kurogenkokuです。
311冊目は
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仕事をしたつもり
海老原 嗣生 著 星海社新書
非常に興味深いタイトルだったので購入してみました。
常識と思われる部分に疑いの目を持って切り込んでおり、この手の本としては新鮮です。内容についても理解し易くあっという間に読了できます。
いろいろな事例が取り上げられていますが、結局のところ自分にとって仕事とは何か、その目的をしっかり理解していないと「したつもり」で終わってしまうということなのでしょう。
『第5章 「お客様は神様です」とへりくだって、それで仕事をしたつもり?』については、「本当かよ?」と異を唱える方も多いと思いますが、過剰サービスが本当に良いのかという著者独特の考え方には個人的に共感する部分もありました。
ちょっと余談になりますが、kurogenkokuにとって仕事は、お客様(会員企業)にとって付加価値を生んでいるかどうかでしか判断していません。もちろん直接的にお客様にとって付加価値を生んでいない仕事もありますが、そういう仕事は時間を最小化すべきではないでしょうか。
【目次】
第1章 何十枚も資料を作って、それで仕事をしたつもり?
―「量の神話」を突き崩せ
第2章 流行のビジネスモデルを学んで、それで仕事をしたつもり?
―中身より形にこだわる「ハコモノ志向」
第3章 みんなで一緒に考えて、それで仕事をしたつもり?
―大義が引き起こす「本末転倒」
第4章 業界トップの真似をして、それで仕事をしたつもり?
―過去の自分までもが加担する「横並び意識」
第5章 「お客様は神様です」とへりくだって、それで仕事をしたつもり?
―商売の原則を無視した「過剰サービス」
第6章 新しいことにチャレンジしないで、それで仕事をしたつもり?
―「安全策」や「奇策」に逃げるな
終 章 「仕事をしたつもり」からの抜け出し方
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