猿楽神社
概要
東京都渋谷区、ヒルサイドテラス内にある神社です。
主祭神
天照皇大神
素戔嗚尊
猿楽大明神
略縁起
神社のある場所にはその昔、古墳時代末期の円墳がありました。塚の上からは遠くの山々を望むことができたころから斥候(もろみ)塚、去我苦塚とも呼ばれていました。もともと大小二基あり、間を鎌倉街道が通っていました。
大正時代朝倉家が二基あった塚の一つを打ち壊したところ武具が見つかり、その後当主と作業をした親方が奇病に取り付かれ、武具を埋め戻したところまもなく快復したことから、残された塚の上に猿楽神社が創建されました。
猿楽神社縁起古くよりこの地に南北に並ぶ二基の円墳があり。北側に位置する大型墳を猿楽塚と呼称している。この名称は、江戸時代の文献「江戸砂子」「江戸名所図会」等にも見られ、我苦を去るという意味から、別名を去我苦塚と称したとも言われている。六~七世紀の古墳時代末期の円墳と推定され、都市化その他の理由により渋谷区内の高塚古墳がほとんど煙滅したなかで、唯一現存する大変貴重な存在であり、昭和五十一年三月十六日に、渋谷区指定文化財第五号に指定された。この地に移住する朝倉家は、戦国時代から旧家であり、遠祖は甲州の武田家に臣属し、後に武蔵に移り、中代より渋谷に住み、代々、無比の敬神家として、渋谷金王八幡宮と氷川神社の両鎮守への参拝を常とし、また氷川神社改建の折にも尽力している。朝倉家では、大正年間に塚上に社を建立し、現在、天照皇大神、素戔嗚尊、猿楽大明神、水神、笠森稲荷を祀り、二月十八日、十一月十八日を祭礼日と定めて、建立以来、一族をはじめ、近隣在郷の信仰を集めている。平成十四年十一月十八日 朝倉徳道 撰
境内
社殿
鳥居
住所
東京都渋谷区猿楽町29-18
アクセス
東急東横線 代官山駅
徒歩3分
東急東横線・地下鉄日比谷線 中目黒駅
徒歩7分
JR山手線・JR埼京線・地下鉄日比谷線
恵比寿駅
徒歩10分
最後に
近代的な建物の間に、こんもりとした緑の丘。興味をそそられて、ヒルサイドテラス内に入りました。
説明書きを読んで、びっくり、それが、古墳であることがわかりました。
しかし、古墳を壊して、奇病となるとは。ちょっと恐ろしいですね。お二人が回復してよかったと心から思いました。
御由緒を聞き、やはり、日本の土地は、色々な神様が宿っているのではと、改めて感じました。
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