The Shamen / Axis Mutatis
Destination Eschaton
Transamazonia
Conquistador
MK2A (Dedicated to Nation of Hawaii)
Neptune
Prince of Popocatapetl
Heal (The Separation)
Persephone's Quest
Moment
Axis Mundi
-Tellos - Xibalba - Nemeton - Eternal Return
Eschaton Omega (Deep Melodic Techno Mix)
Agua Azul
S2 Translation
Arbor Bona Arbor Mala
Asymptotic Eschaton
Sefirotic Axis
Entraterrestrial
Demeter
Beneath the Underworld
Xochipili's Return
Rio Negro
Above the Otherworld
A Moment in Dub
Pizarro in Paradise
West of the Underworld
Anticipation Eschaton(Be Ready for the Storm)
Out in the Styx
Axis MutatisとArbor Bona Arbor Malaの
2枚の構成になっています
Axis Mutatisが表
Arbor Bona Arbor Malaが裏のアルバム
表裏で一つのコンセプト
大作です
Boss Drumで商業的に大きな成功と
高い知名度を得たシェイメンが向かった方向は
より複雑で深いサウンドでした
シンプルなリフのループを軸に構成されていた
今までの流れから
一歩どころか相当深く複雑にしつつも
プログレの要素を含んでも
POPな仕上がり
作り込まれながらも
どこか大雑把で大技の多いパーティチューンを
メインにしていた今までの曲調から
一気にクオリティを上げ
音の節々から自信がみなぎるサウンドに
変貌しました
POPな仕上がりではありますが
音の選びやエフェクトのかけ方等
シェイメンという自己表現の塊
当初、一枚の物(日本盤)を購入したのですが
いつの間にか2枚組のVer.が出ていました
当時、少しだけ時間のGAPがあっての購入でした
多分、日本では2枚組のVer.は
発売されていないと思いますので
仕方がないですかね
私自身 当時このアルバムを聴いた時の
衝動は大きく
今聴いても
これ以上高いクオリティとコンセプトを持つ
ダンスミュージックのアルバムを
私は数枚しか知りません
(それ程詳しい訳ではありませんが…)
ただし
それは結果的にリスナーが取り残されたような
そんな状態とも感じます
ダンスミュージックは
踊りやすい曲
乗りやすい曲を求められ
レーベル側もそれを求めていたのではないか
と感じます
複雑に入り組んだものではなく
シンプルで何も考えずに
誰でも気持ちよく踊れて楽しめる曲
だって、ダンスミュージックなのですから…
シェイメンというグループが
何を求められているのか
シェイメンという音の表現が深くなればなるほど
ダンスミュージックとしての需要から
遠くなっていくという葛藤が生まれたのでは
ないでしょうか
このアルバムは商業的にBoss Drum程の成功を
得ることは出来なかったようです
アーティストとリスナー
アーティストとレーベル
自己表現と周りからの事前期待の方向性のズレ
シェイメンは
これ以降、表現されるサウンドに
揺らぎが生じてくることになります
私は何度も何度もこのアルバムを聴きました
凄く好きなアルバムです
それは踊るためなのか
聴くためなのか
それとも創るためなのか…
▼日本盤
◆シェイメンまとめ
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〜良い経験をしました〜
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