SMASH後楽園大会を観た
こうしてSMASH興行を最初から最後までじっくりと観たことはなかったのですが、今回はメインのカードに大きな思いがあって、観ました
SMASHの興行は、開演から閉演まで、なんだかお洒落な雰囲気を感じました
リングアナが女性ということも理由のひとつかもしれません
従来の汗臭いだけのプロレスだけでなく、どこか上品な感覚
不思議でした
メインに至るまでの試合もおもしろく、やっと出来上がったベルトを強奪されたりだとか、あの朱里選手がハードコアマッチに挑戦
朱里お手製の有刺鉄線ボードまで持ち込んでて、今までの可愛らしいイメージとはまた違った一面を見せてくれました
アイスリボン提供マッチも可愛らしくてよかったし
矢郷選手の怪しい試合も面白かった
でも、メインはこれなんです
大原はじめ
KUSHIDA
KUSHIDA選手の新日本プロレスへの移籍を受けて、最後の試合にとこのカードをTAJIRI選手が決定したのだが、当のKUSHIDA選手は
「大原には関心がない
」
とか言って
「もし大原に勝ったら、その場でもう一試合、TAJIRIさんとさせてもらえませんか
」
と強引に持ち込んでいた
それを聞いて、大原選手はおもしろくない
大原選手にも彼なりの熱い思いがあってSMASHに参戦し続けている
ただ、いつもその行く先にはKUSHIDA選手がいた
【邪魔な存在】
そう言ってしまえば簡単だが、もっと奥深いものがあったに違いない……
ハッスルという舞台から、実力を凌ぎあっていたのだから……
いつかはこのカードも決定されるだろうと思っていたが、まさかKUSHIDA選手が新日本プロレスへ移籍するとは思ってなかった
この日、KUSHIDA選手を迎えに行くために、来場していた棚橋弘至選手
観客席に座り、この試合を観戦していた
試合はお互いの力をぶつけ合ったとしか形容できない
大原選手は自分の持てる技を駆使し、耐え抜き、また、KUSHIDA選手は師匠TAJIRI選手やこれからお世話になるであろう棚橋弘至選手の技を出して応戦
KUSHIDA選手が大原選手を追い詰め、タップを迫るが、大原選手は見事に耐え抜いた
結果は、大原はじめ選手の勝利
いつもクールな彼が、己の感情を出して勝利を噛みしめていたのが印象的だった
だが、これからなのだ
やっとこれから、大原選手の時間が動き始める
それが楽しみで仕方ない
メキシコから凱旋してきた当時の大原選手は、高慢な態度が鼻に付く、ホントに嫌な奴でしたけども(笑)
今は夢に向かって突き進む、すごく格好良く見える
そしてKUSHIDA選手は、最後にSMASHのマットでマイクを持ち、コメントを述べた後
「行ってきます
」
と締めくくった
そして、それまで黙っていたTAJIRI選手が退場していく棚橋選手へ
「よろしくお願いします
」
とKUSHIDA選手を気遣った
KUSHIDA選手の、長いお辞儀
それを見るTAJIRI選手
長く育ててきた愛弟子が嫁いでいくのは、寂しいし切ないだろう。
けれど、それはTAJIRI選手が動いたからこそ実現したことであって、それは、KUSHIDA選手にとって大きなきっかけであり、飛躍のチャンスなのだ
バックステージで、TAJIRI選手は
「震災で日程が延びましたけど、実は裏では本当に大変で。 でも、やってよかったと思います」
と、今回初となる後楽園ホール大会に対しての統括をした
SMASHファンにとっては、KUSHIDA選手というエースが居なくなったことで、物足りなさを覚える人もいるかもしれない。
だけど、これも1つの転換期であり、きっと通るべき道だったのかもしれない。
SMASH名古屋大会
このストーリーの流れとは違った内容のようだけど、SMASHというものに肌を触れてみようと思う
見たことの無い団体を観ること
オイラの今年の目標でもある
楽しんでこよーっと
よかったら、ポン☆してくださいな
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