おらと煙は・・・  ~ Diary of  ”Maikuru” ~

高い所が好き。山の頂上で食べるラーメンが大好物。
密かにアクティブ宣言した勘違いオヤジの日記。

ポイズン

2019年01月13日 | 日記
平成30年12月27日(木)     雪





 やっと冬らしい寒さになってきた。
冬休みに入り学生の姿の少ない駅の近くを歩いていると、落ちてきた雪が頬についた。その冷たい感覚が僕の目を覚ます。

生きててよかった。

仕事の大きな山を越え、疲労で何も感じないダルさが薄れ、少しずつ体の感覚が蘇ってくる。絶望しかけてなんどもダメだと思っていた日々が過ぎ去って文字通り過去になっている。



思えばこの一ヶ月半ばかり、栄養ドリンクやコーラを中毒かと思うくらい飲み続け、チョコポッキーや麦チョコみたいなのを食べながら何とか気持ちを保って仕事をしていたっけ。一年分の糖分は摂ったと思う。
周りの声や音が雑音にしか聞こえなくて頭の中でハウリング起こすから、朝から職場を飛び出して近くの松屋で牛めしを食ってたりもしてたな。
本当に気持ちが追いつめられてどうにかなりそうだったよ。考えるのも何かをするのも嫌になって、寝むかけしてた。こういうの心の病気っていうのかなとも思ったけど、周りの人たちも「自分が一番大変」自慢するからきっと僕なんか病気のレベルまでにはまだまだなんだろうな。

働き方改革だって、有休をとらせろとか就業時間を把握しろだとかハラスメント対策だとか面倒くさい。型にはめようとするのってやめてほしい、そんなもんじゃ僕は救われないよ。だって、仕事が予定通り進捗してきちんと終われば気持ちがとっても楽になるんだもん。でも何かあった時のお守りとして懐にしまっておくけどね。時短も大事だけど、24時間働けますかって鼓舞されて先輩に怒鳴り散らされながら働いてきた僕らにとっちゃ「売り上げ減少改革」とか「仕事中途半端でもいいぞ改革」でもあるんだよね。分かる、分かるよ、日本人は他の国と比べて働き過ぎだったり、生産性も低いんだよね。でも取引先やお客あっての会社だし、相手のニーズに応えてさえの成果なんだから、できませんとかご理解をお願いしますなんんて言えないよ。

しかもその政策のおかげで僕みたいな仕事ができない社員はよけいお荷物度が高くなって、職を失う危険だってあるんだ。今まで時間が僕を守ってくれていたのさ。その時間を取り上げられたらドラえもんのいないのび太やマジンガーZのない兜甲児と同じだよ。年功序列、終身雇用、残業手当。僕の生活のためにいつまでもあり続けておくれ。だから僕は上司に逆らわないのさ、最高のイエスマンで居続けるよ。
なにかモノ申して出る杭になったり、じゃあやってみろと責任を負わされるのはゴメンだ。だから常に目立たないように過ごし、何をするにも人を楯にして決して矢面には立たず、責任やトラブルは避けて過ごしていくのさ。

その代りにどんな雑用でも引き受ける、それが僕の覚悟さ。イエスマンで、はいはいとなんでも用件を引き受けるものだから、そりゃ頼みやすいよね。歳も歳だし自分より若い連中には顔も効くから意外と使えるんじゃないかな、次々と雑用が舞い込んでくるよ。除雪して雪の置き場に困って運んできたみたいに、面倒くさいだけで何にもならないものを持ってくるズルい人間ばかりだから、「河川敷じゃねーよ!」って言ってやりたい時もあるけど、仕事の中心からちょっと離れたところが居心地がいいもんで黙ってるけどね。だから自分の仕事が忙しいと、相乗効果で気が狂いそうなくらい大変になるんだ。

あっこれ以上話すと毒を吐きそうになるからやめとくよ。じゃあな、バイビー。






最近ブログを更新していなかったので、物語を作ってみました。平成最後の作品です。とりとめのない文章ですが、時間がたったら読み返してみたいと思います。


おらはブラック企業では働いていませんので、お気楽に過ごしております。









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