2019年9月23日投稿
ふる里に小さな旅をしました。泊まった岩室温泉に近い新潟市西蒲区夏井地区に、はざ木が残されています。はざ(稲架)は秋の越後西蒲原の、そして幼い頃の私達の原風景でした。今イネの乾燥は機械式に変わり、はざ木は田んぼから消えてなくなりました。私達のために残してくれている夏井地区の農家の関係者に感謝しつつ懐かしく現地を訪ねました。
写真奥の高い方が多宝山(たほうざん)、左が弥彦山(やひこやま)、ふもとに有名な弥彦神社があり、多宝山の右すそのふもとに岩室温泉があります。山の向こうは日本海です。弥彦神社と岩室温泉の関係ではユーモラスな民謡が残されています。意味は以下のようです。
「若い頃、弥彦参拝にでかけた折、岩室温泉の馴染みの彼女から寄って遊んで行けと誘われたが、奥さんが一緒にいたのでどうにも返事ができない」
はざ木 樹種
私達はたも木(たもぎ)と呼んでいました。調べると「トネリコ」という名前で、湿地を好み、弾力性に富む木質のため倒れにくいという特徴です。冬に特徴のある日本海側の風土にあう樹木と言えます。
はざ木はこの地区で数百本あるそうです。
更に興味ある方はインターネットで
新潟文化物語HOME>> 新潟・文化体験リポート>> 新潟平野の風物詩・はざかけを夏井で体験
をご覧ください。
色彩の少ない風景写真でしたので泊まったホテルの花々の写真を添えます。
これは鯛車といって盆の墓参りに引いて行ったといわれるものですが、よく覚えていません。提灯をぶらさげていったことは覚えています。
以上です。
それでは また