ひとり山歩記

現実逃避の為に映画観て、ポテチ食べながら映画観て、甘めの珈琲と炭酸飲料飲みながら映画観て、これではいかんと山歩き。

満身創痍でも歩けるならば。

2023-11-05 14:30:00 | 山歩き
右肩左肩腰右肘右手首が痛む為、先週は休んで二週間ぶりの山歩きとなりました。癒えたわけではないけど、考えてみれば足は動くのだから歩けるだろうよ。


歩けるけど禰豆子背負い長時間歩くことに不安はある。水1Lと行動食少しだけ詰め込んで短時間で、いつでも下山可能な場所を考えてみた結果、三度目の藤ノ木山。 


今日は25℃あるそうで長袖シャツ、重ね着なしで山歩き。東の山で岩に腰掛け休憩するおぢ様を発見。片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を、ああああああ。
そんな雰囲気。


おぢ様が出発してから五分程遅れて僕も出発。追いついても気不味いかなと思いまして、そんなことないのかな。先々週の伊勢山駐車場で三人組の登山者と出会いましてね、僕が先に出発して三人組が後方から追い掛ける状態。追いつかれてもいいんだけど、追い越されてもいいんだけど、三人組が熊鈴鳴らしてたんですよ。彼等が今どこにいるのかが音で分かる。逃げるよね。本能に従うよね。追う者が登山者だろうと熊だとろう警察だろうと逃げ切るのが時間に追われる人間の宿命。


三度目なのになぜか懐かしく感じる。お祖母ちゃん家の階段もこれぐらいの角度があるかな。僕はお祖母ちゃん子らしい。覚えてないけど。



藤ノ木山手前で第二展望台を見つけた。山歩きに余裕が出てきたのか、これは御褒美として受け取る。

藤ノ木山、誰もいない。おぢ様ともすれ違うことなく登頂。途中で下山したのかな。僕も小野アルプス、紅山だけしか歩かないから東の山だけで下山する人もいるんだろう。小野アルプスか、いつかは縦走せねば。

桜だとか紅葉だとか山歩き始めるまで興味はありませんでした。夏の山が徐々に紅く染まる、これが秋と言うやつか。今も余り興味はない。


肩腰手首異常なし。折角文化の日ですからもうひとつどこか登る。時刻は14時。善防山なら移動時間も短いし、日の入りまでに下山は出来る。


が、平荘湖の相ノ山に到着。ここは腰巻きに水を携帯するだけの軽装で挑む。駐車場から徒歩数分で見晴らし良い岩場。極端な話、麓から山頂まで岩場のようなもの。岩と山と湖。湖岸の長椅子で居眠りするより、少しばかり汗を流して岩場で光合成するほうがお得感はある。

ここも三度目か。ここで下山するか飯盛山へ行くかを決める。忘れていたけど靴に中敷き入れていた。百均で購入したもの。足と靴の微妙な隙間を埋めてくれるような、跳ねたり下り坂での衝撃を吸収してくれるような、その存在を忘れるくらい足に馴染んでると言えるのか、ええねん、不具合あれば検討し直す。


恐る恐る飯盛山へ歩を進める。まだ引き返せる。躊躇うほど厳しい道程ではなく体力的に余裕もあるけど、この先の草叢に未知の恐怖がある。いや、既知か。既知の経験と未知の融合である。知らんけど。

夏に来た時は草に埋もれ禰豆子に尺取虫乗せるぐらいの道なき道でしたが、今日は草が刈られて快適な登山道。これは有り難い。山の所有者か管理人か電力会社の人か、誰のお陰なのか知らないけど感謝する。


鉄塔周辺は芝生並に短く刈られてる。お疲れ様です。無力で無意味で無価値で役立たずの僕はせめてゴミ拾いで貢献するしない。いや、そこまで酷くはない。無価値は撤回する。無意味も白紙に戻す。無力も嫌だな却下する。お役に立てれば幸いです。


鉄塔の先、数mは笹の道。これを越えれば再び快適な登山道になりました。ここまで水もお菓子も食べてない。飯盛山までお預け。


山頂手前でおぢ様とすれ違いました。藤ノ木山のおぢ様ではないけどね、おぢ様遭遇率高いな。でも意外とおぢ様は挨拶してくれるし返してくれる。山頂滞在時間は30秒。

山頂よりも道中が良い。飯盛山の山頂から少し降りた西の岩場。東にもある。角尾山にも似たような場所がある。と記憶している。また歩きたい山ではあるが、登山口までの舗装道路で半泣きで挫折考えたことは、よく覚えてる。


ゴミではない。仙豆です。人からは雑な印象を持たれがちな僕ですが、意外と計画的なんですよ。歩く山を直前に決めたりしますけど、生意気にもYamaReco有料会員なので付近の山は殆ど登山計画を保存してる。


山歩き始める時にちょろんと書き足すだけでコンパスにも登山届が提出出来る。有料会員じゃけん。


相ノ山まで降りてきた。紅く染まる葉はこれから訪れる長い冬を越す為の細胞死。次の休日まで心殺して息を殺して過酷で辛く厳しい五連勤に臨む人生のようだ。労働は生きる為のひとつの手段であり、働く為に生きているのではない。知らんけど。


75分の山歩き。少々物足りなさもあるけど腹八分目でいい。


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