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自分の居住地域(群馬県高崎市)に能登半島地震のような脅威があるか

2024年01月29日 | 日記
2024-01-29投稿
3. 自分の居住地域(群馬県高崎市)の地震の脅威
群馬県は地震の少ない県です。震度4以上の地震発生回数(1919年1月~2022年3月)を、近隣県と比較すると、群馬県は73回、栃木県が238回、埼玉県が161回、長野県が187回、新潟県が159回と、明らかに地震発生回数は近隣県より少ないことがわかります。【群馬レジデントサポート協議会】
県内に分布する断層は
【群馬県地域防災計画 震災対策編 令和5年3月 群馬県防災会議】


高崎市に伸びる関東平野北西縁断層帯主部(深谷断層帯という)に着目して少し詳しく見ていきます。

群馬県の想定する地震規模

深谷断層によるマグニチュード8.1が発生した場合の震度

これによると高崎市は震度7の地震になるとされます。
4. 震度分布
もう少し詳しく見ていきます。地震は地質により影響が場所によって異なります。震度分布をみると強弱が島になっています。前出 【群馬県地域防災計画 震災対策編 令和5年3月 群馬県防災会議】

この赤い部分が高崎市のどの地域になるか地図と重ねたものが以下の図です。

【地図はGoogle マップを利用】
白枠部分は市内根小屋から城山方面にかけての地域と思われます。自分の居住地域は震度6弱の地域にあると読み取れました。
地震の発生確率について 【群馬県地域防災計画 震災対策編 令和5年3月 群馬県防災会議】

これによると30~100年以内の発生確率はほぼ0%です。

5. まとめ
能登半島地震のメカニズム、断層帯、群発地震、県の防災対策-地震の想定などから自分の居住地域に能登半島地震のような脅威は存在しないということが分かりました。①能登半島のような活発な断層帯が近くにない。②深谷断層の地震は向う100年以内に発生する確率はほぼ0%とされている。③県では震源の長さ82kmと想定したがまず長さ20~30Kmクラスの分割された地震が発生するのでないか、そのため地震規模・震度は小さくなると考えられる。④榛名山麓に広がる平地で国道県道アクセスが縦横複数存在する、土砂崩れが発生し影響を受けるような道路不通は考えにくい。➄たまたまですが指定避難所と隣接の公園が徒歩5分のところにある、など
群馬県内の直下型地震対策は当面は情報収集ということができます。以上は新潟地震や新潟中越地震、東日本大震災のような県外の大地震による地震発生がないことを意味しません。これから起こる東海地震、南海地震などのプレート型大地震、首都直下型地震も想定されます。倒壊の恐れのあるところは順次補強しておいた方が安心と思います。
2024-01-25 補筆
全国せん断ひずみ速度分布 【京都大学防災研究所公開講座2017年10月11日】
全国主要活断層とその周辺の最大せん断ひずみ速度の関係が示されました。下資料で群馬県高崎市深谷断層帯周辺はひずみ速度が小さいことが分かります。

ひずみ 【京都大学防災研究所公開講座2017年10月11日】










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