ピアニストで作曲家の谷川賢作氏の講演会に行ってきました。
こんど発刊されるライブラリーの「ランパンパン」「ふたりはともだち」の音楽を担当されています。
すでにある「フレデリック」「ひとあしひとあし」それに「寿限無」も、この方の作品でした。
耳から離れない、はずむような、また沁み入るような音楽。だからとても期待して席に着きました。
もちろん、目の前で、生演奏、なま歌も本当に素敵だったのですが
意外性にちょっとあっけにとられたというか、別の意味で贅沢な時間でした。
気さくな賢作氏は講演も楽しみながら聴衆と時間を分け合ってるように
ポンポンと語られ、じっくりと演奏され。
スライドでは録音風景での面白い楽器を見せて下さり
トイピアノを演奏するお姿には、えっ?と口を開いてしまいました。
「スヌーピー」は父の谷川俊太郎さんの訳ですね、トイピアノを弾く男の子いたじゃない?…
ライブラリーは、まずお話があって、その世界を音楽で表現していく。
賢作氏ひとりの作品じゃなかったんです。演奏するアーティストの方々も
みんなが出会って、集まって、対話しながら、醸し出すように生まれていくんです。
音楽が消費材になってしまった時代、と仰っていました。
機械音楽でいくつかのフレーズを作って、それを切り貼りして組み合わせて使うのが昨今の普通だそうです。
ラボライブラリーは、全過程が生演奏。生身の人間が苦労しながら、
野球にたとえると、腕を振って投げる、のだと。
賢作氏は楽器の多様性、いろいろな個性の音を追求していらっしゃいました。
「ランパンパン」の太鼓は北インドの打楽器
これは口で音を言えるようにならないと演奏させてもらえないのだとか。
1秒にもみたない蛙のとぶ音をギターで何十回も弾いたとか。
つぼ、という楽器があって本当に壷で、クロドリが進撃していくときだとか
そのクロドリの声は、ピアニカみたいな楽器からいとも不思議な郷愁を誘う音色がでるのがアンデスというとか
次々と、きりがないほど、あきれるほど、多種多様な音の世界。
これらが全て、物語の表現なのですから、贅沢でしょう!
こうして出来上がったライブラリーを受け取って、ラボの子どもたちがまた、表現していく。
いつまでもいつまでも、どのようにも生きていく珠玉の財産だなあと
改めて感じた日でした。
こんど発刊されるライブラリーの「ランパンパン」「ふたりはともだち」の音楽を担当されています。
すでにある「フレデリック」「ひとあしひとあし」それに「寿限無」も、この方の作品でした。
耳から離れない、はずむような、また沁み入るような音楽。だからとても期待して席に着きました。
もちろん、目の前で、生演奏、なま歌も本当に素敵だったのですが
意外性にちょっとあっけにとられたというか、別の意味で贅沢な時間でした。
気さくな賢作氏は講演も楽しみながら聴衆と時間を分け合ってるように
ポンポンと語られ、じっくりと演奏され。
スライドでは録音風景での面白い楽器を見せて下さり
トイピアノを演奏するお姿には、えっ?と口を開いてしまいました。
「スヌーピー」は父の谷川俊太郎さんの訳ですね、トイピアノを弾く男の子いたじゃない?…
ライブラリーは、まずお話があって、その世界を音楽で表現していく。
賢作氏ひとりの作品じゃなかったんです。演奏するアーティストの方々も
みんなが出会って、集まって、対話しながら、醸し出すように生まれていくんです。
音楽が消費材になってしまった時代、と仰っていました。
機械音楽でいくつかのフレーズを作って、それを切り貼りして組み合わせて使うのが昨今の普通だそうです。
ラボライブラリーは、全過程が生演奏。生身の人間が苦労しながら、
野球にたとえると、腕を振って投げる、のだと。
賢作氏は楽器の多様性、いろいろな個性の音を追求していらっしゃいました。
「ランパンパン」の太鼓は北インドの打楽器
これは口で音を言えるようにならないと演奏させてもらえないのだとか。
1秒にもみたない蛙のとぶ音をギターで何十回も弾いたとか。
つぼ、という楽器があって本当に壷で、クロドリが進撃していくときだとか
そのクロドリの声は、ピアニカみたいな楽器からいとも不思議な郷愁を誘う音色がでるのがアンデスというとか
次々と、きりがないほど、あきれるほど、多種多様な音の世界。
これらが全て、物語の表現なのですから、贅沢でしょう!
こうして出来上がったライブラリーを受け取って、ラボの子どもたちがまた、表現していく。
いつまでもいつまでも、どのようにも生きていく珠玉の財産だなあと
改めて感じた日でした。