ガメラ 大怪獣空中決戦
Gamera: Guardian of the Universe
日本 1995年 95分 製作会社 大映 配給 東宝
1965年のオリジナルガメラに味をしめて平成ガメラも見てみた。私、この映画は見たことがあったはずと思っていたけど、これも見たことなかった。「(今度の(新しい))ガメラは東京ではなく福岡ドームに出現する」のようなコピーを見たような気がしている。それで『福岡ドームのガメラは見たことがある』と勘違いしていたみたいだ。
海上保安庁の巡視船がプルトニウム輸送船を護衛していた。ところが6000m以上の水深がある場所で「座礁した」と連絡が入る。それは謎の巨大な漂流している環礁で、そのうち船から離れていき事なきを得た。その謎の環礁によるものと思われる事故が多発したため、海上保険会社の調査が行われることになった。その環礁を発見して上陸調査を行ったさい、不思議な石版と大量の勾玉を発見した。同じころ、九州の五島列島・姫神島で島民が消息を絶った。最後の通信は「鳥」。恩師がその事件に巻き込まれた鳥類学者の長峰と刑事の大迫は巨大な怪鳥に遭遇する。その怪鳥に住民も恩師も食われたらしい。さらに怪鳥は3匹いること、カメラのフラッシュのような強い光が苦手なことも分かった。
政府は貴重な生物であるとして怪鳥の捕獲を計画する。福岡ドームに閉じ込めるつもりで、一匹は麻酔で眠らせ、もう一匹は集中射撃し仕留めた。ところが最後の一匹は閉まりきってない屋根の隙間から逃げてしまった。同じころ博多湾に例の環礁、ガメラが現れる。
古代の石版の碑文には「最後の希望・ガメラ、時の揺りかごに託す。災いの影・ギャオスと共に目覚めん」と書かれていた。
ギャオス(例の巨大な鳥)の遺伝子を解析した結果、雌雄同体の性質をもち、単為生殖が可能な生物であることがわかる。このまま卵が孵化すれば、爆発的な勢いでギャオスが増えることになる。最初はガメラを敵視していた政府だが、ギャオスも捕獲せず駆除する方針に変えた。東京での戦いのうち、壊れた東京タワーに巣を作ったギャオスはそこで卵を産んだ。その時、傷が癒え体力の戻ったガメラが地下から現れ、ついに最終戦闘が始まる・・。
最近のハリウッド映画のSFXとは全く違う日本伝統の怪獣映画の撮影方法。やはり怪獣映画はこうでなくっちゃと私は思う。
ガメラもゴジラも、実際にいるとしたらとか、生物としてのバランスを考えると、なんて考えて形にしたらそれはもう怪獣じゃない。友人にいわせれば『ハリウッド版のゴジラ?? あれはゴジラじゃなくてトカゲ』ということだ。特撮もやはりこうであって欲しい。ガメラが妙にピカピカでビニール人形みたいなのはちょっとアレだけどね(笑)
CGのすごいのを見たいとか、本物と見まごうばかりの特撮が見たい人はハリウッド映画を見れば良い。私が見たかったのは怪獣映画なのでこれで良いのだ。
一番印象に残っているのは、怪獣を攻撃したいのに、自衛隊が「相手が攻撃してこないとこちらからは攻撃できない」「許可がないとできない」なんて言っていること。
憲法9条が大事とか言って現実離れしたことを唱えている人や、中国や韓国のために活動している人のせいだよね。その人たちに問いたい。「ウクライナは戦争を仕掛けたために攻め込まれたのかい?」「台湾が中国にミサイルを撃ち込んだから、中国が侵攻しようとしているのかい?」「クリミアは何か悪いことをしたから併合されたのかい??」私は、自衛隊の人たちに感謝と尊敬の念を抱いてますよ。共産党って、いつもアメリカのことを悪く言っているのに、アメリカが作った憲法9条だけは大切と言っているのはどうしてなんだろう。アレのおかげで中国は好き勝手できるし、韓国に恩恵があるもんね。バックがどうなっているか見え見えなんですよ(笑)まぁ共産党崇拝者って宗教みたいなもんだからね。日本の国会議員は日本のために働いて欲しい。日本人が日本のために働いているのは目に見えるけど、国籍が日本という人が日本のために働いているとは思えないんだよね。母国のために工作しているとしか見えない。
さて、ガメラ、最後は伝統通り海に帰っていく。これも形式美だな。
そのラストシーン、「ギャオスが太古の昔、仮に渡りを行っていたとしたら世界中にギャオスの卵があってもおかしくない」「次もガメラが現れてくれるとは限らないから」と話すが、「ガメラはきっと来る」という終わり方をする。人間がまた力を合わせて困難に立ち向かう決意+その困難には必ず希望がある、を表すととともに次回作への布石。この辺は宇宙戦艦大和を彷彿とさせる。
話は変わるが、友人知り合いの福井君は「ギャオスの原型デザインは、友人が応募したのが採用されたもの」と言っていたが本当なのだろうか。思い出したくない人まで思い出してしまった。
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