家族に中国武漢ウイルスが侵入しました。本当に迷惑な国です。陽性者が2人出たので、私も明日は出勤停止です。私はまだ発病してませんが時間の問題かも。チビーズは若いからか、熱がある割には元気です。食欲もありますから軽症で済むのではと思います。私が発病したらどうかな。歳と基礎疾患で危ないのかも。
と言うことで、これからは余り更新できないかも知れないので、元気な今のうちに書けること書いておきます。
その着せ替え人形は恋をする 第8話
「逆光、オススメです」
始まりは以前のファミレス。五条たちとジュジュ姉妹。海夢と妹の心寿とのカメラ談義。私は写真をずっと撮っているのでカメラの知識もありますが、スマホしか使ったことのない人はこの程度の知識なのかなって、むしろびっくりするぐらい。五条がネットで一眼レフを調べていたけど、ライカなんて見たらそりゃ値段にびっくりするでしょう。普通ネットで検索したらニコンやキヤノン、SONY(旧ミノルタ)あたりのリーズナブルな値段のものが出てくると思うんだけどなぁ。
このあたりから各個人の過去とか今に至るきっかけが垣間見られます。日本のアニメ特有の「しゃべらない無言の間」が心情を表していて、話に一層の深みを与えてくれる。海夢が心寿に「コスプレしないの?」と問いかけたときの心寿の表情が全てを物語っていて、作画の素晴らしさを感じさせるシーンでした。
その後ロケハンで廃病院を訪れたときの海夢と心寿の会話、そこで語られたジュジュの過去とコスプレのきっかけ。自分の過去とおじいちゃんとの会話にそれを重ね合わせて涙する五条。
全てが作画と間、表情と声に心が表現されていて、日本のアニメの質の高さを感じさせてくれます。これ、神シーンだよね。
女子校ストレートのジュジュが五条に手を握られて、その免疫のなさから失神するシーンも最高。私の知り合いにも女子校しか経験がなく大学に入学した子がいるのだけど、本当に「男の人とどう話していいか解らない」と真顔で言ってましたから、これも頷けるってものだ。それに全く気づいてない五条もホントに朴念仁だけど。
後半はテスト後に2人で海に行くシーン。
五条は海に誘われても、カメラ撮影の練習なんだなぐらいに感じていたが、海夢は「テストも終わったし、7月だし、海に(遊びに)こなくちゃ」といつもながらの行動力。このすれ違いに呆然とする五条が面白い。
ふたりでの海のシーン
五条の過去の話を聞いて、私が色々なところに誘うから行こうと言う海夢。五条は、友人もないひとりぼっちの自分を誘ってもらえることに感謝の気持ちだけど、海夢は「ふたりで」に自分の思いを込める。それが解らない五条。今まで友人もなく、恋も知らず、もちろん付き合ったこともない故なのか。
心寿に逆光での撮影がキレイと言われたのを思い出し、1人海にたたずむ五条を撮影して赤くなる海夢。
多くの人から声をかけられ、自分自身も、周囲の取り巻き連中も、多くの恋愛経験・付き合った経験(本気かどうかは別にして)があるだろう海夢。でも今は1人の恋する乙女。気恥ずかしさや切なさ、もどかしさや気の弱さなど、全てが入り交じった表情が素晴らしい。はじめの頃の海夢と今の海夢の表情を並べてみてみたいぐらいだ。
これからこの2人はどうなっていくのだろう。こんなに楽しみなアニメはそうはないだろう。高木さんはまだまだ子どもの恋愛だけど、海夢たちはもっと大人での純粋な好きの感情。さらに歳を重ねると打算の入った恋愛になっていくけど、今の2人のピュアな恋愛が、見ていて胸が痛くなる良さがある。
いいね、若いって言うのは。