私はやきそばが大好きである。あの何とも言えない安っぽさ、祭りの屋台で食ったような・・・うん、また子供騙しになってるかな、とは言え美味い物は美味い、好きなものは好きなんである。
私の住む所では北に行くほど油ギトギト、ソースたっぷり、南に行くと近いせいか、今流行のかったーい四角い富士宮風になる。どちらも美味い。まだ、私は食したことがないのだが、南部の役場の前、通称こばやきと呼ばれているやきそばは絶 . . . 本文を読む
市内の川とも言えない川で、名前も知らない小さな川で、親父が二人、釣りをしていた。3メートルくらいの川幅のこっちとあっちに陣取って、何が釣れるか知らないけれど、淵に玉浮子を浮かべていた。
釣れたか釣れるか知らないけれど、缶のビールが宙に舞い、長閑な時間が流れてゆく、日常のなかの非日常的な風景がそこには存在して、私は佇み口をポカンと開けて、ただただ親父を凝視する。
「ふーっ」溜め息までが聞こえて . . . 本文を読む