平成28年7月31日(日) 晴れ
【行程】
葉山市民荘(8:40) → お花畑(11:00) → 大僧森(12:10) →(昼食) → 山頂(13:20) → 葉山市民荘(16:10)
「マイクル、そろそろ忙しいの終わったべ。山行ぐべ、山」
先輩のKさんが声をかけてきました。
クマが幅を効かせ、連日地元新聞に目撃情報と称しその名を馳せて一気にメジャー昇格を狙っているのではないかと思われる昨今、山を控えていたのですが仲間がいれば勇気100%です。
ノコノコと一人でノーテンキに山に出掛け、食肉に例えるならビール牛のような飼育をされて分厚い背脂チャッチャと立派なフォアグラを持つおらは、美味しく食べられてしまう可能性は否定できません。
「是非、行きましょう!」
一発で返事しました。
「葉山って行った事ある?俺行ったことないんだ。」
Kさんが訪ねてきます。
「何ですって?」
葉山はおらの中では結構キツい部類の山で、何の足慣らしもなく行く自信がありません。
「いぎなりはキツイっす!月山とかどうですか?」
山を逸らしましたが、
「葉山だず!時間どれくらいかかるんだ?」
通用しませんでした。残念
。
以前一人で登った時の記録を見ると、3時間15分で山頂神社に着いています。その時はガボガボの長靴で歩いてかなりヤラれた時です。時間を伝えるとよし行ぐべ!となりました。
8時30分葉山市民荘駐車場に到着、他に車がいません。確かKさんの情報では山頂神社では本日御開帳だそうですが、そんなに賑わないのでしょうか?
遅れてもう一台車が入ってきて、挨拶をすると「山頂神社までですか?」と聞かれたので、内心は途中でヘバって引き返すつもりをしていましたが、「はい」と威勢よく答えてしまいました。ブログで見たことがあるような方々でした。
8時40分、葉山市民荘を出発。熊に注意ですが、管理人さんはこのへんのは聞きわけがいいから大丈夫だと言っていました(ドンナダヨー)。水を3.5L入れてザックが重いため、今回は始めからストック使用です。


しばらく畑の間の道路を歩き、9時5分登山口に入ります。地獄の一丁目。


管理人さんも言っていましたが道の上部が刈払いされていないのでくぐる様に歩きます。ぬかるむ道を屈みながら歩くのですが延々と続くので早速息が切れてきます。まずは一人単独の男性に道を譲りました。続いて間もなく、駐車場でご一緒した夫婦らしき男女にも道を譲りました。
Kさんはスタスタ進みますがおらのスローペースに引き戻され、登りの時間が長く感じます。というか実際やんばいなスローペースです。またまた単独男性に道を譲りました。本日こちらから山に入っている中では常にドンケツのようです。




途中緩やかな部分はあるものの、登り続けるこの道を休み休みしながらあるきます。稜線のお花畑に乗り上げたのは11時でした。すでに地獄の8丁目あたりでしょうか?

これから幾つかの登り下りが待っています。前回は一番手前の小僧森がロープがあったり、脚の長さの関係で岩を登り降りするのが怖かったりしたのですが、再び挑戦となります。ここでもう一人、後ろから来た方に道を譲りました。
では、参ります。




後ろを振り返る。

小僧森から一旦下りて大僧森に登り返す途中で悟りました。
「もう、ムリ!」
3歩登るだけで息が切れます。下りはまだ行けそうですが登りの力がもう入りません。これはバテたに違いありません。すでに地獄の10丁目です。

とりあえず景色のいい日蔭の所で昼食にする事にしました。
今季初の山ラー。

何という事か?神聖なこの山ラーが美味しく感じません
。妻に持たされたきゅうり漬けも美味しく感じません
。
山ラーの神様ゴメンなさい。こんな状態で山でラーメンを調理してしまって
。
TOPVALUの方ゴメンなさい。せっかく真心込めて製造してくれたラーメンを美味しく感じられなくて
。
そして後日、山ラーの神様の罰がおらに与えられることになりました・・・・。
45分程休むと、少し回復してきたのが分かりました。ここで道を譲った先行者第1号の方が戻ってきました。御開帳は閉じるところだったが間に合ったと。まもなく3番目に道を譲った先行者第3号の方も戻ってきて、御開帳は閉じた後だったと申しておりました。でも月山は見えたの事。とりあえず月山を見るため、ここから大ツボ石か山頂まで行ってみる事にします。
自分はザックとストックをデポしてウエストバックだけの身軽な格好で出掛けました。


大ツボ石から月山が見えた。

山頂~神社までの稜線


ここで、写真機のメモリー残量がなくなってしまいました。そして先行者その4の方が戻ってきました。
なんとか、なんとか、山頂到着。山頂の帰りに先行者その2の方々に再度道を譲りました。これで後ろには誰もいないはずです。最初に入って最後に出る、先入れ後出しですね。



さて、あとは帰るばかりです。途中でザックを拾い背負いますが、水が少なくなって軽いので結構歩きやすいです。
お花畑から振り返る。

そして、本当にこんなに登ったのか?と思うほど長い長い下りをイヤになりながらバテながら下り続けました。


15時50分、登山口に到着。Kさんも下りの長さに参ったようです。隣から
「あど2度ど来ねくていいはね」
とKさんがおらにつぶやきます。
「イエスマンのおらに同意を求めないでください。」
と心の中で思いながら、
「またー、そのうちまた行こうって言うんじゃないっすか?」
と軽く切り返し、最後の水を飲み干しました。
その後畑の中の砂利道を歩き16時10分、駐車場着。朝駐車場で一緒になった方達が、ここで挨拶して出ていきました。おらは長命水をこれでもか!というくらいガブ飲みしていました。
市民荘の管理人さんが、傘を落としていないか?と折りたたみ傘を持ってきました。先行者が落ちていたのを拾って届けてくれたそうです。おらのザックの脇にさしている傘だったので礼を言って受け取りました。本当に落としたのか、デポしたザックを見て滑落の可能性ありと見た方が確認の意味でもってきて下さったのか、ちょっと迷惑をかけて申し訳ない気持ちです。
そして2日後、急激な筋肉痛と風邪症状で、ダウンです。3日目の今日は夏休みをもらってラーメンショップのネギミソチャーシュー1,000円をニンニクたっぷり追加で頂いてきました。


あー山ラーの神様のたたりよ~!お気を鎮め我を救い給え~!

【行程】
葉山市民荘(8:40) → お花畑(11:00) → 大僧森(12:10) →(昼食) → 山頂(13:20) → 葉山市民荘(16:10)
「マイクル、そろそろ忙しいの終わったべ。山行ぐべ、山」
先輩のKさんが声をかけてきました。
クマが幅を効かせ、連日地元新聞に目撃情報と称しその名を馳せて一気にメジャー昇格を狙っているのではないかと思われる昨今、山を控えていたのですが仲間がいれば勇気100%です。
ノコノコと一人でノーテンキに山に出掛け、食肉に例えるならビール牛のような飼育をされて分厚い背脂チャッチャと立派なフォアグラを持つおらは、美味しく食べられてしまう可能性は否定できません。
「是非、行きましょう!」
一発で返事しました。
「葉山って行った事ある?俺行ったことないんだ。」
Kさんが訪ねてきます。
「何ですって?」
葉山はおらの中では結構キツい部類の山で、何の足慣らしもなく行く自信がありません。
「いぎなりはキツイっす!月山とかどうですか?」
山を逸らしましたが、
「葉山だず!時間どれくらいかかるんだ?」
通用しませんでした。残念

以前一人で登った時の記録を見ると、3時間15分で山頂神社に着いています。その時はガボガボの長靴で歩いてかなりヤラれた時です。時間を伝えるとよし行ぐべ!となりました。
8時30分葉山市民荘駐車場に到着、他に車がいません。確かKさんの情報では山頂神社では本日御開帳だそうですが、そんなに賑わないのでしょうか?
遅れてもう一台車が入ってきて、挨拶をすると「山頂神社までですか?」と聞かれたので、内心は途中でヘバって引き返すつもりをしていましたが、「はい」と威勢よく答えてしまいました。ブログで見たことがあるような方々でした。
8時40分、葉山市民荘を出発。熊に注意ですが、管理人さんはこのへんのは聞きわけがいいから大丈夫だと言っていました(ドンナダヨー)。水を3.5L入れてザックが重いため、今回は始めからストック使用です。


しばらく畑の間の道路を歩き、9時5分登山口に入ります。地獄の一丁目。


管理人さんも言っていましたが道の上部が刈払いされていないのでくぐる様に歩きます。ぬかるむ道を屈みながら歩くのですが延々と続くので早速息が切れてきます。まずは一人単独の男性に道を譲りました。続いて間もなく、駐車場でご一緒した夫婦らしき男女にも道を譲りました。
Kさんはスタスタ進みますがおらのスローペースに引き戻され、登りの時間が長く感じます。というか実際やんばいなスローペースです。またまた単独男性に道を譲りました。本日こちらから山に入っている中では常にドンケツのようです。




途中緩やかな部分はあるものの、登り続けるこの道を休み休みしながらあるきます。稜線のお花畑に乗り上げたのは11時でした。すでに地獄の8丁目あたりでしょうか?

これから幾つかの登り下りが待っています。前回は一番手前の小僧森がロープがあったり、脚の長さの関係で岩を登り降りするのが怖かったりしたのですが、再び挑戦となります。ここでもう一人、後ろから来た方に道を譲りました。
では、参ります。




後ろを振り返る。

小僧森から一旦下りて大僧森に登り返す途中で悟りました。
「もう、ムリ!」
3歩登るだけで息が切れます。下りはまだ行けそうですが登りの力がもう入りません。これはバテたに違いありません。すでに地獄の10丁目です。

とりあえず景色のいい日蔭の所で昼食にする事にしました。
今季初の山ラー。

何という事か?神聖なこの山ラーが美味しく感じません


山ラーの神様ゴメンなさい。こんな状態で山でラーメンを調理してしまって

TOPVALUの方ゴメンなさい。せっかく真心込めて製造してくれたラーメンを美味しく感じられなくて

そして後日、山ラーの神様の罰がおらに与えられることになりました・・・・。
45分程休むと、少し回復してきたのが分かりました。ここで道を譲った先行者第1号の方が戻ってきました。御開帳は閉じるところだったが間に合ったと。まもなく3番目に道を譲った先行者第3号の方も戻ってきて、御開帳は閉じた後だったと申しておりました。でも月山は見えたの事。とりあえず月山を見るため、ここから大ツボ石か山頂まで行ってみる事にします。
自分はザックとストックをデポしてウエストバックだけの身軽な格好で出掛けました。


大ツボ石から月山が見えた。

山頂~神社までの稜線


ここで、写真機のメモリー残量がなくなってしまいました。そして先行者その4の方が戻ってきました。
なんとか、なんとか、山頂到着。山頂の帰りに先行者その2の方々に再度道を譲りました。これで後ろには誰もいないはずです。最初に入って最後に出る、先入れ後出しですね。



さて、あとは帰るばかりです。途中でザックを拾い背負いますが、水が少なくなって軽いので結構歩きやすいです。
お花畑から振り返る。

そして、本当にこんなに登ったのか?と思うほど長い長い下りをイヤになりながらバテながら下り続けました。


15時50分、登山口に到着。Kさんも下りの長さに参ったようです。隣から
「あど2度ど来ねくていいはね」
とKさんがおらにつぶやきます。
「イエスマンのおらに同意を求めないでください。」
と心の中で思いながら、
「またー、そのうちまた行こうって言うんじゃないっすか?」
と軽く切り返し、最後の水を飲み干しました。
その後畑の中の砂利道を歩き16時10分、駐車場着。朝駐車場で一緒になった方達が、ここで挨拶して出ていきました。おらは長命水をこれでもか!というくらいガブ飲みしていました。
市民荘の管理人さんが、傘を落としていないか?と折りたたみ傘を持ってきました。先行者が落ちていたのを拾って届けてくれたそうです。おらのザックの脇にさしている傘だったので礼を言って受け取りました。本当に落としたのか、デポしたザックを見て滑落の可能性ありと見た方が確認の意味でもってきて下さったのか、ちょっと迷惑をかけて申し訳ない気持ちです。
そして2日後、急激な筋肉痛と風邪症状で、ダウンです。3日目の今日は夏休みをもらってラーメンショップのネギミソチャーシュー1,000円をニンニクたっぷり追加で頂いてきました。


あー山ラーの神様のたたりよ~!お気を鎮め我を救い給え~!
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