今日は「たんぽぽ 大人向け おはなし会」にて、私はファージョンの『小さな仕立て屋さん』を語ります。
おばさんになっても少女の心を忘れない私は(笑)、初めてこのお話に出会った時、本当にときめきました。
女の子ってやっぱり、ヒラヒラのドレスやお姫様に憧れるし、夢の中ではいつも王子様に恋をしているのではないでしょうか?
石井桃子訳の『ムギと王さま』の中にこれを見つけた時、そんなオトメゴコロがわーっと蘇りましたよ。
ファージョンの物語は昔話の形式をとって、読み手の気持ちをグッとつかみ、独特の機知を散りばめてくすぐってもくれる魅力たっぷりなんです。
また石井桃子さんの訳は、美しく格調高い日本語、もう酔いしれてしまうほどです。
おはなしボランティアの会、たんぽぽの勉強会で挑戦することにし、昨年の5月に皆さんと先生の前で語った時は、もうやっと覚えたてで口にするのがのが精一杯、とても聞かせたものではなかったと思います。先生にも、10人くらいにしか届きませんよと、叱られましたし。
その後、私の英語教室ラボ・パーティでこの作品が新訳で教材になったので、子どもたちとともに表現をして楽しむ中、その時々に味わった感触、香りといったものが加わっていき、
勇気を出して今回、本番です。何度も練習していますが、毎回間違えています。練習すればするほど、慣れてはくるのですが、最初の新鮮な初々しさからは離れてしまった気もします。
たんぽぽの大人向けも今回初めての大きなお部屋での会です。
小学校のボランティアさんも、お呼びしたら喜んで下さり、お客さまに来てくれます。
(私が話す時じゃなかったら良かったんだけど~…とちょっと焦ってます。)
がんばりまーす!