ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

[日記] 日本は、祖父母による孫育て社会の到来か

2007年02月16日 23時56分49秒 | Weblog
先般、NHK番組「クローズアップ現代」では、孫を祖父母が育てる事情についての放送があった。そう云えば最近確かに、病院などの待合室でも そのような光景を多く見かけるようになった。

小さな個人病院へ行った。
受付に面した6畳ほどの広さの待合室があり、そこが一杯になるとドアを隔てて奥にもう一つ部屋(第2室)がある。 奥の部屋で老男性と二人で居たとき、治療を終えた小学生の男の子とおばあちゃんが診察室から出てきて奥の部屋にやってきた。

会話を耳にしていると まさに 孫を引き取って祖父母が育てているようだ。 男の子も 意味無く明るく振る舞ったり、祖父母の話の内容に注意深く耳を傾けたりしている。 話の途中に男の子は トイレに行ったが、戻って来るなり 「いつものハンバーガーショップに行こう」 とせがみ始めた。 祖母から 割引クーポンを使い切ったと聞くと 「割引券はどうでも良いから ハンバーガーを食べに行く!」 と力づくでも自分の意見を聞かせる勢いである。

とにかく病院を出ようと席を立ち、3人は出入り口へと向かった。
一番最後に男の子が(私が残る) 奥の部屋を出たが 一瞬立ち止まってドアの横にあるトイレ横のスイッチに手を伸ばし、トイレの電気を付けたり消したりした。

玄関でスリッパから靴に履き替えている祖母は男の子に 「何やってんの!?早く来なさい!」 と注意をした。

男の子のおばあさん(や、受付前で待つ人々)にしてみれば 男の子がイタズラしたように見えただろう。 祖父母との3人の会話を聞いていても 男の子からは強い ”ワガママ”さを感じさせた。

だが、
トイレの前を通り過ぎようとしたとき男の子は、トイレを使った後、電気を消し忘れていなかったかを気にするそぶりを一瞬見せてからスイッチに手をやったのである。 そして電気がつき、そしてまた消えた事をガラス越しに確認してから玄関へ向かった姿を私ははっきり見た。

そして男の子が 単純なワガママではないと知り、男の子の ”こころ” に安心した。