日曜出勤の今日、昼休みに駐車場の車へ。ダイヤルを回してみると21MHzSSBで信号をキャッチ。聞いてみると5エリアの移動局という。「あーこれは珍しく5エリアが聞こえている!んーなんとかならないかなあ。」
・・・で職場の駐車場(日曜日でがら空き)の中をぐるりと円を描くように車を動かしてみます。あったあった、ボンネット基台のモービルホイップ(DIAMAND 1.2m)が最も強力に5エリアの信号を強力に受信する「車の位置」が!ボンネットの反対側、車のリアを香川県の方向へ向けると信号がくっきり聞こえます。
今までにもいくらかは体感していたのですが、今日ほどモービルホイップアンテナの「ビームの切れ」を目の当たりにしたのは初めてのこととなりました。「ビーム?」がずれると51-52になってしまいます。了解出来て交信は可能ですが、こちらとしては聞き取るのに集中力を必要とする信号強度です。それが「ビーム方向?」になるといきなり55-56と、らくらくラグチュー可能な入感強度に変化します。
瀬戸内海をはさんでこちらは海抜5,6mほどの平地、市街地の外れでした。他方5エリア移動局は海抜150mほどの高いところに上がっているとの事でした。5エリア移動局も2.5m・マグネット基台のモービルアンテナということでしたが、相手局のアンテナの高さに助けられて、59/55での交信が成立しました。(綾歌郡宇多津町移動・あやうたぐんうたづちょう・・・150メートルの高さのタワーのてっぺんに、2.5mのエレメントをつけて、真下に瀬戸内海を見下ろすロケーション・・・・すばらしー(^-^))
18MHzではスキップばかりでほとんどまともに交信したことのない5エリアHF移動局との交信はとても刺激的でした(^-^)。その点について相手局と一緒に海を挟んでこの距離で!と少し交信も盛り上がりました。
地上波の比率の高い、上の21MHzSSB交信では、電離層の変化に左右されるような感じがまったくなく、少し感度の悪い144MHzSSBバンド見通し距離交信のような手ごたえでした。最後の最後まで「びたーっ」と安定した交信が実現しました。良かったよかった。
それにしても、バンド内にはその他の国内信号は見当たらず、今日もきわめてコンディションの良くない日曜日だったのかなと思いました。それでもDXではサイパンからのCQが聞こえたりしていましたので、21MHz本来の「ワンホップ・1500-2000km」の信号は空から降りてきていたようです。そんな中で、4エリアと5エリア、地図で調べると直線距離約40kmのモービル局同士の交信となりました。いやあ、本当に良かったよかったと昼休みの駐車場から離れて職場復帰したのでした。
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