取り付け以降不調だったモービルの無線システムですが、今週はずっと様子をチェックしてみたところ、どうやら基本動作については問題が解消したように思えました。
○走行中の振動で無線機からのバンドノイズが途切れる
○送信しようとPTTスイッチを押すと送信不能になる
という症状は、なんといってもまずどこかの「接触不良」です。同軸ケーブル、コネクタを新調し、無線機コネクタのクリーニングと調整、無線機本体のアース接続と進めてきて、今週一週間どのタイミングで無線機を操作しても、一度も不都合は発生しませんでした。
まだまだしっかりとした送受信の出来るシステムにはなっていませんが、とりあえずこれで基本的には運用可能な状態になったと判断できそうです。
昨日4月30日木曜には、午後の時間帯で18MHzSSBでの8エリアとの国内交信が出来ましたし、また夜の時間には21MHzSSBでロシアの記念局との交信も実現しました。
5月になった今日1日は、一仕事終えたあと駐車場でダイヤルを回すと、強力に入感していた信号にコールして、8エリアの無線局とQSOが実現しました。
興味深いのはEスポほどではないにしても、とても良い伝播だったのですがそれは交信最初だけで、途中でぐぐぐっと信号強度が下がり、復調音がずぶずぶバンドノイズに埋もれていくのを目の当たりにしました。
ボンネットのモービルホイップ受信の当局だけではなくて、北海道の無線局でも同じ状況で、おたがい了解できるものの「落ち込みましたね」とあわてて交信を切り上げました。
でも、この電離層の変化、伝播の変化は、Eスポ的な動き方だなあ、ということで印象的な今日の交信でした。
そうそう、こちら4エリアにはかなりしっかりした揺らぎの無い復調音が届いている上の8エリアの無線局が、なかなか応答を得ることが出来ず、CQを連続して発射しているのをワッチしながら帰路を走らせていたら、
その8エリア無線局の信号は、太平洋を越えて北米・カリフォルニアにまで届いていたようです。アメリカからコールを受けて、ささっと交信を終えている様子を聞いていました。こちら4エリア・ボンネットのモービルホイップには北米の信号、復調音は聞こえてきていませんでしたが、北海道局には良好に聞こえている様子です。聞きなおしたり、再送信を求めたりすることなく双方が楽々交信だったようです。
面白い、興味深いHF電波の飛び方でした、はい(^-^)。
○ アンテナ調整 50MHzモービルホイップ
今日は職場の駐車場で、18MHz、21MHzに加えて、50MHzのホイップアンテナも、アナライザー片手にアンテナ調整をしてすませました。
これで突発的なEスポで50MHzバンドも面白い!となったとき、すぐアンテナを付け替えて運用が可能になりました。( ダイヤモンド製のホイップアンテナ調整は問題なくすぐ終了。受信送信の切り替えも不都合なし。)
○ デミオ1500のノイズ
先のファミリアでは、エアコンを動作させるととたんに18MHzも21MHzもザーーーーというノイズが無線機のスピーカーから出てきていました。運用できないほどのひどいものではありませんでしたが、ぎりぎり聞こえているような信号でのDXでは、ここぞという時にはエアコン動作を停止させて無線運用をするのが常でした。
今度のデミオはどうだろう・・・・と思っていましたが、今週後半の気温の上昇で何度か冷房を動作させることがあって、デミオでのノイズの具合をチェックすることが出来ました。
結果は、 18MHz,21MHzともに、エアコンONとなっても「何も変わらない」
なんと、エアコンをOFFにしていても、ONにしても、無線機のスピーカーから流れてくるバンドノイズや入感信号の復調音は、まったくカーエアコンからのノイズ影響がない!ということになりました。
うーん、これは予想外でした。いい方へ予想がはずれました。いやあ、良かったよかった(^-^;)。
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