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比較CF 2種類のコンパクトフラッシュ

2021年10月10日 | カメラ・ビデオ関連
我が家では古いCanonデジタル一眼レフカメラを常用しています。古い時代のカメラでは保存カードは(現在一般化されているSDカードではなく)コンパクトフラッシュ・カードです。

 

上の写真は、コンパクトフラッシュカードのサイズのアダプターで、その中にSDカードを差し込んで利用するものです。このようにコンパクトフラッシュカードというのは、SDカードがすっかり飲み込まれるほどの大きさの記録保存カードです。

なんでも小さくコンパクトなものが望まれる中、かなり大きな記録保存媒体です。・・・・が、この大きさは指でつまんで一眼レフカメラ本体に抜き差しするときには、とても扱いやすい大きさで、好都合なのではと感じています。
(逆にSDカードを利用するカメラでは、保存カードが小さすぎるなあと思ってしまったりします)

・・・・で、このCF・コンパクトフラッシュカードは種類が2種類あって、タイプI と タイプII と呼ばれています。 差し込むピンの数とか、ほとんどそれらの大きさは変わらないのですが・・・ < 厚みが違います >。

 

タイプIは薄く、タイプIIはそれよりも少し分厚くなっています。

ネット上にも2つのCFのサイズが記載されています。
「CF Type1」「42.8mm×36.4mm× 3.3mm
「CF Type2」「42.8mm×36.4mm× 5mm
3.3mmと5.0mm これだけ厚みに差があると、コンパクトフラッシュカードを抜き差しすることになる<カードリーダー>とか、<カメラ本体のカード差込口>の大きさは、別物、異なる差込口となりますね。

自分の利用カメラがタイプI タイプIIどちらのカードも挿入可能である場合は、購入する場合どのタイプのカードでもOkということですが、もし、自分のカメラがCFタイプI専用となっている場合は、コンパクトフラッシュカードを購入する場合に、うっかりタイプIIを購入すると「 自分のカメラに差し込むことが出来ず、使用不可能」ということになりかねませんね。

(同じ理由で、PCにUSB接続するカードリーダーも、タイプI,II併用のリーダーならばいいのですが、タイプIのみ対応のカードリーダーを購入してしまうと、厚みの大きいタイプIIのカードは、リーダーに差し込むことそのものが不可能ということになりますね)


で・・・我が家のCanon一眼レフカメラ 
◯ EOS40D   と   ◯EOS Kiss Digital N   では、実のところこの二種類のCF TypeI も TypeII も差し込んで利用することが出来るようになっています。

 
  Canon EOS Kiss digital N                  EOS 40D 
 

Canonデジタル一眼レフカメラの様々な機種のうち(限定:古い時代の一眼レフカメラ、SDカード利用の機種になる以前のモデル)、 いくつかの機種は利用可能な記録保存カードが <タイプIのみ> というカメラボディもあるようです。 我が家のCanonカメラは、結果的に <タイプIもタイプIIもOK>というカメラボディでした。

となると・・・・ もしユーザーが用意したCF・コンパクトフラッシュカードが<タイプI>だったとしたら、分厚いタイプIIのカードも差し込むことが可能になっているカメラボディに、無造作に薄いタイプI を 差し込むと(ぶかぶかのカードスロットに薄いカードを差すケース)・・・その時の差し込み具合で、少しでも斜めになったりとか、正しくカメラ本体内部の<ピン>に正しくカードがあたっていない場合、しかも ガッとリズムよくカードを差し込んだりした場合・・・・

カメラボディ内部のCF接続ピンが曲がったり、折れてしまったりしてしまいます。

そして、そのCF接続ピンは一眼レフカメラ本体基盤に直付けされている場合が多く、ピンの不具合が発生=カメラ全分解・基盤まるごと交換・全組み立てとなりますから、コンパクトフラッシュカードのピンを折ってしまうと、大変なことになります。

現行機種ならば、大きい修理費用を覚悟すればそれでもまた自分の手元にカメラが戻ってきますが、上記写真のように<メーカー修理終了カメラ>となると・・・かなり厳しい状況になりますね。
(修理そのものはカメラ工房を見つけて、可能になるかもしれませんが、その修理費用で、同じ年代の中古デジタル一眼レフカメラを購入できたりしそうですね)

ということで、自分の使用しているカメラの記憶保存カードスロットの規格が<タイプI>なのか、<タイプI、タイプIIとちらも可能>なのか、上のアクシデントを避けるためにはチェックしておくに越したことはなさそうです。

(具合がいいのは、カメラボディにタイプIだけしか挿入できないタイプのカメラ本体を使う場合は、CFカードもタイプIを選択せざるを得ませんし、スロットもタイプIのサイズになっているので、ピッタリ、かっちり抜き差しができて、アクシデントのリスクは大きく減少するでしょうね)

「タイプI タイプII どちらのカードも利用可能!」という便利そうな作りになっている場合は、カードをつまむ!スロットに入れる!バンと押し込む!カバーをぱちんと閉じる!と、リズムよく勢いよく操作していると・・・あれぇ? コンパクトカードを認識しない、CFエラーが発生している、というような事になりそうです。


具体例 キャノンの5D 初代からmark4まで続く機種

Canon EOS 5D初代  CFカード Type 1 & Type2
Canon EOS 5Dmark2  CFカード Type 1 & Type2
Canon EOS 5Dmark3  CFカード   Type 1 のみ & SDカード
Canon EOS 5Dmark 4 CFカード   Type 1 のみ & SDカード

初代、二代目は CFカード1と2 両方利用で、 三代目からはCFカードのタイプ1用のスロットが用意されていて、ダブルスロットになっているので他方には現在主流のSDカードを差すことが出来るように設計されているようですね。


・・・・で、 PCへUSB接続するカードリーダー

このCFコンパクトフラッシュカードのタイプI タイプII の2種類の規格があるということは、 CFカードの保存された撮影データをPCなどに取り込むときに利用する 「カードリーダー」を使用するときにも注意が必要だったり、問題が発生したりするようです。

 

我が家にあるマルリカードリーダーの、上の写真の製品は、コンパクトフラッシュカードを差し込むことの出来るタイプですが・・・ タイプI(薄い規格のCF)だけが使用可能で、 厚みの大きいタイプIIのCFカードは差し込むことさえ出来ません = 撮影データをPCに取り込むこと不可能。
 
同じマルチタイプのカードリーダーでも、下の写真のものは



コンパクトフラッシュカードの差込口が大きい製品で、結果として薄く作られたタイプIのCFカードも、分厚いタイプIIのCFカードも、どちらも差し込むことが出来ます。

(右のSDカードスロットへは、撮影記録カードがSDカードを使うPentaxやSonyのカメラのカードを差し込んでPCにデータを取り込みます)

けっこう古い年代のデジタル一眼カメラを現在も利用しようとする場合は、その当時の記録保存媒体であるコンパクトフラッシュカードのタイプを念頭に置いて、カードや、カードリーダーを用意し、そして、タイプ1&タイプ2併用ケースでは <CFカード接続ピンの変形、折れアクシデント>をさけるために慎重な操作を意識するのが良さそうですね。

現代に近い年代のカメラをずっと使用していて、たまたま手に入れた古い機種を扱おうとするときに、SDカードを扱うようにCFカードも購入したり、用意したり、操作したり出来る・・・と思って取り掛かると、ちょっと面倒なことになってしまいますね。

基本的には、以前に長く使われてきてたコンパクトフラッシュカードが、その歴史の途中で高性能アップされた新バージョンが登場して、コンパクトフラッシュのポテンシャルが向上されていきます。そんなCFカードの歴史の中で様々な事情でタイプ1 タイプ2の、二種類のCFカードが存在のようです。

現在では、SDカードも同様にカードそのもののポテンシャルをアップさせるための進化が続いています。そして、SDカードにも高い性能を必要とする場合は、複数のモデルがありますよね。

SDカードを利用する上では、単純に<スロットに差すことが出来る、出来ない>とか、<接続ピンが曲がってしまう、折れてしまう>という問題は、発生しないようになっていますね。
(SDカードのピン=接点の数がことなっていて、カードとハードウエアの両方で対応していないと、カードの高性能は発揮されないというケースはありますが)

・・・とそんなコンパクトフラッシュカードのmemoをしておきました。


PS 上記古い機種のカメラは、動画撮影機能は装備されていない時代の製品です。撮影の最高画素数も最新のカメラ機種の1/3、1/4 だったりします。また1秒間の連写速度も早くありません。したがって、PCとのデータやり取りも結果的に比較的小さいファイルサイズのデータを転送することになり、PC処理の不可も小さいです。

逆に最新カメラの性能を利用しようとすると、データファイルの大きさ、すべてで高速転送速度、処理速度が必要となり、データ記録保存カードはどうしても高性能の製品が要求されることになります。









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