拳のことばかりできない}していられるみなさんに

 とってこの意順を知ることは

 はやく太極拳をものにするには見過ごせない大きなメリットです。

③動き間違えることがない

 つまり崩れがほぼないということです。

 生徒さんからの質問で「どう動いたらいいのでしょうか?」

2人組みでの練習なんかでよく聞かれますが
 
 意順という共通の意識のルールを無視しているためです。

 意順をまもらず自己流で動いたり、形を自分で無理に創りだす(自由組手のなかで刹那的に)からです。

 意順は、一定の規則性(相手に対した時に武術として)で創られ、歴史的に伝えられている口伝です。

 いわば"武"としての共通ルールの意識です。

 
 
 
 

 基本アレンジクラスの中で是非、ご自身でお確かめください。
 
 

 




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