よく「道具は大事にしろ」と言う言葉を耳にします。では、なぜそうなのでしょうか?
「そんなの当たり前だろ」
「道具を大事にしない選手は上手くならん」
確かにその通りですね。
でも「何で当たり前なの?」
「プロ野球選手やメジャーリーガーはバットやグローブを放り投げてるよ」
「壊れたらまた買えばいいじゃない」
このような言葉が返って来そうですね。
大事にするべき理由を考えてみましょう。
野球をするうえでバットやグラブは無くてはならない物です。これらの道具は、「身体の一部」でもあると言えます。バットは腕の延長であり、グラブは手そのものですね。そう考えると道具を乱暴に扱うことは出来ないと思います。
イチロー選手は毎試合後、ベンチの裏にあるロッカーでグラブ、スパイク、バットを丁寧に磨き上げているのは皆さんもご存知の通りです。一流のアスリートは身体のケアを怠りません。と言う事は身体の一部である道具を大事にすることは「当たり前」なのです。また、イチロー選手はチームメイトの誰よりも早く球場に入り、入念にアップを行い試合への「準備」をします。つまり、試合後の道具磨きは翌日の試合への「準備」が始まっているんですね。そして毎回全力で守備位置まで走り、毎回同じストレッチをやっています。さらにバッターボックスに入る前はネクストサークルで毎回同じストレッチを行い、投手が投げる前は毎回同じ動作を行います。いいプレーをするためには万全の「準備」が重要なのです。皆さんもイチロー選手の一連の「ルーティン」を真似してみてはいかがでしょうか?野球が上手くなる第一歩として、まずは道具を大事にすることから始めてみましょう!
繰り返しますが、
『道具(身体の一部)を大事にする』
『試合前の準備(道具を大事にする)をする』
道具を大事にすることを常に『意識』しましょう。
意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
~アメリカ心理学者ウィリアム・ジェームス博士の言葉~