風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

東北紀行顛末記4日目

2006-08-26 20:46:22 | バイク
この日の朝3時過ぎ、眼が覚める。


あまりのうるささに。昨夜から騒いでいた集団が、まだ騒いでいる。しかもヒートアップしてる。あほか、おまえら。

もう朝から、というか昨夜から非常に不快。しかも何が原因か分からないが、尻から太ももに掛けて、虫刺されの様な症状が出てくる。非常に痒い。


なんてグダグダしてるのもなんだし、と思いちゃっちゃと撤収、4時には出発。
しかしこの日の苦難は始まったばかり。

太平洋沿いの道をひたすら南下するもひたすら濃霧。視界はすぐに結露し最悪。すぐ前を走る車も分からず徐行運転。全身に霧がまとわりついて濡れていき、寒い。
しかも尻が痛痒い。頼む、効いてくれ、液体ム○。

9時ごろ、ようやく霧も薄くなり真っ青な空におはようさん。宮古から内陸部に入り遠野を目指す。天気も良くなり、尻の腫れも引き始め上機嫌で峠を走る。
でもそのまま穏やかには行かない。走ってるとどうも、さっきからリアタイヤが滑る。明らかに挙動がおかしくなってきた。
理由は分かっている。タイヤが磨耗してしまったのだ。


この写真、2日目にねじの刺さったのと同じ部分です。見比べてもらえばいかに磨り減ってるかわかるでしょう。

この状態で走るのははっきり言って怖いです。まだ名古屋まで1000キロ以上あるのになあ。タイヤの消耗が予想外に早かった。しょうがないので無理せず走るしかない。ただ、だんだん走るのがつらくなってくるのが問題だ。

そうこうしているうちに、この日の目的地、秋田県湯沢市にある川原毛大湯滝に到着。最初の写真にあるように滝がお湯。この滝で打たせ湯をすると、激痛です。しかもお湯はすっぱく、眼に染みるのでかなりの苦行。でも楽しい。ここはぜひまた来たいものだ。

その後はひたすら南下し、山形県河北町の引竜キャンプ場へ。西宮から来た山登りが趣味の男性と、しみじみ語りつつ酒を飲む。

テーマは他人に理解されない趣味としての一人旅。
結論、本人は楽しんでるんだからほっといてくれ。

満天の星空を眺めつつ、夜は更けていくのです。

この日の走行距離  617km


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