絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

わるものは罰を受ける、昔話の決まり。

2016年09月21日 | 英語教室
ロシア昔話『わらじをひろったきつね』




主人公は性悪なメギツネなんですが、じつにアッケラカンと描かれています。

人の親切に付け込んで悪事を働きます。詐欺と恐喝てす。
なのにその犯罪には一抹の暗さもないんてす。
鼻歌を歌って高笑いするキツネをまるで賞賛するように語られていきます。

正直者は馬鹿を見るんだよね…みたいな気持ちが、湧いてきますよ。
ヒトの中にいる悪い子が、そう言って被害者を笑い飛ばします。

でも、途中から、悪ぎつねの天下は徐々におびやかされて。

犬が登場するからです。


ラボの子どもたちが作りはじめた、このお話の劇。

tutorはこの物語のラストがとても特徴的だと思っていて、
「きつねをひきさいてしまった」の表現をもっと考えて欲しいのですが
こどもたちからは、ここをこうしよう! こういうことじゃない?とかの提案は未だ無し。

あまり不満を述べるととtutorの顔色をみるようになって台無しなので、気をつけます。

でも、きつねと目・耳・足・しっぽの会話のところは、ある子の表現がオリジナリティありましたよ。目や耳が、自己主張する。これは大事にしたいところです。
じゃあ、しっぽは、どうするのか?しっぽをしている子に、どうしたいのか聞きました。
「犬を手伝う」
いっしょに引き裂きたいようです。
しっぽのきもちになってみようか。他の子も考えました。
「いつもケツにくっついていて嫌だ」
「目が回るし、臭いし」
「しっぽは気まぐれ」
さいごにしっぽが、いちばんどうしたいのか、もっと次回は考えられそうだね。

物語の中で生きている、これを大事にしていきます。


姉さまギツネのあっけらかんとした高笑いは思いっきりやる。

他のキャラクターも同じく「なりきる」。

これから楽しみです!
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