ひとり山歩記

現実逃避の為に映画観て、ポテチ食べながら映画観て、甘めの珈琲と炭酸飲料飲みながら映画観て、これではいかんと山歩き。

二度目の角尾山。猪か熊か人間か分からんけど。

2023-12-09 22:31:28 | 山歩き
夏に山歩きを始めてから経験不足の秋になりました。雲海見れる時間帯は寒いし、お天道さんが頭上にある頃には重ね着暑いくらいだし、丁度良い感じの服がなく、最近は昼頃から近場の短時間歩きしかしていない。不器用なもので。二枚の重ね着は出来るんですけど、三枚目が二枚目と同じで二枚目が三枚目。大中小で言えば中がなく小と大と大になる感じ。衣食住のうち、衣に頓着しないので偏りがある。食にも執着なく、極端な話、壁と天井あれば暮らせる自信はあるので住にも拘りがない。ただ必要なのは独りの空間。山で暮らそうか。しかし服がないんだ、話は堂々巡りするので角尾山に来た。秋冬の服装に慣れるため近場の低山で経験を積む。


角尾山最大の難所、光明寺の駐車場から登山口までの登り坂。ここを登り切れば角尾山の登頂は目前と言える。舗装道路嫌いやねん。

前回は7月2日、気温29℃。今思うと正気の沙汰とは思えない苦行。それでも今日はあの日より登山者の気配がない。熊の影響かな。


これは猪かな。熊ではないよね。猪でもないことを願う。そう言えば今日は御食事中に読むには相応しくない内容となる予定。


うんち見つけた。猪か犬くらいの大きさ。研究者ではないから断言は出来ないが、ハム助やインコではないのは確か。ほくほくなら撤退するが、そうでないなら五感を研ぎ澄まして進んでく。


角尾山の魅力と言えば下界を見渡せる岩場。最も好きな山はどこかと聞かれたら、今居る山だと答える。紅山に居る時は紅山だし、黒木山なら黒木山。いや、黒木山は別格か。エンジン音と子供の声と虫や獣の雄叫びが良い具合に混ざり合う。静寂なんて求めるな。そこが良い。

トレラン用のザック購入した。15Lかな。両肩の帯に小袋ついてるのでペットボトルと携帯電話が入る。荷物は水と少しの行動食だけなのでこれでいい。満足している。

切り株の割れ目から、枝。これは生えてるのか。誰かが挿したのか。育つのか。また春に見に来なければならないではないか。


山頂手前の岩場で撮影。手が震える。高所恐怖症ではないのだけど、もし携帯電話を落とせば御陀仏だろうね。御陀仏なんて言葉なかなか使わないね。死語ではないけど、業界用語なのか方言なのか。知らんがな。

で、角尾山到着。伸ばし放題の髪を野球部入部で丸刈りにした感じ。今の野球部は丸刈りではないのかな。中学時代は部活動関係なく男子全員丸刈りでした。多様性なんて概念は微塵もなく郷に入れば郷に従うしかないのが学校でしたね。今のほうが正常だと思う。けど、極端に教師の権力が弱められてるとも思うんですよ。


夏の角尾山。蜂やら虻やら汗やらで、汗か。思い出した。綿100%の服で翌日腕に汗疹大量発生した角尾山の思い出。あの頃より成長したのか、今日の服装はポリエステルの夏服。暑いねん。


山頂手前の登山道で嫌なもの見たんです。うんち。鹿や猪のものではないと思う。結構大きいの。熊のうんち見たことないんだけど、結構大きいの。まさか人間様の、ではないと思うけど。どちらにしても怖いよね。熊は当然怖いけど、登山道の真ん中にうんち残す人間は或る意味熊より怖い。熊だと思う。そう信じる。いや、それはそれで怖いけど。


見えない影に怯えながら光明寺付近まで来た。黄色いのある。銀杏ですよね、知らんけど。花とか木とか星座とか人の名前とか覚えるの苦手でして、梅と桜の違いも分からない。分からないことを分からないと言える勇気がある。


ちょい長めの映画見終わるくらいの山歩き。ほんとは六時間とか七時間とか歩いてみたいんだけど、四時には下山するとして九時には現場到着しなきゃならん。そこまでの移動時間や寝起き数分の瞑想時間を計算すると、駄目かも知んない。そもそも四時間以上歩ける自信がまだない。


雲海見れずに善防山。

2023-11-05 17:47:00 | 山歩き
三連休のうちいつかは雲海を見に行こうかと気合い入れていましたけど二日連続二度寝で頓挫。三日目は徹夜で映画見鑑賞、五時半までは記憶がある。三度目の正直を期待したが二度あることは三度あるのほうが実現した。


14時半、善防公民館。英国なら五時半、英国に瞬間移動出来るなら今日をやり直して雲海見に行ける。しかし英国に紅山はない。人生は上手くいかないもんだ。腰巻きに水1Lと余り物の仙豆と行動食を詰めて善防山を目指す。


いつかは烏帽子岩登山口から歩き始めたいものですが、舗装道路は苦手。そもそも歩くの嫌い。ではなぜ山歩きをするのかと自分に問いかける。知らんがな。


腰巻きの位置を腰にするか肩から斜めに下げるか試行錯誤しながら善防山に到着。腰だな。しかし違和感がある。この重量ならザック背負う、いや、禰豆子背負うほうが楽ではないか。今日の失敗は明日の成功の糧となる。明日仕事やん。よだきいですこと。


畝る稜線、善防山から笠松山へ向かう下り坂で、ここがお気に入り。ヘラクレイトスの川だな。説明は割愛する。察せよ。


たまには馬の背から時計回りに歩くのもいい。時間にも余裕があるし、迷子にはなるまい。

意外と遠く感じた。いつもとは違う風景、いつも駆け下りてた場所が岩場であることに気付いた。

少し早いけどおやつ休憩。キリン堂で購入した半額商品。これで何が補給出来るか分からないが、そんなもんだろ僕は栄養士ではないんだから。飯盛山もこの腰巻きを使用。ペットボトル二本とおやつ、財布と鍵と単眼鏡入れても余裕がある。紅山用にはこれより小さい腰巻きがある。名前はまだない。


緩やかな階段から始まり次第に広く高い階段になる。蹴上50cm踏面70cm程度か。ここを軽やかに上るには股下2mは必要だろう。消滅する。


笠松山手前の東屋で隠し財宝を発見。ポテチは空箱、飲料水は半分残してある。捨てたのか忘れ物なのか定かではないが、ひとまず僕が預かることにする。心当たりある人は取りに来なさい。いや、ゴミなのか。


笠松山で日が暮れ始めた。少し焦る、あの信号が赤になれば仕事に遅刻する程度の焦り。そう考えれば大したことないな。日の入りまでまだ時間はある。善防山まで行く余裕はある。計画通りに歩けば日の入りと共に下山済となる筈。僕のくせに『計画』なんて言葉が出るのも烏滸がましいが。


ここは初めて通る。なにか焼けたような岩と地と木。帰宅して調べてみると二年前に火事が起きたそうだ。出火原因は分からないけど、煙草の不始末か焚火だとか人為的なものなのかな。ペットボトルで収れん火災なんてのも滅多に起こらないだろうけども可能性はなきにしもあらず。兎に角、ペットボトルを山に捨てるなと言いたい。


逆回りだと違う山だと錯覚する。太陽のほうへ進むのと太陽を背にして歩くのと、いつもは右へ登るのに今日は左へ下る。まるで道を間違えてるような新鮮味と言うか、

道を間違えてたようだ。強制下山状態。善防山から見たことあるんですけどね、あんなところにも道あるんだ。あれどこに続いてるんだろう、と。それがここ。解決した。七福神なのか。因みに日本出身の神様は恵比寿さんだけ。


紅葉か楓か区別出来ないが、紅生姜みたいな紅葉。この風景を上手く表現出来ない、伝えられないのは僕の語彙の乏しさのせいか、紅葉に興味がないせいか、どちらにせよ紅生姜みたいな紅葉としか説明出来ない、小学生の運動会でよく見る。赤帽とか玉入れの赤玉とか紅生姜とか。僕にはこれが限界。


舗装道路嫌いなので再び山へ還る。諦めない限り敗北はないと信じて登る。


吊橋まで這い上がりました。日没までに善防山経由で下山するか、ここで下山して舗装道路歩いて蛙化。蛙化現象なんて単語が流行語大賞の候補に挙げられてるそうだ。意味は知らないが、おたまじゃくしから蛙になるのか。尻尾取れるのか。手足生えて何処でも行けるようになるのか。ヤゴに捕食対象とされていたおたまじゃくしが蛙になればヤゴから成長したトンボを食べる。そういう下剋上みたいな意味なのか。


こんなのも落ちてました。山で花束贈る劇的物語を想像し、それが捨てられた衝撃の終幕を連想。しかし値札に仏花と書いてありました。袋とゴムは回収し、花は土に還れば良いと判断して放置した。 


善防山から降りる途中。太陽が沈み辺りが暗くなる。日没は17時03分、考えてみれば日没は消灯ではなく徐々に暗くなるもんだ。この時点で日没まで五分あるが、山ん中は暗闇だ。人は失敗を繰り返して成長する。


今日の戦利品。


途中で軌跡が消えましたが、これ吊橋のとこかな。



満身創痍でも歩けるならば。

2023-11-05 14:30:00 | 山歩き
右肩左肩腰右肘右手首が痛む為、先週は休んで二週間ぶりの山歩きとなりました。癒えたわけではないけど、考えてみれば足は動くのだから歩けるだろうよ。


歩けるけど禰豆子背負い長時間歩くことに不安はある。水1Lと行動食少しだけ詰め込んで短時間で、いつでも下山可能な場所を考えてみた結果、三度目の藤ノ木山。 


今日は25℃あるそうで長袖シャツ、重ね着なしで山歩き。東の山で岩に腰掛け休憩するおぢ様を発見。片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を、ああああああ。
そんな雰囲気。


おぢ様が出発してから五分程遅れて僕も出発。追いついても気不味いかなと思いまして、そんなことないのかな。先々週の伊勢山駐車場で三人組の登山者と出会いましてね、僕が先に出発して三人組が後方から追い掛ける状態。追いつかれてもいいんだけど、追い越されてもいいんだけど、三人組が熊鈴鳴らしてたんですよ。彼等が今どこにいるのかが音で分かる。逃げるよね。本能に従うよね。追う者が登山者だろうと熊だとろう警察だろうと逃げ切るのが時間に追われる人間の宿命。


三度目なのになぜか懐かしく感じる。お祖母ちゃん家の階段もこれぐらいの角度があるかな。僕はお祖母ちゃん子らしい。覚えてないけど。



藤ノ木山手前で第二展望台を見つけた。山歩きに余裕が出てきたのか、これは御褒美として受け取る。

藤ノ木山、誰もいない。おぢ様ともすれ違うことなく登頂。途中で下山したのかな。僕も小野アルプス、紅山だけしか歩かないから東の山だけで下山する人もいるんだろう。小野アルプスか、いつかは縦走せねば。

桜だとか紅葉だとか山歩き始めるまで興味はありませんでした。夏の山が徐々に紅く染まる、これが秋と言うやつか。今も余り興味はない。


肩腰手首異常なし。折角文化の日ですからもうひとつどこか登る。時刻は14時。善防山なら移動時間も短いし、日の入りまでに下山は出来る。


が、平荘湖の相ノ山に到着。ここは腰巻きに水を携帯するだけの軽装で挑む。駐車場から徒歩数分で見晴らし良い岩場。極端な話、麓から山頂まで岩場のようなもの。岩と山と湖。湖岸の長椅子で居眠りするより、少しばかり汗を流して岩場で光合成するほうがお得感はある。

ここも三度目か。ここで下山するか飯盛山へ行くかを決める。忘れていたけど靴に中敷き入れていた。百均で購入したもの。足と靴の微妙な隙間を埋めてくれるような、跳ねたり下り坂での衝撃を吸収してくれるような、その存在を忘れるくらい足に馴染んでると言えるのか、ええねん、不具合あれば検討し直す。


恐る恐る飯盛山へ歩を進める。まだ引き返せる。躊躇うほど厳しい道程ではなく体力的に余裕もあるけど、この先の草叢に未知の恐怖がある。いや、既知か。既知の経験と未知の融合である。知らんけど。

夏に来た時は草に埋もれ禰豆子に尺取虫乗せるぐらいの道なき道でしたが、今日は草が刈られて快適な登山道。これは有り難い。山の所有者か管理人か電力会社の人か、誰のお陰なのか知らないけど感謝する。


鉄塔周辺は芝生並に短く刈られてる。お疲れ様です。無力で無意味で無価値で役立たずの僕はせめてゴミ拾いで貢献するしない。いや、そこまで酷くはない。無価値は撤回する。無意味も白紙に戻す。無力も嫌だな却下する。お役に立てれば幸いです。


鉄塔の先、数mは笹の道。これを越えれば再び快適な登山道になりました。ここまで水もお菓子も食べてない。飯盛山までお預け。


山頂手前でおぢ様とすれ違いました。藤ノ木山のおぢ様ではないけどね、おぢ様遭遇率高いな。でも意外とおぢ様は挨拶してくれるし返してくれる。山頂滞在時間は30秒。

山頂よりも道中が良い。飯盛山の山頂から少し降りた西の岩場。東にもある。角尾山にも似たような場所がある。と記憶している。また歩きたい山ではあるが、登山口までの舗装道路で半泣きで挫折考えたことは、よく覚えてる。


ゴミではない。仙豆です。人からは雑な印象を持たれがちな僕ですが、意外と計画的なんですよ。歩く山を直前に決めたりしますけど、生意気にもYamaReco有料会員なので付近の山は殆ど登山計画を保存してる。


山歩き始める時にちょろんと書き足すだけでコンパスにも登山届が提出出来る。有料会員じゃけん。


相ノ山まで降りてきた。紅く染まる葉はこれから訪れる長い冬を越す為の細胞死。次の休日まで心殺して息を殺して過酷で辛く厳しい五連勤に臨む人生のようだ。労働は生きる為のひとつの手段であり、働く為に生きているのではない。知らんけど。


75分の山歩き。少々物足りなさもあるけど腹八分目でいい。

向山連山から伊勢山に予定変更。

2023-10-22 15:09:28 | 山歩き
土曜日は丹波市の向山連山に行く予定で水分れ公園までの道順、山と天候の情報を確認、行動食と飲料水の準備をして早めに就寝しました。早朝夏海のけたたましい叫び声で目が覚める。6時45分。平日なら夏海の朝ご飯時間。たいした体内時計だと感心しながら御飯を与えて二度寝する。


九時に起きて高速道路走り、辿り着いたのは姫路市打越こもれびの森。伊勢山登るぞね。


秋の低山とは言え、歩き始めると汗が出る。結局重ね着やめて夏服に戻る。山歩き用の秋冬服も買わねばならんのだけど金がない。金がないのに高速道路で移動してみた。と言うより、ここは向山連山ではないな。夏海の陰謀か。

登山にも中級者上級者なるものがあるそうだが、低山の山歩きを愛する僕には健脚者と言う称号のほうが憧れる。山頂ではないけど、こんな景色で足が止まる。


何箇所か設置されてる叩くやつ。獣避けなのか存在証明なのか、叩きたいけど我慢した。我慢する必要はないんだけどね、興味ないよと気取るのが痩我慢の真髄。バレンタインで女子からチョコ配られて『僕は無神論者なので』と断るような感じ。と言いつつ、軽く叩いてみた。ええやん。播州弁なら語尾にケがつく。ええやんケ。


突如現れた激下り。突如でもないんだけどね、激下りは僕が登る前から存在していたし、僕が生まれる前からも存在していたと思う。だから突如ではないよね。言い換えるなら激下り箇所に突如現れた全身黒尽くめの男。視点変えるとそうなる。因みに相変わらずの黒尽くめです。


岩と羊歯の登山道。羊歯、これ最近覚えました。人間は考える葦だとパスカルは言う。葦だ。この後、羊歯掻き分けて歩く。

羊歯の後の岩場は御褒美。羊歯好き岩場嫌いの人には御褒美にはならんけど、岩好きの僕には御褒美なんですよ。山登りより岩登りか。だけど垂直の岩は登らんよ。登れんし。


枯れ木と紅葉と緑の山と青空と雲。贅沢に詰め込んだ。おにぎりの中にチョコとバナナとポテチとラムネ菓子を混ぜたような贅沢品。食い合わせ悪いな。


平安時代の風景と称しても通用する。江戸時代でもいいけど。兎に角、文明の影なく自然だけが広がる。こんなところに住んでみたいと思うが、電気がない水がない食料がない。なら登山者から奪うか。山賊化しないと生きていけない自信が僕にはある。でも家でレタスは育ててる。


種は百均で購入。特に手間暇かけず愛情も注がず自然に任せて放置する。窮屈そうだけど、うちの庭は甲子園ではない。甲子園にレタスは植えんけどね。


神座の窟。ここを見るため伊勢山来ました。
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標高ン千米の絶景よりも絶景である。千ヶ峰以上の経験はないけどね。写真では表現出来ない、僕にはその撮影技術も知識もないけど、いや、それがいいんだ。僕も写真では神座の窟は見たことあるんですけどね、実際その場で見る風景は全く違う。紅山の傾斜を写真で表現出来ないようなもんだ。


最後の奥山へ向かう為、伊勢山山頂でパンとバナナを食し、暫く呆然とする。右肩に痛みを感じる。切り傷に塩を塗り込むような痛み。


右肩を庇うために左肩に重みを傾けなんとか奥山と下山の分岐点まで到達。体力的には問題ないけど右肩の痛みが気になるので下山することにした。これが複数人での山歩きなら自分だけが我慢するか不穏な空気になるのを覚悟で全員道連れに下山するかの選択になるのだろうけど、幸い僕は独り山歩き派。山頂に拘ることもなく他人に気を遣うこともなく下山出来る。


心残りなのは展望台で写真も撮らずおやつも手付かずで残したことくらい。この後、隣の通宝寺山も登る予定にしてたんですけどね。折角高速道路疾走してここまで来たのだから。いや、そもそも向山連山を予定していたはずなのに。


二時間ちょいの散歩道。夏海が悪いんだ。起床時間から予定が狂い出したのだよ。帰宅して籠掃除して粟の穂献上せねばならん。御機嫌損ねては寝てる間に籠から出て喰われるかも知れん。帰宅して鏡で肩を観察した。出血してる。蝨ではない。蛭でもない。熊か。



独り歩きの予定は未定。

2023-10-07 22:12:16 | 山歩き
次の三連休は何処の低山に行こうかと、候補地を数ヶ所検討しているのですが、今決めても当日になれば逆方向へ疾走している事も稀にある。先週は帝釈山を予定していたのに気付けば紅山で過ごしてた。雪彦山行く計画を立て、御飯おやつ飲料水を禰豆子に詰め込み辿り着いたのは斎藤山。雪彦山と言えば岩場、岩場と言えば斎藤山かんざし岩。そんなもんだ。

前回は携帯扇風機と携帯電話を落とし、捜索と回収の為に桶居山断念しましたので今回は貴重品は腰巻きに収納。同じ轍は踏まない。

最初の試練。前回は右から迂回したのだけど、少しは成長したのか難なく克服。紅山鍛錬の成果だろう。


第二の試練。これも克服。角度は紅山よりも急だけど足場は多く慎重に登れば大丈夫。


垂直な岩をよじ登る者がいる。僕は高所恐怖症ではないが、あれは無理だ。蜂が飛んできたら逃場がないではないか。


山歩き始めてから愛着が湧いてきた鉄塔。以前は興味もありませんでしたが、自然と文明の共演に感銘を受ける。建築技術と言うか鉄塔の支柱や角度の計算とか、僕はそういうのよく分かんないけど、足場が悪く狭い場所に垂直に立てて微動だにしない鉄塔立てるなんて神の御業かよとも思う。無神論者ですけどね。

落ちそうで落ちない巨岩。押してみる人は沢山いるようですが決して動かない岩。当然僕は押さない。こんなのを落とせば麓は大惨事ではないか。

桶居山を素通りして振り返る。あの頂上で休憩しようとしたんですけど、夫婦らしき先客居たので挨拶だけして通り過ぎました。狭い山頂。その先の岩場で休憩していると登山口で挨拶を交わしたおじさんと遭遇。日帰りとは思えない大きなザックで、あれでかんざし岩登れるのかなと心配していたのだけど、登る前に諦めて桶居山から来たそうだ。


遠くに百間岩。今日は行かないけど魅力的な角度だ。鷹ノ巣山辺りから人とよくすれ違うようになる。高御位山に行く人々だろう。これまで人気の山を避けていた僕も今日挨拶疲れと言うものを経験した。するけどね。三割程度は無視されるけど、僕は人語を解する獣と認識されたのだろう。これも宿命だ。


調子乗りすぎました。別所奥山辺りで右膝に違和感を覚えた。下りを走り岩場を跳ねてたら膝を痛めたようだ。中敷きの購入も検討せねばならん。右膝を庇うように歩いていると北宿山手前で左膝も痛み始めた。老いなのか、これが老いなのか。


帰宅して風呂入れば膝の痛みも消え、紅山駆け上るぐらいの体力は戻りました。いや、登らんよ。あと登頂断念して再挑戦予定の山は七種山と大坂山。大坂山は冬に行く予定だけど、来月行くかも来週行くかも明日は雨だから行かんけど。