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沢バロンドール「W杯時のように夢の中」

2012年01月11日 | サッカー
沢バロンドール「W杯時のように夢の中」
2012年1月11日(水)07:49

(日刊スポーツ)
 なでしこジャパン主将のMF沢穂希(33=INAC神戸)が9日(日本時間10日未明)、スイス・チューリヒで行われたFIFA(国際サッカー連盟)年間表彰式に出席し、年間女子最優秀賞を受賞した。佐々木則夫監督(53)も年間女子最優秀監督賞を受賞で、いずれもアジア勢初。昨年の女子W杯ドイツ大会優勝などの功績が評価された日本人ダブル受賞は、日本の女子サッカーが名実ともに世界に認められた1日となった。

 沢らしく、そして“なでしこ”らしい言葉だった。壇上から「このような名誉ある賞をいただき大変うれしく思う。会長、監督、コーチ、チームメート、家族、友人、今まで女子サッカーに関わってくれたすべての方々のおかげだと思います」と、仲間への感謝の気持ちをあいさつに込めた。

 「ホマレ、サワ」。大歓声の中、1人だけ現実を受け止めきれなかった。「名前が呼ばれた時は頭が真っ白でした」と振り返るように、あでやかな水色を基調とした振り袖姿の華麗さとは正反対に表情は硬いまま。隣に座る米国代表FWワンバックから祝福の声がかけられ、ようやく少しだけ笑顔が出た。

 壇上に上がると緊張は最高潮。トロフィーを左手に抱え、FIFAブラッター会長と握手。アルゼンチン代表のFWメッシ(バルセロナ)と名実ともに肩を並べても最後まで表情が緩むことはなかったが、式典後には笑顔がはじけた。

 沢 W杯の時のように夢の中にいるような感じ。世界に認められたということは自分だけでなく、日本女子サッカー界にとっても意味のあること。子どもたちが目標を持つ夢を与えられたという点でも重みのある賞だと思う。

 昨年11月にはAFC(アジア・サッカー連盟)年間最優秀選手賞で3度目の受賞が有力視されていたが、体調不良で欠席。なでしこジャパンの同僚でW杯、ロンドン五輪アジア最終予選で全試合出場して活躍を続けていたMF宮間(岡山湯郷)が初受賞した。だが、沢には喜びもあった。「W杯だけをみれば得点王になってMVPもいただいたけれど、五輪予選は体も重くて納得したプレーができていない。チャンスがあるなら宮間や大野たちも評価してもらえたらうれしい」と話していた。今回の投票でも、沢は1位に宮間の名前を記している。

 女子は01年に新設された。プレーやチームへの貢献度だけでなく、ピッチ内外の人間性も評価の対象だといわれている。過去の3人は偉大な各国のエース。だが、大きすぎる名誉だけに、重圧となる可能性もある。男子の年間最優秀賞を受賞した年にはW杯で優勝できないという「バロンドールの呪い」が有名だが、女子も五輪の金メダルは手にしていない。

 沢 初めてアジア人が獲得して、女子サッカー界を変えたという気持ちはある。みんなは絶対できないと思っていたことが実現できた。今年は勝負の年。ロンドンで一番きれいな色のメダルがとれるようにチーム一丸として頑張りたい。

 女子W杯と五輪との連覇も過去1度もない。最高の名誉を得た世界の女神は、仲間とともにロンドンでも勝利の女神を振り向かせるため、一夜明けた10日朝、帰国便までの時間を惜しむように、早速ランニングで体を動かした。

 ◆沢穂希(さわ・ほまれ)1978年(昭53)9月6日、東京都府中市生まれ。中1の91年読売ベレーザ(現日テレ)入団。その後デンバー、アトランタ、ワシントン、日テレを経て11年1月からINAC神戸。15歳で日本代表デビュー。国際Aマッチ176試合出場、男女通じ最多80得点。11年W杯ドイツ大会では主将として優勝に導き得点王、MVP。164センチ、55キロ。



インターネットニュースより引用抜粋

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