絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

3びきのコブタ

2014年06月25日 | 英語教室
昔話では悪者には容赦ない罰がくだります。
情状酌量とかありません。
それは残酷かどうかではないんです。
罰がくだるという事実だけ。苦しみ痛みは描写されませんから。
昔話は実際の感覚とは離れた所に存在しているので
サラッと通り過ぎてお話の筋を追えばいいのです。

さて今日は私のこども英語教室の
取組み状況を覚え書きしておきます。

『3びきのコブタ』を英語と日本語で劇にして発表しようとしています。
お話まるごとで18分ぐらいのものですから、高学年には「丸ごと」覚えて語れるようになることも目標にしています。
登場人物は少なく、セリフがあるのが子ブタ3匹と狼ですから、やはりお話まるごと語れるようになってから
劇を工夫していくつもりでいます。

子ブタのセリフから取組中。
ノートに聞き書きしたり、聞いて止めてリピートして繰り返したり。
6年生くらいでは文法にも興味が出てきます。
フレーズの意味を知りたがります。
たまには辞書と首っ引きになりもします。

子ブタのセリフ「おじさん、そのわらたばをぼくにください、家をたてますから」
"Please man, give me that straw to build me a house."

pleaseはなあに?give me はなあに?と、やっていくうちに
藁束って strawなのか。と気づく。ストローじゃん!

では「そのレンガをぼくにください」になったら?
give me "those bricks" なんだ~

ここで単数とか複数とかの勉強はしません。あくまで「自分が気づいて納得した」ところまでを尊重します。
わかるって楽しい、というのが全ての学習の基本です。

この英文は、Englandの昔話を Joseph Jacobsが再話したものです。
この日本語版が、福音館書店から、石井桃子さんの訳で出ています(イギリスとアイルランドの昔話)。
いろいろな絵本が出回って、子ブタが食べられず、狼も罰を受けず、みんなで仲良く暮らしましたみたいなものもありますけれど
原本は違います。

本物のほうが魅力があるでしょう。古くから語り継がれてきたものですから。それは子どもにもわかるのです。
これを楽しんだ子どもが残酷になったり暴力的になったりするかというと、しません。むしろ逆。


さて低学年や幼児は、こんなことば覚えはやりません。
ノートも見開き2ページいっぱいに元気な絵をかいていますよ。
英語と日本語のCDをかけて、いつもいつも劇ごっこです。
とっても表情ゆたか! おはなしで言ってない所まで、表現しています。

「だめだめ、ぼくのあごチンタンのひげがいやだといってる」が面白くてすぐ覚えるし、
その後に「ほんとだよ」とか、いつもつけています。英語も
"No, no, by the hair of my chiny chin chin,"とすぐに言えるし

英会話で勉強するような「何時」は
「何時に出かけるんだい。」
"What time do you mean to go?" なんて、生意気な感じですぐ言ってます。

この素直さ自由さ、砂に水がしみ込むように覚える素晴らしさには、高学年も脱帽ね。
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