ダブルワークしてるホテルマンのつぶやき・・・とか

世界中を飛び回っていた元添乗員です。現在ホテルのフロントスタッフと大型バス運転手の2つの顔を持つ変なオヤジのつぶやき

スポーツカーへのこだわり

2010年11月13日 23時54分26秒 | クルマ&バイク

Kumoはいわゆるスーパーカー世代です。

小学生の頃、いつかあんなクルマに乗ってやるっていうのを生きるエネルギーの1つとして生きてきた世代です。

スーパーカーは無理なものの、ポルシェくらいだったら貯金で購入できるようになったのが社会人4年生で29歳になった頃でした。

当時のKumoはバリバリ(死語)の添乗員として、1カ月に2~3回の海外添乗をする毎日。

当時の添乗員の収入は海外添乗手当やら滞在中食事手当やら、お土産店からのコミッション他で今では考えられないくらいの破格。

忙しい季節は振り込まれた給料を引き出す前に次の給料日が来てしまう事もあり、貯金は貯まる一方。

当時購入を考えていたのがポルシェ911カレラ。

しかし経済的に購入できる環境になっても、月の半分以上を他の国で過ごす生活にクルマは不要。

当時の愛機は90ccのスクーター。

会社に行くのも当時の彼女と遊ぶ時もこのスクーターが大活躍、維持費がかからないのでさらに貯金は増えていきました。

15年前に購入したこのスクーターは今も愛用しています。

そんなKumoも添乗員を引退し、ホテルで働き始めてクルマを購入するチャンスがやってきました。

毎日家に帰る事ができる生活が始まり、クルマを購入しようと思い、なに気なく当時晴海にあった大型中古車展示場へ。

そこで出会ってしまったのが現在の愛機、180sxでした。

当時ポルシェへの興味はすっかりうせて、シルビアを探しに行った中古車展示場でしたが、そこに1台だけディスプレイされていた、ほぼノーマル状態の180SXが、スーパーカー世代のKumoの血を蘇らせました。

180sxというと、下品な走り屋仕様に改造されたものばかりなのですが、この180sxはほぼノーマル。

ただ、車高だけはローダウンされ地面に張り付くようなボディ、さりげなく存在を主張するアルミホイル。

そしてスーパーカー世代のシンボルであるリトラ!!!

その日自宅に戻ってからも忘れる事ができない。

他の中古車展示場でも180sxを見かけるのですが、どれも改造されており、オリジナリティーはあるものの、イマイチでした。

結局数日後、再び晴海の展示場に行くと、当時人気車種であったにもかかわらず、Kumoのお目当ての180sxは展示されていました。

そして試乗し、180sxの呪縛にとりつかれ契約、翌日に現金一括払いで購入しました。

生まれて初めての自分のクルマでした。

まさか10年以上も乗るとは思ってもみませんでした。

今でも車検やオートバックスとかで店員さんに、こんな状態の良い180SXはもう見つかりませんよ~とか、手放す時は絶対に連絡して下さいと言われます。

3年前にファミリーカーとして新車でセダンを購入しましたが、やはり運転する事が楽しめる180sxに比べたらゴーカートのようなもの。

そんな180sxですが、再来年の車検までには手放すつもりです。

やはり23区内で住宅ローンを抱えながら子供を育てるWワークなリーマンには、2台のクルマを維持するには限界があるようで・・・(涙)

これが現実・・・

 

 

 

子供が巣立ってもし余裕があるようであれば、再びスポーツカーのクラッチを蹴る事が出来る日が来る事を心より願います。

 

 

 

エコカーだのハイブリッドだの、最近地球にばかり気を使って、人々の生活が不便になってきたような・・・

 

 

 

運転、走る事が楽しいクルマ、最近少なくなりましたよね・・・寂し・・・