ふと思い立って、無線機IC-7000の送信音チェックをしてみました。マイクは、
○純正ハンドマイク ○アドニスAM308・FMモード ○AM308・SSBモード
無線機の出力端子にはダミーロードを取り付け、無線機の液晶パネルから「モニターON」を設定。その上でIC-7000正面のRECボタンを押して、無線機で録音開始。マイクを差し替え・切り替えながらコールサインを言ってみます。
当初は無線機にヘッドフォンを取り付けて聞いてみようとしたのですが、自分の骨格に共鳴してモニター音の微妙な違いが分かりませんでした(^-^;)。それで録音したものをスピーカーから再生して聞いてみようと思ったわけです。
録音終了後、IC-7000の液晶画面で、録音データリストを表示させて「PLY」ボタンをしてみます。
なるほど、こうしてスピーカーから聞こえてくる音を比較するつもりで聴いてみると、IC-7000純正ハンドマイクの音質が飛びぬけていい音に聞こえます。いかにも送信音の帯域が広く豊かな音がしています。(設定画面で送信音帯域調整が出来るようになっているIC-7000ですが、ここでは初期値のままになっています)
他方、アドニススタンドマイクでは、それほど音質が低下するというような印象はありませんが、聞こえてくる声がいくぶん細くなったような気がします。逆に言えば、ごく普通にバンドチェックで聞こえてくる復調音という感じです。
ノイズの多い状況やDXなどでは、硬い音声が通りやすい!と一般に多く目にします。この点については、聞く人の音の好みの要素や、その時のバンドノイズの状況、パイルの時コールする他の局の送信音質の傾向、などに左右されるのではと個人的には思っています。それでも、時々耳にする、石のように硬いかたいコチコチの送信音を聞くとさすがにその時は「はっ!」としますから、そのことから特徴のある、印象に残りやすい送信音というのがDXなどのパイル時にはいいのかもしれないなあと思っています。
そういう意味で、無線機IC-7000の送信音帯域を「小さく」してその上でアドニススタンドマイクの「SSBモード」に切り替えて利用するというのもいいのかもしれません。 ただアンテナからの飛びが悪くて、実質出力が小さかったりすると・・・・蚊の鳴くような存在感の薄い信号になるかもしれないなあとも思います(^-^;)。
ところで、それよりも何よりも!今回録音した自分の音声を聞いて、何より意味があったのは・・・自分の送信音に発声する時の息がかかってマイクにぶつかり、それがごわごわ、ぶぉぶぉとやたらうるさいことでした(--;)。「何とかとどけー」と大声を出してコールする時にはきっと今までひどい風切り音が復調音に入っていただろうと思います。
結果的には、マイクの送信音チェックというよりも、自分の口元からどのくらいのところでどの様な角度で構えて声を出すか!という「 基本的なハンドマイクの持ち方 」のチェックとなりました(^-^;)。
少なくともこれで、ごわごわぶぉぶぉとやたら騒々しい送信音を送らなくてもすみそうです。 そんな基本レベルのマイク音質チェックとなりました。はー(^-^;)。
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