kurogenkokuです。
310冊目は
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10年後に食える仕事 食えない仕事
渡邉 正裕 著 東洋経済新聞社
まずタイトルについて。本書では「グローバル化の進展」を大前提に分類していることを付け加えておきます。その上で仕事を4つのマップ(知識集約度&日本人の特性を活かせるかの2軸で構成)に分類し、それぞれに解説を加えていくという構成になっています。
【職業マップ】
1.重力の世界
海外にアウトソーシングされ、グローバルの最低給与賃金に落ちていく職業
2.無国籍ジャングル
世界70億との仁義無き戦い。超成果主義でできる人のみ勝てる職業
3.ジャパンプレミアム
日本人の気質「サービス精神、職人、チームワーク」と日本人という信頼感を売りとする職業
4.グローカル
日本特有の高度な専門(国独自の規則)、高度な日本語を活かした職種
4つの類型についてその定義も含め個性的で興味をそそられましたが、結局のところは、日本人の持つ強みを活かした仕事、外国人が能力を発揮するのが難しい仕事を目指せと言っているにすぎず根拠も乏しいため、異を唱える方が多いかもしれません。
例えば「4.グローカル」に位置づけられた仕事は「知識集約的かつ日本人のメリットが活かせる」という点で優れている(?)とされていますが、単純に士業を持っているから大丈夫というわけにはいかないと思います。
好き嫌いが分かれる本だと思います。
【目次】
はじめに─正しい航海図を持とう
1章:いま、何が起きつつあるのか
2章:「日本人メリット」で食える仕事の条件
3章:各エリアの職業とその特徴
4章:判定チャート─10年後、あなたの仕事はどうなるのか?
5章:10年後の生き残りかた
6章:10年後の「日本人の雇用」
おわりに─「頼れるのは自分だけ」の社会で
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