宗像三女神
(むなかたさんじょしん)
天照大神と素戔嗚尊の
誓約により生まれた神
十握剣より生まれた神で、
奥津島比売命・多岐都比売命・市杵嶋姫命の
三柱です。
宗像三神を祀る本拠地である宗像大社には、
玄界灘に浮かぶ沖ノ島の沖津宮に
奥津島比売命、
大島の中津宮に多岐都比売命、
そして陸の辺津宮(へつのみや)に
市杵嶋姫命というかたちで
三女神が祀られています。
宗像・厳島系の神社は全国八千五百社を数え、
神社分祀数ランキングでは第五位です。
航海の安全や交通安全などを
祈願する神様として崇敬を集めています。
神格
海の神
交通運輸の神
財福・技芸の神
「日本書紀」では
日本書紀 巻第一 神代上
第六段の本文では、
このように登場しています。
”「姉さんと共に誓約をしましょう。もし、私の生んだ子が女なら、きたない心があるとし、もし男なら清い心であると思ってください」
そこで天照大神は、素戔嗚尊の十握剣を求め、三段に打ち折って、天の真名井で濯ぎ、ガリガリと噛んで砕き、吹き棄てた息吹の霧の中に生まれた神が生まれました。
名を田心姫といいます。次に湍津姫。次に市杵島姫。合わせて三柱の女神です。”
素戔嗚尊が黄泉の国に行く前に、
姉・天照大御神に挨拶をするために
高天原を訪れます。
その時、
自分に悪しき心がないことを
証明するために誓約を行いました。
その際、
素戔嗚尊の剣から生まれたのが
田心姫・湍津姫・市杵島姫の宗像三女神です。
応神天皇の条では、
応神天皇37年春2月1日、
阿知使主(あちのおみ)、
都加使主(つかのおみ)を
呉(くれ)に遣わして、
縫工女(きぬぬいめ)を求めさせました。
呉王は、
工女の兄媛(えひめ)、弟媛(おとひめ)、
呉織(くれはとり)、穴織(あなはとり)
の四人の婦女を与えました。
その後、
阿知使主らが呉から筑紫に帰還しました。
この時、
胸形大神(むなかたのおおかみ)が、
工女らを乞いました。
それで、
兄媛を胸形大神に奉りました。とあります。
「古事記」では
「古事記」では、
宗像三神は天照大御神と素戔嗚尊が
高天原で誓約(うけひ・神聖な占い)を
したときに、
大神が素戔嗚尊の剣を噛み砕いて
吹き出した霧の中から生まれ、
そのあと天照大御神から
北九州の玄界灘に降り
海の守護神となるように
命じられたとあります。
そのほか
・宗像三神は、もともと北九州地方を基盤とする海人集団(通説では筑紫国の海人族の宗像君(みなかたのきみ)とされています)の信仰する、一地方神にすぎない海の神でした。
それが大いに力を発揮して神威を高めたのは、朝鮮半島や中国との交流が盛んに行われるようになった四世紀末頃です。
・九州と朝鮮半島の間にある玄界灘は荒海で、航海する船の一番の難所でした。
そのため朝鮮半島へ向かう朝廷の使者は、必ず宗像三神に航海の安全を祈りました。
こうして中央の大和政権とも結びついて航海守護の霊威を発揮した宗像三神は、今日のように全国区の霊威を持つ有力な海の神としての地位を獲得したのです。
神徳
海上安全
交通安全
豊漁
商売繁盛
祀る神社
厳島神社(広島県廿日市市)
宗像大社(福岡県宗像市)
厳島神社。
行ってみたい神社です。
海にポツリと朱色の鳥居。
美しいですよね。
ふと、
去年の年末に
読んだ新聞記事を思い出しました。
「鳥居の柱に小銭を刺すと、願いが叶う」
そんなウワサによって、全国各地の神社が被害を受けているといいます。
B IGLO BEニュース
grape12月31日(火)15時43分
これを聞いた時
アホか〜💢
と思いましたよ。
厳島神社も被害に遭っているそうです。
柱には無数の小銭が突き刺さっており、
歴史ある神聖な鳥居は
見るも無残な姿になっているそうです。
鳥居に刺されたこれらの小銭は
神社の人が手作業で小銭を
回収する必要がでてきます。
まったく。
神様にお仕えしている
方々の手間を増やすんじゃない!
考えてもみてください。
自分の家の門に
沢山の小銭が突き刺されていたら。
自分ならめちゃくちゃ嫌な気分になるわ。
やった奴らめ〜👹と、なりますよ。
正しい参拝をして欲しいものです。
本日はこれにて。
明日も神様シリーズ続きます。
読んで頂き
ありがとうございました。