上の中国版のポスター(本題:暖 ヌアン)は、日本版とは随分雰囲気が
違っていますよね。
amazon故郷(ふるさと)の香り 日本ポスターは、こんなかんじ。
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有る意味映画の内容をズバリ表現してるのは中国版なのですが、でも
どちらが好きか?と言われても、ちょっと選択出来ない感じ・・・・
(両方とも、私の好みには、ばしっと来ません)
もうもう、ず~~っと待ちこがれて、見たかった「故郷の香り」
結局レンタルで見ることになってしまいました。
山の郵便配達が私の非常にお気に入りの映画だけに、期待しちゃいけない
とは解っていつつも、ついちょっと期待してしまいます。
「ションヤンの酒店」がいまいちだったこともあって・・・
以前書いた文山の郵便配達 故郷の香り
結論からいえば、とってもじっくりと腰を据えて撮影されていて、
主要3人を中心に深く丁寧に作られた作品ということで、好印象でした。
何よりも、中国の片田舎の風景がとても美しく、みずみずしく、音楽も
ぴったりで、サントリーのウーロン茶のCMに出来そうなショットの連続(^_^;)
以前書いた文 ウーロン茶 サントリーCM、日本での普及の歴史
個人的にこういう風景やたたずまいが大好きなので、その点では大満足。
実際にJTBでロケ地ツアーもあるんですよ(近くその辺りの文アップします)
ポスター写真出所 及び幾つかの写真見れるサイトent.tom.comさん
まずは主役の2人、本当にお似合いでした。
そんな2人が何故に結ばれないままになってしまったのか?という謎を
最初に持って来て、過去に遡ったり、現在に戻ったり、を繰り返しながら
映画は進みます。
ブランコのシーンが印象的で、ちょっと全然無関係なのですが、
韓国映画「春香伝」や、ブラジル映画「ビハインド・ザ・サン」のブランコ
シーンを思い出しました。(ブランコシーン好きです。ハイジもね^^)
なんだか、私がこの映画に、ぐぐっとまでは来なかった理由は
★以下ネタバレ 文字を反転して読んで下さい★
聾唖のヤーバと片足が不自由になってしまった女の子、っていう部分が
どうも引っかかっちゃって・・・・割れ鍋に綴じ蓋ってセリフがありました。
もしヤーバが聾唖でもなんでもなく、単にちょっと汚っぽくて見た目が
宜しくなくてなんとな~く、隅っこに追いやられている人って感じで村での
印象が決まってしまっている人だったらな・・・
そして、女の子(村一番の美人)、足をちょっと引きずる様になってしまった
事が、なんだかとても価値の低い人間になってしまった・・みたいに彼女が
思う・・そんな雰囲気が、ちょっとイヤだったんです。
そりゃ、ちょっと足を引きずる様になったかもしれないけれど、彼女はとても
美しかったし・・・日常生活に著しい支障がある・・という程じゃないように
見受けられたし・・・
丁度先日「ロング・エンゲージメント」を見たのですが、こちらの映画も
主役の女優(アメリのオドレイ・トトゥ)が足を引きずっていましたが、
受ける印象は全然違うものでした・・・
どうも、この故郷の香りでは、障害持った同士・・ってことで、まとまったか
のように(これは多分違うんですけどもね!ヤーバの一途な愛っていうのが
成就したと考えたいです)一瞬錯覚しないでもない設定が、引っかかってしまって。
ジンハーとヌアンが遠距離恋愛になって、段々都会に行ったジンハーが
ヌアンへの思いが薄れて行くのは、よくある話しですが、切なかったです。
ジンハーは凄く悔いていたけれど、しょうがなかったんだよ・・・とも思う。
「ヌアンからの返事がなかったら、それを自分に都合良く解釈し・・・むしろ
ほっとした」みたいな処・・・(;_;)
ジンハーがあの娘に最後に言った言葉、あれで自分の中での懺悔?みたいに
思ってるみたいだけど、それはなんだか違う様な気がしました。
やっぱり最後の必死のジェスチャー「一緒に連れて行け!」のシーンは、
うっく・・・と一瞬なってしまいました。ネタバレ終了
ヤーバを演じたのは、香川照之さん、何度も彼の事は触れていますが、彼は
ハンサムでもなくスタイルも小さいのに、演技が光ってます。
鬼が来た!の時とはまた全然違った役どころ。
以前書いた文 鬼が来た!・姜文(チャン・ウェン)
あの一人娘もとっても可愛い子でしたね。
驚いたことには、あの少女が綺麗な飴の包み紙を水の中に浮かべて眺めたり
大事にしてるのを見て、私も凄く小さい頃、あれ、やってたわ!!と
思い出したんですわ。いやぁ~日本も30余年前は、たかが飴の包み紙
でも綺麗だな~ってとっておいてる様な子供が存在してたんだな・・・と
人ごとのように妙に感慨深くなっちまいました。
霍建起:フォ・ジェンチイ
出演:グォ・シャオドン/リー・ジア/香川照之/グァン・シャオトン/グォ・ズーシン
原作:モォ・イエン「白い犬とブランコ」(NHK出版)
脚本:チウ・シー 撮影:スン・ミン 音楽:サン・バオ
映画全体の空気を表現しているようです。
非常にいい映画なのですが、諸手をあげて
「いい!」とは言えない複雑な気持ちです。
自転車とぶらんこは映画では非常にいい演出
が出来る「もの」です。
トラックバックをさせていただきます。
(いつもトラックバックばかりでお邪魔で
すね、すみませんが、よろしく)
>非常にいい映画なのですが、諸手をあげて
「いい!」とは言えない複雑な気持ちです
上手い表現ですねー!!まさに、そういう感じです。
自転車シーン、私も大好きです。そういえばそうですね。映画の中での自転車シーンは、良い演出が出来るモノなんですね~
いえいえ、哲さんは多岐にわたって多い映画を見ていらっしゃる方とはいえ、私が見た映画と、こんなに色々かぶっているなんて!
凄くなんだか嬉しいんですよ
これからも、宜しくデス☆
書いていません。なかなか書けなかったという
重みがありました。
私のブログのトップにある「メールを送る」では
いろいろと問い合わせも出来ますので、ご利用
下さい。
では!
そうだったんですね。ほっとしました。
また検索の仕方とか間違ってるんじゃないか?
とか思っていたので^^了解です♪
私もこの映画見て、う~ん・・・と言葉に詰まって
しまいました。その割りには生意気なレビュー(いつもですが)書いてしまいました・・・