ヒトはどうすれば変わるのか(その4)

・楽しいとき、人は変わります。

　好きな人が出来た時も
　
お腹が空いていて食事をとったときも

　病気をして普通の状態(呼吸もなにも意識していなかった日常生活)に戻り有難さを知った時。

普通に生活しているというのは、特に何も意識していなくても

　繰り返す日々を過ごせていること。

　呼吸も意識していません。

　胃も腸も、視力(目)も意識していませんね、とくに

　普段の生活というのは、繰り返しです。

　血液は、心臓の左心室から大動脈におくりだされるし

　肺は空気をとりこんで酸素を供給しているし

　食事は準備して料理して食べて排泄しているし

　全ての事はくりかえしています。

　繰り返すのは"快い"=愉しいからです。

　60兆この全身の細胞は

　エネルギーを常に供給されて、いらないものを排出して営みを繰り返します。

　ここに

　「変われる」というからくりがあることに気づかされます。

　繰り返し繰り返しつづいていくものには

　人を変えるというシステムがあるのです。

　人は昨日と同じではなくて、肉体も年齢も健康状態も血圧も脈拍も腸内環境も

　全く同じではありえません。

　代謝を繰り返してはいまか。けれど同じじゃない

　昨日と同じぼく、わたしなんだけど、意識はそうだけど物理的には同一ではない。

　繰り返しがあるところ=変われるということ。

　

　健康に変わりたければ、腹8分目を繰り返す、明日も明後日もというように、繰り返すことで健康体へと変化できるし

　気になる人に振り向いてもらいたければ、誠実さや礼義正しさをその人にむけて繰り返す。

　上司や会社に認めてもらいたければ、どんなちいさな実績でもいいから、積み上げることを繰り返す。

　自信がないひとは、大きな声であいさつや返事することを繰り返す。


　くりかえしていますか?

どこかであきらめていませんか?

繰り返すのです。

　地球も太陽も自転、公転しているでしょう。

　でもまったく同じじゃない、日々刻々と変化しながらくりかえしています。

　宇宙でも物理でもそうでしょう。

　人も本質はそうなんです。

　"繰り返し"。

　強いとか性格が弱いとか

　そんな単純な根性論とかではないんです。