猫がいて、幸せな気持ちになる事は多い。その一つが一緒に寝る事。
出来れば布団の中で。
ばろんは絶対布団の中には入らない。
昔は、無理無理押し込めたりもしてみたけど、すぐ脱出して、
フィ~フィ~鳴いてちょっと、むっとする。
ばろんは小さい頃、人のそばで寝ることはなかった。
人が寝ている部屋で、ましてや、布団の上でなんて寝てくれなかった。
2年くらい前から、少しづつ少しづつそばに寄ってきて、やっと布団の上では
寝るようになった。
茶っ太君は、大勢の猫に囲まれて生活していた環境から来た。
当然寝るときも猫同士くっついて寝ていたそうで、人間は怖くて仕方がないけど、
ばろんは平気。
当然、ばろんと寝たいわけで、ばろんを見つけると、そばに寄り離れようとしない。
寝る時もばろんのお腹に頭をうずめて寝たがった。
最初は、ばろんも「しょうがねぇなぁ~」みたいに狭い場所でも「きゅっ」って譲って
仲良さそうに寝てたけど(見えたけど)、だんだん、チビが一緒に寝てって
そばに来ると、ばろんが別の所に「プイッ」といなくなっちゃって。
それでも懲りずにまた、茶っ太が寄って行き、またばろんが移動して・・・
そんなことの繰り返しで、その内噛みあいのけんかになって、最後は
茶っ太がさみしそうに一人寝る。
ばろんは一人寝が長いから全然さみしくはない。
ばろんは他の猫とは一緒に寝れないみたいだ。
そんな茶っ太が不憫であるとき、茶っ太を布団の中に引っ張りいれた。
布団に入ったら、全然嫌がらず、嬉しそうに「グルグル」とのどまでならしてくる。
それからは、茶っ太が布団に入りたい時は自分から耳元で「入れてニャァ~」って
鳴いてくるようになった。
腕を伸ばすとあごを乗せてくる。
これこれ、これが一度でいいからしてみたかったのよ~
もう、「きゅ~ん」ってやられっぱなし
ばろんはいつものように足元で丸くなって寝ます。
これはこれで愛すべき存在
せめて、一匹くらいは・・・茶っ太君は・・・布団の中で寝てくれる猫にしよう。
そうあってほしい・・・ 願いは今のところ叶ってる。