毎年恒例の南アルプス山岳渓流へ、ヤマトイワナを求めて行って来ました。
麓のバス停より、朝一番の乗合タクシーにて中継地点へ。中継地点から目的のバス停行きのバスの出発は3時間後。時間が勿体ないし、ここは気合で歩きましょう。
この渓の源流部を目指し、ひたすら歩きます。
目的のバス停まで1時間10分。小屋泊まりの荷物を背負ってでの歩きですから、まあまあのペースでしょうか?
今回の釣行にトレッキングシューズを新調しました。最近のトレッキングシューズは良く出来てますね。ゴアテックスを使用していて蒸れないし、衝撃を吸収する機能まで・・・。外国製ですが日本人の足形に合わせた4E。軽いし、とても快適でした。
こんな荷物を背負って8km先の山小屋を目指します。今回は軽量化のためウェーダーを省略、ネオプレーンソックスとゲーター仕様。それでも結構な重さです。
南アルプスに咲く巨大アザミ、フジアザミです。
休憩地点の大仙丈沢です。ここまで40分。今までの最短時間です。これもトレッキングシューズのおかげでしょうか?しかし、バス中継地点からの歩きが応えたのか、左太股上部が攣り気味です。
目的の山小屋に10時半頃到着。2時間20分の歩きでした。受付を済ませ左俣へ。右俣に入りかったのですが、山小屋の主人の「熊出るよ」の一言で躊躇してしまいました。
最近雨が降っていないようで、減水気味です。
右俣との分技点上流部で2尾のイワナが浮いているのが見えます。Flyを打ち込むとパクリ。2尾ともフッキングに成功。今回も絶好調かと思いきや、減水と釣り氏の多さなのでしょうか、その後はヤマメのような出方で、実にシビアです。
釣ったイワナをリリースしたら、足元の岩陰に頭を突っ込んだので水中撮影をしてみました。それにしても透明度の高い流れです。
こんな渓です。シビアでしたが魚影は濃いです。しかし、良型は沈んでいて中々反応してくれません。
左俣から合流点に戻ると一人のフライマンと出会いました。
実は、私のBlogを読まれた方からこの山岳渓流に関する質問メールを頂いており、8月末に釣行を予定しているとのことでした。質問に関する返信メールをしてはいたのですが、2週間近く遅れてしまったので、既に釣行されたと思っていたのですが、出会った方は偶然にも質問を頂いた大阪のYさんでした。こんなこともあるんですね!!
Yさんは左俣へ、私は山小屋の下流部へ向かいます。下流部に向かいながらプールを覗き込むとイワナが浮いています。浮いているイワナを拾い釣り。居ますねェ。しかしサイズはご覧のとおりですが。
夕食時間に間に合うように山小屋に戻り、暫くするとYさんが戻ってきました。右手が大きく腫れています。聞くと良型イワナをランディングする際に足を滑らせ右手を強打したそうです。明日は右俣を案内するのですが、大丈夫でしょうか・・・。
夕食後、Yさんと色々情報交換をして20時就寝。おやすみなさい。
続く・・・。
最後に悲しいお知らせです。
山小屋のアイドル的存在だった雌猫ブーが、昨シーズン小屋を閉めて一週間後、天寿を全うし天国に召されたそうです。26歳(人間換算だと120歳)心よりご冥福をお祈りします。悲しいな(涙)