ぐうたらの嵐

ぐうたら子(50代)のマンガ絵日記

猫の事(2)

2018-06-12 | ペット

死んでしまう前の ネコの話です。

悲しい話が 苦手な方は ここで、ご遠慮下さいニャ。





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3月29日(木)



朝、起きると、次女子から ラインが来ていた。

「雅クンが、何回もゲー吐いて、しんどそうやで。」




階下に降りると、雅くんが、机の端に うずくまっていた。

また、いつもの事かな・・・と、ワタシは雅くんを 箱に入れてあげようとした。





すると、雅クンが ものすごく、怒った。

どこかが、痛かったのかもしれないし、

死ぬほど気分が悪かったのかもしれない。


何回か吐きそうなそぶりを見せてから

雅クンは 箱の中で、しんどそうに うずくまった。



ワタシは また、調子が悪くなった雅クンを見て、悲しい気分になった。



それでも、雅クンは また、すぐ元気になると、思っていた。





しんどい時は いつもそうだ。


でも、すぐに、元気になるのだ。







そして、起きたら「ゴハンちょうだい!」って、言うのだ。


でも、その日は 夕方になっても、雅クンは 元気にならなかった。

雅クンは ずっと、丸くなる事もなく、うずくまっていた。



でも、もう、吐く事は なかったので、ワタシは 今晩一晩、様子を見る事にした。

以前にも、似たような感じで 元気になった事も あったような気もする。


明日の朝、まだ調子が悪かったら、病院に連れて行こう。

朝になったら 元気になっているかもしれないし。




その夜は ワタシは リビングの床に 布団を敷いて

雅クンと一緒に、寝る事にした。

夜中に吐いたら 和室の畳の上では、
掃除が大変だから。



雅クンは まだ しんどそうで、

もう、触っても、怒らなかったけど まだ、触られたくなさそうだったので

箱で、寝てもらう事にした。





夜中、寒くなっても、雅クンは 布団に入って来なかった。


なんだか、ずっと 起きてるみたいだった。

寒いので、1回、無理やり布団に 入れたけど、すぐに、逃げられてしまった。



3月30日(金)


朝、目が覚めると、雅クンは へんな所にうずくまっていた。






一瞬、元気になったのかと、思ったけど ご飯を食べなかった。


雅クンは、キッチンカウンターの隅に、ずっと、うずくまっていた。



水も、顔の前に持って行ったら、覗き込んだけれど、飲まなかった。

ワタシが 水を 指で無理やり 口に付けても、

雅クンは、口の周りを舐める事さえ、しなかった。




なんか、よくわからなかったけど、やっぱり、おかしいような気がするので

ワタシは雅クンを連れて、病院に行った。



いつものように、点滴をしたら、すぐに 元気になると思っていた。



「体温が下がってますよ! これは、だいぶん、危ない状態ですよ!?」




病院の先生が 驚いた。

ワタシも、驚いた。


「ええ? 今、死にかけてるんですかあ!?」



雅クンは、しんどそうには見えるけど、横になってぐったりしている訳ではないので

ワタシは そんな大変な状態だとは、さっぱり、気が付かなかった。


レントゲンでは、異物などの異常はなく、口の中も、お腹の触診も

見た限りでは、異常はないようだった。


でも、ついに、その日が来てしまったのだと、ワタシは 思った。


雅クンは もう、死んでしまうのだ。



近い将来…と、覚悟はしていたけれど、まさか、こんなに急に、

昨日の朝まで、おとといの夜まで

あんなに元気だったのに。

               




血液検査の結果を、ワタシは、雅クンと 待っていた。

体調は悪そうだけど、


雅クンは、やっぱり、「死にかけの猫」には 思えなかった。




一大事なので ワタシは 家族にラインを送った。

悲しいより、大変!とか、どうしよう!とか、言う 気持ちだったと、思う。



血液検査の結果は、肝臓と腎臓の数値が悪く 脱水状態だと、言われた。


飲まない、食べない 本当の理由は そこでは、わからなかった。


それは やっぱり、大きな病院で 調べてもらわなければわからないらしい。

でも、うちは ペットにそんなにお金を掛けれるほど裕福ではないし、

もう、13才半の、すでに弱っている老猫に 今から、そんな治療が 好ましいとも、思えなかった。

とりあえず、点滴と強肝剤、吐き気止めの注射をしてもらって、

ワタシ達は、病院を後にした。

                <続く>

  まだまだ、長々、続きます。(^_^;)ゝ゛
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猫の事(1)

2018-06-10 | ペット

 


死んでしまう前の 猫の話です。

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3月28日(水)


寝ようと思ったら、次の日の 雅クン(猫)の、ご飯がない事に 気付いた。

平日の雅クンの 朝ごはんは 一番に起きるダンナちゃんの担当なので、

すぐに あげれるように 用意しておかないといけない。


面倒臭いな~、と、思いながら 
ワタシは 雅クンの ご飯を作った。


カリカリ(ドライフード)をミルで粉々に砕いて、水でふやかし、

製氷皿に、小分けに入れる。



ウェットフードは 1袋が大体、1日分として、

それも ミルでドロドロにする。


それらを、別々に 冷蔵庫に 保存しておき、

与える直前に 混ぜて 8秒ぐらいレンジで、チンしてから、あげるのだ。

実は、2月の半ばぐらいから、雅クンは 軟らかご飯を食べるようになっていた。


いつからだったか、雅クンは カリカリの「カケラ」を残すようになっていた。

気付いてはいたけど、ワタシは、あまり、気にしてなかった。


だって、雅クンは その後も 元気に おかわりを要求したし

ネコは 元々、ご飯を残してダラダラ食べる習性があるから。






だから、ワタシは 全然、気にしていなかった。

雅クンの背中が、少し、痩せてきたとか

高い所から飛び降りる時の音が、「ドスン!」と、大きくなったとか

老化には 薄々 気付いて、心配はしていたけれど、

カリカリの固さについては、
さっぱり、無頓着だった。



思えば、たぶん、2年前ぐらい前から、雅クンは 固い物を食べなくなっていた。

何回か 気になって、口を覗いた事があるけれど、

歯が悪いようにも、見えなかった。





ネコも、歳を取ったらそんなもんなのか?と、漠然と、思っていた。


夏に 調子が悪くなった時に、老猫の食餌について、獣医さんに相談したら

もう、年なので まだ、悪くないけど 腎臓の為に と、

phコントロール(結石予防)から、腎臓サポート(腎臓病用)に 変えた。


その時、老猫ちゃんは ウェットフード食べてる子が 多い、と、言う話を聞いた。



でも、ワタシは フード固さについて、一切、気にする事はなかった。

だって、雅クンは その腎臓サポートのカリカリも、喜んで食べていたから。


それでも、一度にたくさんあげると すぐに、吐いてしまう事が 多かったので

少量ずつ、回数を あげるようにしていた。







この2月に その、よく吐いてしまう原因が もしかして、カリカリの固さも 一因なのでは?

と、気付いた。

歳を取った雅クンの、アゴにも 胃にも、もう、負担になってしまっていたのかもしれない。

ワタシは、慌てて、雅クンに 軟らかご飯をあげる事にした。





だけど、ドライフードを そのままふやかしても、

雅クンは 食べてくれなかった。


ウェットフードを そのままあげると もちろん、バクバク食べた。


でも、ウェットフードだけなら 1日3個ぐらい、あげなきゃいけないらしいし、

ウェットフードは ・・・・結構、お高い。

ぜひ、ふやかしたドライフードも 食べて頂きたい。




ワタシは、お財布と 雅クンと、相談して、

試行錯誤の結果、両方を粉々にして 混ぜる事にした。


雅クンは それを 喜んで食べてくれたし、吐く回数も、少し、減ったようにみえた。




ワタシは、初めは 楽しく作っていたけど、

しばらくすると、それは だんだんと、面倒な作業になった。



その夜も これがこの先、続くのか・・・と、思いながら、ワタシは作っていた。



雅クンは とても、とても、元気に 夜食をねだって来た。

あきれたワタシは 少し、多めにあげて、寝た。




ここしばらく、雅クンは ひどく吐く事もなく、とても、調子良さそうだったから。


まさか、それが、最後のご飯作りになるなんて、

その時は かけらも、想像していなかった。


その後、2階に、連れて上がったかどうかも、覚えていない。



夜中、雅クンの背中が ワタシの枕元にあったのは 覚えてる。

                      <続く>


 この話、ダラダラ、長々、たぶん、10回は 続きます。m(_ _)m
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コメント (5)
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