
群馬県の上野村へ今シーズンの初釣行に行ってきました。群馬県上野村は、1985年8月12日日本航空123便が御巣鷹の尾根へ墜落したことで、尾根までの登山道口、麓には慰霊の園があり、ご存知の方も多いですよね。
今回は時間的に余裕がなかったことから、神流川本谷毛ばり専用区に入ってみました。約2kmの自然渓流を7ブロックに区分けしてあり、9時から13時までは割り当てられた区間がプライベートリバーをなるわけです。13時以降はフリーとなります。
成魚放流はほとんどなく、自然生産された綺麗な魚が遊んでくれます。の・・・はずだったのですが、毎日釣り師に調教されている訳ですから、ある意味自然渓流より難しいですね。
御巣鷹の尾根登山口に走る道を右折すると、本谷毛ばり釣り専用区の管理棟が現れ、管理棟前が駐車場となっています。管理棟といっても漁協関係者が常駐しているわけではなく、釣り師の休憩場ですね。電気が来ているので電子レンジとオーブントースターが設置してあります。火災が怖いのでしょうね火器はありません。休憩スペース、水洗トイレ共にとても綺麗です。
支度を整えて割り振られた№4区画へ入渓します。受付で「ガードレールにナンバーがふってあるから、そこから下りるように」と言われたのですが、すっかり忘れて急な斜面を滑り下りました。ちょっと先に渓に下りる道があったんですけどね(汗)
少し水が少ないでしょうか?虫は飛んでいるのですがライズは見当たりません。とりあえず#16アダムスPを結んで釣り上がりますが、まったく反応がありません。少し釣り上がった深みで尺上の渓魚がゆらゆら泳いでいましたが、水面上を見ていませんね。たまにスプラッシュライズがありますが、30分に1回程度です。
最初の1尾はティペットを細くし、#16アダムススタンダードに交換して、やっとでてくれました。水面下から大きな魚体が浮かんできてパクリ。ドライフライはこれが楽しいんだよね。泣尺オスのヤマメでした。
その後、ドライフライへの反応はなく、#16フェザントテールニンフを沈めて出たのが、これまた泣尺のイワナ。この魚の引きは最高でした。最初から沈めていれば数は出たかもしれませんが、それでは面白くないですからね。
良型の渓魚が出たので、早めに上がって温泉へ。早い時間帯だったので、貸し切り状態でした。
最後に何時か来てみたかった「慰霊の園」へ寄って、日本航空123便で亡くなられた520名の方々へ合掌してきました。
さて、次はどの渓だ・・・!