倉敷三昧

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【映画】ジュラシック・ワールド/炎の王国

2022-08-25 09:00:00 | アニメ・映画・TV番組

ジュラシック・ワールド/炎の王国
Jurassic World: Fallen Kingdom
2018年 128分 アメリカ

寝不足が続いている。うまく寝られないのだ。昨日は早めに風呂に入って転がったのだけど、眠気が襲ってこなかったのと、全身が痒く感じられたので、仕方なくTVの前の簡易ベッドに横たわった。YouTubeでも見ようかとFireTVを点けたのだけど、そういえばと思い出し、プライムで映画を見ようかなと。ジュラシックワールドが全面に表示されていたのを思い出したからだ。

例の事件から3年後、島では恐竜たちが自由な生活を楽しんでいた。ところがそこの火山に噴火の兆候が現れた。このままでは恐竜は全滅してしまう。どうすべきかを考える人たち。そのままにすべきという意見には「人でなし」と浴びせられる。

別の場面、水中に沈んだ恐竜の骨を回収しようとするやつがいた。ティラノやモササウルスに食い殺されながらも、どうにか骨の回収に成功する。

さて、現在は恐竜保護を目的とした団体のクレア(元運用管理者)は、島の恐竜を救出するためロックウッドを訪ね仲間とともに島に駆けつける。到着したが、島は噴火を繰り返していた。出迎えた兵士のような人にヴェロキラプトルのブルーを探すように言われ探すことになった。発見したとたん兵士は裏切り、オーウェンは麻酔弾で撃たれて倒れる。彼らの真の目的は恐竜を島から連れ出して兵器として売りさばくことだった。

ブルーは特別な恐竜だった

富豪のベンジャミンは、島から恐竜を連れ出し、人のいない島で恐竜たちだけのサンクチュアリを作るつもりだったが、秘書(財産管理人?)が金儲けのために裏切っていたのだ。捕獲された恐竜たちはベンジャミンの屋敷「ロックウッド・エステート」の地下の施設に運ばれ、兵器やコレクションとしてオークションで売られ金儲けに使われるとともに、インドラプトルと呼ばれる新しい遺伝子組み換えの恐竜に利用されようとしていた。オーウェンとクレア、ベンジャミンの孫娘メイジーらのはたらきもあり、多くの恐竜たちが逃げ出し、最後には・・・。

年とっているから顔見ただけでは確証はできなかったんだけど、最初の法廷(?)みたいなところで話しているのは第一作で出てきた数学者のマルコム博士だよね?? 全ての結論を言えば、結局「常に彼の言葉は正しかった」ってこと。この映画の監督さん、ちんけなヒューマニズムで動く人たちにこの言葉を捧げたかったからこの映画を作ったんじゃないかと思ってしまう。彼の『島の恐竜の運命は自然に委ねるべき』の言葉に「人でなし」という人たちへ贈る言葉は、『人間は恐竜と共存していかなければならない。真のジュラシック・ワールドにようこそ。』 今のコロナ禍が重なるのが不気味だ。中国の作った細菌兵器と共存しなければいけない世界を作った人間への賛歌(笑)

これからは恐竜とライオンが共存する世界になる・・。

出てくる人たちも、結局はディズニーに毒された「動物はかわいい」「人間はこいつらを守ってやらなければ」の信念で動いているのかと、嫌な気持ちになる。

日本人は道ばたの草花や虫にさえ愛と憐憫の情を感じるのが西洋人には不思議ならしい。私たちは動物を殺すのと同じように、道ばたに咲いている花を踏みにじって命を奪うこともかわいそうと思う。虫が嫌いでもだから殺せば良いとしか考えない人たちとは違う。牛を殺して肉を食べるのも、鯨を殺して食べるのも同等と考える。動物も植物も同等に扱う。西洋人は違う。この動物は知能が高いからかわいそうで殺しちゃダメ。この動物は下等で何も考えられない程度の生き物だから殺して良いと考える。鯨やイルカは殺してはいけないが、牛なら良い。牛なんて殺されて食べられるだけに繁殖させられ、太らされ、気持ちよく生きているのを殺して食べられるのに、何の罪悪感も感じない。私には、殺されるためにだけ生まれてくる牛の方に哀れみを感じる。だけど生きていくために殺めるのはしかたのないことも知っている。だから鯨も牛も同等と考える。それどころか、キャベツやレタスだって生きているのを殺して食べているわけで、それも生きるための同等の罪と考える。「動物を殺していない菜食主義者の私って素晴らしい」と言うアホではない。西洋人に「知能が高いから・・、下等なものだから・・」という考えがある限り、『だから黒人は劣等なんだ、白人は優越なんだ』という差別はなくならないと思う。いつまでも進歩しない輩だ。

日本人だって、殺さなくてすむものなら殺したくない。恐竜が生きていけるならそれに越したことはない。しかし、自分たちを恐竜のどちらかを取るなら自分たちを取るのが当然と考える。恐竜を無理矢理保護して自分たちが死んでいくなんてそれこそ「人でなし」と言うべきだ。シーシェパードの人が「鯨のためになら自分は死ねる」なんて言ってたね。もちろん口だけの偽善者だが。

日本にもいるんだよ。熊を捕獲して殺処分したら「かわいそう、なんてことするの。山に逃がしてあげれば良いのに」って言う人。

そんな人には、熊に連れて行かれて行方不明になった人たち(実際に北海道であった)が自分の子どもだったら同じことが言えるのかと問いたい。自分に関係ないから無責任なことを平気で言える人たち。現実を見ずに自分の中の平和な世界だけで生きて判断している賢い(笑)人たち。無責任でちんけなヒューマニズムに反吐が出る。

とまぁこんな汚い言葉を使いたくなるような場面がここにはあったんですよ。全ての人がそうは感じないかも知れないけどね。

いつも思うんだけど、ハリウッドの人って日本の映画・アニメを相当見ているんじゃないかな。

「クローンだって生きている」

ミューツーと同じじゃん。せめてエンドクレジットに「日本のポケモン映画、ミューツーの逆襲を参考にしました」って書いて欲しい。ライオンキングは「ジャングル大帝の完全パクりです」が適切だな。


【アニメ】継母の連れ子が元カノだった

2022-08-23 10:20:35 | アニメ・映画・TV番組

継母の連れ子が元カノだった

中学の時、綾井結女は同じ中学校の伊理戸水斗と交際をしていた。最初は仲良かったが、些細なすれ違いが重なり、卒業とともに別れた。しかしその後、水斗の父と結女の母が再婚をし、2人は伊理戸姓の義理のきょうだいとなった。2人が付き合っていたことを知らない両親の前では仲良く見せているが、昔のわだかまりが残っていていがみ合っている。

普段はこうだけど

親の前ではこんな感じ

2人は協定を結んだ。兄弟らしくないことをした方が負け。負けた方が弟(妹)になる。2人とも同じ日が誕生日だったので、どちらが姉(兄)かでもめていた。しかし、結女も水斗も心の中ではお互いを忘れられてはいなかった。同じ高校に進学してクラスも同じになった2人は、様々な人と出会っていく。かつてお互い付き合っていた川波小暮と南暁月、図書館で出会った不思議少女の東頭いさな 他。さて彼らの恋愛はどうなっていくのか・・。

このアニメの前に2人のことばを書いておこう。

一人はおばさま。私よりも少しだけ年上の人。まだ私が若かった頃、彼女はこう言った。『(あなたは)女をきれいなものと考えすぎ。』

もう一人は14才の女の子。『中学生だって(女の)心は黒いのよ。』

ホント、身も蓋もありませんなぁ。かわいらしい外見に惑わされて、男は女を可愛く優しい存在としてみたいものだ。黒い心がその中にあっても、それが分かっていても、信じたくないとか見たくない、見て見ぬふりをしたいものなのに、そこまではっきり言われてしまうともうどうしようもない。まぁそれが真実なわけですよ。

このアニメ、そのような女の一面がそこかしこに出てくる。それでも絵は可愛いし、友だちとのやりとりも笑えるし、良い息抜きであり楽しいアニメとして毎回見ている。水斗の素っ気ないを通り越した意地悪なぐらいの反応には辟易するところがあるが、結女との対比もあるのだろうし、たぶんこれから暴かれて行くであろう彼の過去の秘密に起因しているのだろうから、今はそれを受け入れておかないとと思っている。

左から、結女、水斗、南暁月、川波小暮(顔は同じw)

日常系で有りながら、それは起こらないよねと言うシーンも多い。たとえば第一話で、親が帰ってきて風呂上がりの格好のまま隠れるシーン。下のお互いの下着を部屋に持ってきてしまうシーン・・など。

ストーリーはちょっと突っ走りすぎかなとも思うけど、作画はきれいで安定しているから見ていて楽しい。絵的には、基本的に同じ顔だから髪型と髪色で区別するしかないけど、表情もちゃんと描かれているので結構満足している。後は、めずらしいことに、出てくるのが京都の風景なのがちょっと驚き。でも京都弁は全く出てこない。

京都と言えばこの話題が面白い。虚構新聞って大好きなんですよね。

京都市のランドマーク・京都タワーの夏モデル「京都タワーファン」が20日、初めて稼働し、酷暑でうだる市内に涼しい風を送り始めた。タワーファンへの変形機能は一部の人にしか知らされておらず、多くの市民が驚きをもって迎えた。※虚構新聞より リンク張ってますからどうぞ。

おまけ:はたらく魔王さま!!の新話の作画もボロボロですね。作画監督のせいじゃなく、制作会社の問題のようです、あの絵は。


【映画】平成ガメラ『ガメラ 大怪獣空中決戦』

2022-08-22 06:20:07 | アニメ・映画・TV番組

ガメラ 大怪獣空中決戦
Gamera: Guardian of the Universe
日本 1995年 95分 製作会社 大映 配給 東宝

1965年のオリジナルガメラに味をしめて平成ガメラも見てみた。私、この映画は見たことがあったはずと思っていたけど、これも見たことなかった。「(今度の(新しい))ガメラは東京ではなく福岡ドームに出現する」のようなコピーを見たような気がしている。それで『福岡ドームのガメラは見たことがある』と勘違いしていたみたいだ。

海上保安庁の巡視船がプルトニウム輸送船を護衛していた。ところが6000m以上の水深がある場所で「座礁した」と連絡が入る。それは謎の巨大な漂流している環礁で、そのうち船から離れていき事なきを得た。その謎の環礁によるものと思われる事故が多発したため、海上保険会社の調査が行われることになった。その環礁を発見して上陸調査を行ったさい、不思議な石版と大量の勾玉を発見した。同じころ、九州の五島列島・姫神島で島民が消息を絶った。最後の通信は「鳥」。恩師がその事件に巻き込まれた鳥類学者の長峰と刑事の大迫は巨大な怪鳥に遭遇する。その怪鳥に住民も恩師も食われたらしい。さらに怪鳥は3匹いること、カメラのフラッシュのような強い光が苦手なことも分かった。

政府は貴重な生物であるとして怪鳥の捕獲を計画する。福岡ドームに閉じ込めるつもりで、一匹は麻酔で眠らせ、もう一匹は集中射撃し仕留めた。ところが最後の一匹は閉まりきってない屋根の隙間から逃げてしまった。同じころ博多湾に例の環礁、ガメラが現れる。

古代の石版の碑文には「最後の希望・ガメラ、時の揺りかごに託す。災いの影・ギャオスと共に目覚めん」と書かれていた。

ギャオス(例の巨大な鳥)の遺伝子を解析した結果、雌雄同体の性質をもち、単為生殖が可能な生物であることがわかる。このまま卵が孵化すれば、爆発的な勢いでギャオスが増えることになる。最初はガメラを敵視していた政府だが、ギャオスも捕獲せず駆除する方針に変えた。東京での戦いのうち、壊れた東京タワーに巣を作ったギャオスはそこで卵を産んだ。その時、傷が癒え体力の戻ったガメラが地下から現れ、ついに最終戦闘が始まる・・。

最近のハリウッド映画のSFXとは全く違う日本伝統の怪獣映画の撮影方法。やはり怪獣映画はこうでなくっちゃと私は思う。

ガメラもゴジラも、実際にいるとしたらとか、生物としてのバランスを考えると、なんて考えて形にしたらそれはもう怪獣じゃない。友人にいわせれば『ハリウッド版のゴジラ?? あれはゴジラじゃなくてトカゲ』ということだ。特撮もやはりこうであって欲しい。ガメラが妙にピカピカでビニール人形みたいなのはちょっとアレだけどね(笑)

CGのすごいのを見たいとか、本物と見まごうばかりの特撮が見たい人はハリウッド映画を見れば良い。私が見たかったのは怪獣映画なのでこれで良いのだ。

一番印象に残っているのは、怪獣を攻撃したいのに、自衛隊が「相手が攻撃してこないとこちらからは攻撃できない」「許可がないとできない」なんて言っていること。

憲法9条が大事とか言って現実離れしたことを唱えている人や、中国や韓国のために活動している人のせいだよね。その人たちに問いたい。「ウクライナは戦争を仕掛けたために攻め込まれたのかい?」「台湾が中国にミサイルを撃ち込んだから、中国が侵攻しようとしているのかい?」「クリミアは何か悪いことをしたから併合されたのかい??」私は、自衛隊の人たちに感謝と尊敬の念を抱いてますよ。共産党って、いつもアメリカのことを悪く言っているのに、アメリカが作った憲法9条だけは大切と言っているのはどうしてなんだろう。アレのおかげで中国は好き勝手できるし、韓国に恩恵があるもんね。バックがどうなっているか見え見えなんですよ(笑)まぁ共産党崇拝者って宗教みたいなもんだからね。日本の国会議員は日本のために働いて欲しい。日本人が日本のために働いているのは目に見えるけど、国籍が日本という人が日本のために働いているとは思えないんだよね。母国のために工作しているとしか見えない。

さて、ガメラ、最後は伝統通り海に帰っていく。これも形式美だな。

そのラストシーン、「ギャオスが太古の昔、仮に渡りを行っていたとしたら世界中にギャオスの卵があってもおかしくない」「次もガメラが現れてくれるとは限らないから」と話すが、「ガメラはきっと来る」という終わり方をする。人間がまた力を合わせて困難に立ち向かう決意+その困難には必ず希望がある、を表すととともに次回作への布石。この辺は宇宙戦艦大和を彷彿とさせる。

話は変わるが、友人知り合いの福井君は「ギャオスの原型デザインは、友人が応募したのが採用されたもの」と言っていたが本当なのだろうか。思い出したくない人まで思い出してしまった。


【映画】大怪獣ガメラ ※追記しました

2022-08-21 17:36:00 | アニメ・映画・TV番組

大怪獣ガメラ
Gammera the Invincible
大映 日本 1965年 78分

元々ケーブルTVと契約していた。TVとネットと両方だったのだけど、値段がそんなに高いとは思わなかった。サービスで、TV番組表というか、冊子を毎月送ってくれていた。これが便利で、特に特番を見逃さずに済んだのには役に立っていた。今は家族が「高すぎる」と言うのでやめてしまったのだけど、番組冊子はいまだに見ることができるから時々見ている。その中に、サンダーバード HD 完全版 を全話放送すると言うのを見つけ、以前撮った円盤を探した。信じられないだろうが、以前有料TVで全話を無料放送してくれたのだ。それを全て録画して円盤化して私は持っている。それを探しているときにこれを見つけた。懐かしくて見てみたのだけど、私はこれを見た覚えがない。私が見た昭和のガメラはたぶんこれから数年後のものだろう。

日本の日高教授たちが「ちどり丸」で北極のエスキモー集落を訪れるところから始まる。アトランティス大陸にいたという謎の亀の調査をしに行ったのだけど、その時、上空を飛行する戦闘機を目撃する。アメリカ軍がスクランブルをかけ追跡し、撃墜する。ところがその機は核爆弾を搭載していて、撃墜による爆発での熱で氷の中で眠り続けていたアトランティスの伝説の怪獣ガメラが目を覚ました。ちどり丸は沈没し、調査をしていた3人だけが生き残った。その後、世界各地で未確認飛行物体が目撃されるようになった。

ガメラは唐突に襟裳岬に上陸する。灯台を壊し人々は大混乱に陥るのだが、なぜか亀好きの子ども(俊夫)を助けた。熱源がエネルギーになるらしく、次には地熱発電所に出現したが、自衛隊の冷凍爆弾作戦によりひっくり返ってしまう。後は餓死するだけと思われたが、ガメラは手足を引っ込め、ジェット噴射を出して回転しながら飛び去っていく。

東京に出現したガメラは都市を破壊し、コンビナートで石油エネルギーを吸収していく。人類はついに最終手段としてZプランを使うことにした。ガメラを伊豆大島に誘導してこの作戦を決行する。力を合わせて伊豆大島にガメラを導いたのだが・・・。

モノクロだった。だから見たことない映画と分かった。私が見た映画は「総天然色(笑)」だったからね。モノクロ映画ってこんなにキレイなのかと改めて思った。

いつも思うんだけど、どうして子どもを出さないといけないのかなぁ。怪獣映画=お子様用 と言うためなのか。この映画は比較的大人向きだけどね。

Wikiで調べると、

「ガメラ」の名付け親は大映社長の永田雅一で、「むこうがゴジラなら(ゴジラは東宝)、こっちはガメラや!」と独断で命名した。永田は「ガメラは哀愁がないといけない」、「子供たちが観て『怪獣がかわいそうだ』とか哀愁を感じないといけない、子供たちの共感を得ないとヒットしない」と主張していたといい、永田のこの意見にはプロデューサーの斉藤も感心したという。永田はまた斉藤を社長室に呼びつけて「ガメラを泣かせろ」と指示してきたため、斉藤は現場と板挟みになって大変だったと語っている。

とのことなので、そのせいだったのかなと思う。

最後のシーンなんだけど、日本の怪獣映画ではゴジラもモスラも生きたまま海に帰っていくのが定番。殺して全てを終わりにするのは日本人的な感情には合わないのかな。

この映画でもZプランで大団円が日本人的ラストシーンなのか。当時の人はこれで満足したのだろうか。少し気になる。

追記:当時の作品、ガメラもゴジラも核への警鐘というか、主張をしっかりと含んでいる。巨大で凶暴な生き物が暴れたのをみんなで退治して終わりなんて単純な話でないところに気骨を感じる。これ以降の子ども向け怪獣映画とは一線を画すよね。さすがだ。


はたらく魔王さま!!(第2期) 第5話を見て

2022-08-17 21:15:03 | アニメ・映画・TV番組

1期はとっても好きな作品だった。と言ってもリアルタイムで見ていたわけではないので、9年も前の作品と言われてもピンとこない。自分にとっては「少し前の作品」ぐらいのイメージだ。確かに、魔王とか勇者なんてものがこの世に現れるわけだから日常系とは言い切れないけど、魔力で云々以外は日常ドタバタ系で、登場人物も心根が優しくキャラも魅力的で私のストライクゾーンだった。人気もあったようで、続編が待ち望まれた作品でもあった。ウィキによると、原作者も声優陣も念願叶ったことで『驚きと嬉しさでよくわからない感じになった。』らしい。第1期の終了後も仲良く交流を続けていたなんて話を聞くと、こっちもうれしくなって、本当に2期ができて良かったと感じている。

気持ちがよく分かる

1期からのあらすじを書くと、勇者に破れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやってきた魔王サタンが、生きるためにマグロナルドでバイトとしてはたらきながら色々な人(かつての敵を含めて)と交流していく話だ。登場人物は、真奥貞夫(まおう さだお)※元はサタン・ジャコブ、遊佐恵美(ゆさ えみ)※元は勇者エミリア・ユスティーナ、マグロナルドのバイト仲間の佐々木千穂(ささき ちほ)高校2年生の16歳、魔王の部下で同居主夫の芦屋四郎(あしや しろう) ※元はアルシエル、居候の引きこもり漆原半蔵(うるしはら はんぞう)元はルシフェル、エンテ・イスラの高位聖職者クレスティア・ベルこと鎌月鈴乃(かまづき すずの)・・他 

2期からは幼児のアラス・ラムスが登場し、真奥をパパ、遊佐をママと呼んで大騒動。ぐっと引き込まれる内容で、次回が待ち遠しい希有な作品だと思っている。

しかし私には少し不安なことがあった。

開始前からネット上で、制作会社が変わって(一期の制作会社は「WHITE FOX」二期の制作会社は「Studio 3HZ」)キャラデザインも変わり「作画崩壊がすごいんじゃない?」なんて予想が散見された。おっかなびっくり第一話を見たのだけど、私はそんなに違和感はなかったし、作画崩壊なんてみじんも感じなかった。新ストーリーが楽しめる喜びの方が大きかったからかも知れないが。

しかし、第5話はイカン。

第5話『魔王、家も仕事も失い途方に暮れる』
ここの作画は良いのだけれども・・。

海の家に行ってからの遊佐もアラス・ラムスも、素人がお絵かきしたの?と言うぐらいひどい。表情もなく、お面のような顔だ。ポケットモンスター サン&ムーンを初めて見た時、呆然としてTVのスイッチを切った以来の衝撃的な作画。これ、このまま円盤にするの? この絵にお金を払うのは相当奇特な人でしょう。炎上・返品ものだわな。

なぜ?と思ってウィキを見てみると、毎回作画監督が違うようで、第5話は「Han Eunmi Hong Insu Choi Jong Gi」と標記されている。

Wikiより

この人たち日本人ではないよね。だから悪いとは言わないけど、雇うお金がなくて素人にやらせたの??と言うぐらいひどい作画。これ、このアニメに対する冒涜だと思う。本当にこの方たちの実力ってこの程度なんでしょうか。それとも時間や予算がなくてこうなったのでしょうか。また今度作画監督になるなら実力を発揮して欲しい。このままじゃゴミだよ。ひどすぎ。

ここまでではないけど、イメージとしてはこんな感じ
素人のイラスト??

プロのものじゃないなら、楽しいイラストだから私的には好み。でもプロとしては・・ね。