【雇用管理】
雇用管理とは、「採用」「配置・異動」「退職」と人事労務管理におけるライフサイクル上のマネジメントを行うことです。
以降、「採用」「配置・異動」「退職」について順を追ってまとめていきます。
(採用管理)
採用管理とは、要員計画などの採用計画に基づいて従業員を雇い入れることです。
日本では終身雇用が前提になっているため新卒採用が中心でしたが、最近では中途採用やインターンシップ制度など採用活動の多様化が見られます。
(配置・異動管理)
①人事異動の目的
・人事のマンネリ化の防止
・昇進、昇格または降格などのための手段
・多角化や事業再構築など経営戦略上の必要性
・従業員の能力開発の機会
・従業員の保有能力の有効活用
②人事異動の種類
a.タテ異動
昇進、昇格など
b.ヨコ異動
配置転換、出向、転籍など
③配置転換のための諸制度
a.職種別採用
採用区分を予め分けておき、採用時にその職種を決定してしまうことです。
b.ジョブローテーション
職務を定期的かつ計画的に変えることで、経験を積ませ従業員の育成を図ります。
これについては「part20」でも取り上げています。
c.キャリア開発(CDP)
社員の希望に沿ったキャリアを選択させ、効率的な人材育成を行います。
企業は人材に期待するスキルを明確にし、育成のためのプログラムを用意しておく必要があります。
d.社内公募制度
特定のプロジェクト・事業のための要員確保が必要な場合、社内で自由公募を実施し、通常本人は上司を経由しないで応募することができる制度です。
e.自己申告制度
前回も登場しましたが、労働者各人の能力開発・人事異動等に関する希望を会社に申告させる制度です。
(職能資格制度)
職能資格制度とは、職務遂行能力の内容から職能資格基準を明確にし、この基準に基づいて処遇を行うシステムのことです。
①職務調査
企業内の職務を調査し、職務遂行のために必要な能力を明確化します。
②職能資格定義表
資格等級により、仕事の難易度、管理・監督職の仕事内容などを定義表にまとめます。
なおこの職能資格制度は人事ポリシーの「能力主義」のところと大きく関係してきます。
「能力主義人事ポリシー」については下記で取り上げていますので、あわせてご覧ください。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/355.html
(退職管理)
退職については労働法規とあわせて出題される可能性が高いので下記を参照してください。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/392.html
次回は「能力開発」について整理します。
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