Nikon AI MICRO NIKKOR 55mm F3.5
1977~1979年に販売(¥35,000)
写りがすごいとの評判から手に入れてみた。
今どきのオートフォーカスの標準レンズならば、望遠から接写までそつなくこなしてしまうのだが、
よく見ると、しょうがないかな!?と思える部分が気になったりもする。
接写に特化したレンズだが、その領域以外の普通から無限遠も写りが良いとのことで、
どれほどのものかと興味を持ち手に入れました。
まずびっくりしたのは、焦点環を回すと壊れているのかと思うくらい回転角があり、
おおよそ330度は回っている印象です。
しかも2段ヘリコイドなので、レンズユニットはそのまませり出してかなり伸びます。
レンズユニットが回らずにせり出してくるのがいいね。
接写用の照明をレンズ先端に取り付けること前提とした設計なのでしょう。
ヘリコイドが固かったので、分解・洗浄、新油の塗布をして、かなり良い感触に戻りました。
しかし、分解中、構造を探りながらいじっていると・・・
ヘリコイドが外れてしまった。(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
それで2段ヘリコイドなのだと知ることになったのだが・・・
当然、ケガいていないので合わせ目がわからず、カット&トライは2日に及んだ。
48時間ぶっ続け・・・ではありませよ。(笑)
夜の作業開始だったんで次の日へ持ち越して、延べにして2時間ほどです。
ようやく無限遠が合ってゴミにならず、ホっとしました。
花の接写をしてみると、やはり接写に特化された構造なので撮影しやすい。
PK-13も持っているので、ミクロな世界をのぞき込んでみたり・・・
風景撮影もしてみたが、古いレンズなのにシャープに写る。
かなり遊べるし、普通にも使えてしまうし面白いレンズだ。
もう少し表現力が欲しい場合は、F2.8sが欲しくなるのでしょうね。
=へばまんだのぉ~=
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