東京橋巡り
厩橋
(うまやばし)
隅田川にかかる橋で、東京都道453号本郷亀戸線を通しています。
この辺りには、江戸時代から続く「御厩の渡し」がありましたが、転覆事故が相次ぎ、民間の手により1874年(明治7年)に木橋が架けられたと伝えられています。
その後、その橋は老朽化により東京府によって鉄橋に架け替えられました。
現在の橋は、関東大震災復興事業として1929年(昭和4年)に架橋されたものです。
うまやの渡し跡
江戸時代は幕府の政策により橋の数が少なく、かわりに各所に「渡し船」がありました。この場所には、「うまやの渡し」があり多くの人々を渡しました。春のお花見の頃は「墨堤の桜」を見に行く多くの人々が利用しました。
所在地
東京都台東区蔵前2丁目15
最後に
隅田川。
穏やかな水の流れのように感じましたが…
「うまやの渡し」から厩橋へ、架橋された理由を知ると何だか悲しくなりますね。
今まで何となしに、橋を渡っていたのですが、昔の人々の苦労、試行錯誤を繰り返し作り上げられた技術が、今の安全な橋へとなったことに感謝をしなければと思いました。