
刑事何森 逃走の行先
「デフ・ヴォイス」の何森刑事のスピンオフ第二弾。
うーん、重かった・・・。
日本で弱者が生きる大変さ・・・。
外国人についての処は知らない事が多かった。
これはキツイわ・・・。
「逃女(とうじょ)」
ベトナムから来ている女性が事件に関わっているらしい?
しかし彼女は失踪して見つからない・・・。
何森が行くスーパーで日本語が上手なベトナムのスタッフがレジにいて・・・。
「永遠(エターナル)」
コロナで解雇され職を点々とし最後はパパ活(売春)とホストクラブ・・・
「小火(しょうか)」
公園のボヤ。
コロナで従業員を解雇・・・。
★以下ネタバレ★
3つのお話が全部繋がっていたとは。
最初のお話でレジでバイトしてると思った女性は、密かに裏で人助けをやっている組織のボスであった。(これは意外で気がつかなかったな) ホームレス状態の貧困60代女性(過去海外旅行が趣味だった→フランス語が解ったのでは)と、アフリカから来ている親子(父は亡くなり母が2人の子供を育てているが、次女が病気のため大金が必要・・ 長女が公園のボヤを起こした犯人 母が雇先の経営者と話し合いをしている時にボヤを起こして、警察をかく乱させようとした)
店主は暗証番号をフランス語で誰も読めないだろうと秘密にメモしていたが、外国人の彼女はフランス語が読めたのね。
何森は解っていたが、黙って見過ごした。逮捕したところで親子は離れ離れになり、何の解決改善にもならないので・・・以上
みゆきさん、凄くお仕事頑張っていて、でもハードなお仕事ぶり・・・
家庭の方は大丈夫なのかな・・・
ほとんど荒井や娘たちの事が解らなかった。
刑事何森 逃走の行先 2023/6/19 丸山正樹
内容あらすじ 罪を犯さざるを得なかった女性たちに対峙する刑事・何森。
定年が迫る中で下した苦渋の決断――
優秀な刑事ながらも組織に迎合しない性格から、上から疎まれつつ地道な捜査を続ける埼玉県警の何森稔(いずもりみのる)。翌年春の定年を控えたある日、ベトナム人技能実習生が会社の上司を刺して姿をくらました事件を担当することになる。実習生の行方はようとして掴めず、捜査は暗礁に乗り上げた、何森は相棒の荒井みゆきとともに、被害者の同僚から重要な情報を聞き出し──。技能実習生の妊娠や非正規滞在外国人の仮放免、コロナ禍による失業と貧困化などを題材に、罪を犯さざるを得なかった女性たちを描いた全3編
丸山正樹「水まきジイサンと図書館の王女さま」「孤高の相貌」「ワンダフル・ライフ」「デフ・ヴォイス 法廷の通訳士」「龍の耳を君に (デフ・ヴォイス2)」「デフ・ヴォイス3 慟哭は聴こえない」、4「わたしのいないテーブルで」
「デフ・ヴォイス」の何森刑事のスピンオフ第二弾。
うーん、重かった・・・。
日本で弱者が生きる大変さ・・・。
外国人についての処は知らない事が多かった。
これはキツイわ・・・。
「逃女(とうじょ)」
ベトナムから来ている女性が事件に関わっているらしい?
しかし彼女は失踪して見つからない・・・。
何森が行くスーパーで日本語が上手なベトナムのスタッフがレジにいて・・・。
「永遠(エターナル)」
コロナで解雇され職を点々とし最後はパパ活(売春)とホストクラブ・・・
「小火(しょうか)」
公園のボヤ。
コロナで従業員を解雇・・・。
★以下ネタバレ★
3つのお話が全部繋がっていたとは。
最初のお話でレジでバイトしてると思った女性は、密かに裏で人助けをやっている組織のボスであった。(これは意外で気がつかなかったな) ホームレス状態の貧困60代女性(過去海外旅行が趣味だった→フランス語が解ったのでは)と、アフリカから来ている親子(父は亡くなり母が2人の子供を育てているが、次女が病気のため大金が必要・・ 長女が公園のボヤを起こした犯人 母が雇先の経営者と話し合いをしている時にボヤを起こして、警察をかく乱させようとした)
店主は暗証番号をフランス語で誰も読めないだろうと秘密にメモしていたが、外国人の彼女はフランス語が読めたのね。
何森は解っていたが、黙って見過ごした。逮捕したところで親子は離れ離れになり、何の解決改善にもならないので・・・以上
みゆきさん、凄くお仕事頑張っていて、でもハードなお仕事ぶり・・・
家庭の方は大丈夫なのかな・・・
ほとんど荒井や娘たちの事が解らなかった。
刑事何森 逃走の行先 2023/6/19 丸山正樹
内容あらすじ 罪を犯さざるを得なかった女性たちに対峙する刑事・何森。
定年が迫る中で下した苦渋の決断――
優秀な刑事ながらも組織に迎合しない性格から、上から疎まれつつ地道な捜査を続ける埼玉県警の何森稔(いずもりみのる)。翌年春の定年を控えたある日、ベトナム人技能実習生が会社の上司を刺して姿をくらました事件を担当することになる。実習生の行方はようとして掴めず、捜査は暗礁に乗り上げた、何森は相棒の荒井みゆきとともに、被害者の同僚から重要な情報を聞き出し──。技能実習生の妊娠や非正規滞在外国人の仮放免、コロナ禍による失業と貧困化などを題材に、罪を犯さざるを得なかった女性たちを描いた全3編
丸山正樹「水まきジイサンと図書館の王女さま」「孤高の相貌」「ワンダフル・ライフ」「デフ・ヴォイス 法廷の通訳士」「龍の耳を君に (デフ・ヴォイス2)」「デフ・ヴォイス3 慟哭は聴こえない」、4「わたしのいないテーブルで」
ん~待ってたよ~~~!!
そうそう、3話目が少しゴチャゴチャしてるから↑のネタバレが丁寧で、分かりやすい!感謝!!
技能実習生や外国人の話ね・・・外国人が日本で暮らすのってものすごーーーく大変だということが分かった。基本的に、日本って外国人を受け付けてないよね^^; それなのに、理解があり受け付けてます。みたいな顔するから、やっかいなことになってる。
パパ活の子もね・・・寂しかったのかな。少しだけ上手く行かなかっただけなのに、こんなことになってしまって・・・人生って難しいのね。
みゆきって・・・忙しいよね^^; こんなに仕事してて家庭は大丈夫なんかい?って思った。
いや~~~読んだ時期が同じだから、感想も新鮮でなんだか嬉しいです^^
ブログにはあまり書かなかったけど、今回は「あとがき」で興醒めしちゃった。何森さん、この後どうなるんだろう?って思いながらあとがきを読んだので、現実的なことばかり書かれているあとがきがイヤだった(笑)
さて、何森の3作目は出るのでしょうか?
小説よりルポルタージュに近づいているような気もします。取り上げる内容は良しとして小説としての面白さも維持して欲しいのですけど…。
コメントありがとうございます
やっぱり同時期に読んでると忘れてないから楽しさ倍増ね。
ここんところ(前からだけど)古い本を読む事が多いから、タイムラグがあってね・・・。
>それなのに、理解があり受け付けてます。みたいな顔するから、やっかいなことになってる
それ! あるなあー。ちょっとの付き合い(お店の客さんとしてとか、道を教えるとか、そういうちょっとした時間なら歓迎するけど、一生住みます!とかになると、え・・・ってなる。税金や保険とか色々我が身にも関係してくると、簡単にOK、歓迎ってわけじゃないというか・・・)
みゆきさんだけど、上の子が高校に入って大変喜んでた+下の子が小学校に入学、まではお話してたが、それ以後パッタリ家族の話をしてない・・ってのが、とても気になってるんだよなあ。
あんなにハードな働きっぷり、もしや家にいたくない状態?なんて思ったり・・・。
そうそう、あとがきねー。私も思ったわ。凄い現実的な事書かれていたよね。
実際に起こった事件羅列されていたし、売り上げの事も。
デフ・ヴォイスは近くドラマ化されるから、きっと凄く売れる様になると思うから、スピンオフもそれに便乗しそうだけどなあ・・・
コメントありがとうございます
>ルポルタージュに近づいているような
そうそう。
私も思ったわ。
デフ・ヴォイスシリーズに関しては彼が是非書きたかったから書いたっていうのが伝わって来る本だったんだけど、この本に関しては、何か題材を探していて、これにしようって思って、取材して・・って感じで(いや、それが悪いって言うんじゃないんだけど)
>小説としての面白さも維持して欲しいのですけど…。
同感です。
本作もためになったし、うっかり気がつかないどんでん返し的な展開等もあったんだけど・・・。
社会問題、ミステリーだけじゃなくて、人間ドラマ(何森さんの個人的な事)なんかも読みたいなーって思います。
私がそういうの好きだから、っていうのもあるんだけど。