リートリンの覚書

日本神話に登場する人物・天服織女


日本神話に登場する人物

天服織女
(あめのはとりめ)


須佐之男命の悪行に驚き、亡くなる人物


「古事記」では


本文では、このように登場しています。

天照大御神が、神聖な、機を織るための建物にいまして、神にささげる衣服をお織られていらっしゃる時に、そのはたやの屋根に穴を開けて、天斑馬の皮を逆剥ぎに剥いで、落とし入れた時に、天服織女は、これを見て驚いて、梭で陰部を衝いて死んでしまいました。

天照大御神が忌服屋で神御衣を織っていたとき、須佐之男命が天斑馬の皮を逆剥ぎに剥いで、落とし入れたため、驚いて機織りの際、横糸を通すのに使う舟型の器具で陰部を衝いて死んでしまいました。

この事件がきっかけで天照大御神は、天石屋に引きこもってしまいました。


そのほか


「日本書紀」神代記上七段の第一の一書に登場する稚日女尊(わかひるめのみこと)は、高天原の斎服殿(いみはたどの)で神衣を織っていたとき、素戔嗚尊が馬の皮を逆剥ぎにして部屋の中に投げ込み、稚日女尊は驚いて機から落ち、持っていた梭(ひ)で身体を傷つけて亡くなったとあり、同一の伝承と考えられています。



新しい知識を得た場合
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