『ありがち日記』

「記憶にございません!」

三谷幸喜監督作品はやっぱり楽しいですねー。と言いつつ、これまで当たりもありますがハズレもあるっちゃあって、今作はどうかな?とあまり期待しすぎず(すみません!)観てきました。今回初めて三谷作品に関わったというディーン・フジオカ氏(おディーン)は、スーツにメガネというそっち系のフェチの人には堪らないお姿でして…!堪らないんです…!!(しつこいw)三谷組と言われるいわゆるお馴染みメンバーは安定安心の間の取り方で笑わせてくれました。

あらすじです。

病院のベッドで目覚めた男(中井貴一)は一切の記憶がなく、病院を抜け出して見たテレビで、自分が国民から石を投げられるほど嫌われている総理大臣の黒田啓介だと知る。国政の混乱を避けるため、記憶喪失になったことを国民や家族には知らせず、真実を知る3人の秘書官に支えられながら日々の公務をこなす中、アメリカの大統領が来日する。(シネマトゥデイ)

記憶をなくした総理大臣が、周りの秘書官とごく一部の人にしか秘密を打ち明けずに公務をこなしていく姿が、コミカルに描かれていきます。基本的に憎たらしいほど嫌な役っていうのはいないんですが、官房長官役の草刈正雄さんはその辺をうまい具合に悪役を演じてらっしゃいました。さすがです。そのほか、内閣にはおかしな大臣たちがそろっていまして、明らかに変なんですが、映画の中でいちいち突っ込まずに普通に存在していることにジワジワと笑えてきたりします。

秘書官3人はいずれも好きな俳優さんたちなのでたくさん出番があって個人的には嬉しかったです(笑)おディーンは冒頭でも述べましたが、最高です。迫田さんも冒頭だけだと台詞それだけ?って突っ込みたくなるし、全体的に可愛い~。小池栄子さんも仕事に熱心で真面目な一方でコミカルな動きで魅せてくれます。

佐藤浩市さんの意外な姿を見られます。ご本人も楽しんでらっしゃるのなら満足です。吉田羊さん、木村佳乃さん、斉藤由貴さん、石田ゆり子さんといった女性陣も良くて、三谷さんのイメージの中の姿をまんま役に反映させているんだろうなぁというような印象を受けました。

挙げていませんが出ている皆さんが一人ひとりが生き生きとしていました。その中で、やはり主役の中井貴一さんが素晴らしかったです。ちょっとずつ総理大臣としての風格が出てくるような演技とか上手だなーと。

そうそう、天海祐希さんが出ているということがわかったのですが、普通に観ている中では全く気づきませんでした。三谷さんのブログで明かされているのですが、かなり冒頭のほうなんですね(笑)しかも絶対そこは気付かないわぁ。そこだけ確認したい衝動に駆られていますが、たぶんテレビで観ることになるんだろうな~(^^;)

10代や20代の人たちにこの笑いが届くのかな?と単純に疑問もあり。私は「くくっw」というくらいの笑でした。中にはけっこう爆笑している方もいましたけど、50代以上の方のほうが笑っていたかもしれません。何も難しいことは考えずに観ることをお勧めしますかねー。うん。それにしても、記憶をなくして一からやり直すって超大変だけど、一新したほうが良いこともあるよな…なんて現実を思い浮かべてみたりして。。。

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