太極拳をまともに武術として学ぼうと
考えている方に向けて書きますと、
絶対に「氣」から入ってはダメです。
『意識』から学ばないとダメです。
人間の赤ちゃん、誕生を考えればそれはわかります。
おぎゃ!
と産まれた赤ちゃんは、意識から始まります。(学問的には違いますが)
しかしそう考えてとらえていれば十分です。武術家は学者じゃないので
赤ちゃんは、「氣」からはいっていません。
赤ちゃんは、氣がありきではありません。
赤ちゃんは、五感覚を通じて反映した外の世界を意識を扉として
脳に反映させます。
これが事実です。
しかし、太極拳を学ぶ方は
「氣」「氣」とわけもわからず言います。
わけもわからないものに捉われる必要、必然はありません。
わけのわからないことも、次期が来たら自ずと分かります。
それはそれで結構なことなんですが
氣だけは、大体の方が「口」に出します。
口じゃなくて、(身体)操作で分からせていただきたいのですが
それができないから困ったものです。
初心者は、太極拳を学ぶのは余程気を付けてやらないとダメです。
あれは踊りでも
健康体操でも
氣の稽古でも
そんなんじゃなくて
太極拳は「武術」です。
武術として学ぶからその価値が染み入るように
腑に落ちて入ってきます。
基本アレンジクラスで私が伝えたいのは
武術としての太極拳を見せることなんです。
武術というのは、痛いことでも苦しいことでもないんです極意は、
スーッと入ってくるから極意なんです。
じゃないと「極体」というもんですね。
極体と極意は違います。
