『ありがち日記』

アガサ・クリスティー『ねじれた家』

ねじれた家に住む心のねじれた老人が毒殺された。根性の曲がった家族と巨額の財産を遺して。状況は内部の者の犯行を示唆し、若い後妻、金に窮していた長男などが互いに疑心暗鬼の目を向け合う。そんな中、恐るべき第二の事件が…マザー・グースを巧みに組み入れ、独特の不気味さを醸し出す女史十八番の童謡殺人。

映画化になっていたので、原作を読んでみようというくらいの気持ちで手に取りました。ちなみに地元の映画館では今週末から映画が公開となるため、その前に何とか読み終えました。

アガサ・クリスティーを読んだのは4作目かな…それ以外でもドラマ化されてたりするのでお馴染みと言えばそうなのですが、この作品は「○○殺人事件」というのとはちょっと違った感じでした。殺人事件は起こるのですが、トリックを暴くというよりは、複雑な人間の感情や殺人の動機について読み解くというような。

結末はすっきりというわけではなくて、殺人の動機も幼稚(ほぼネタばれになってしまうのですが…)で哀しいものでしたが…

面白く読みました。映画のほうがどのように出来ているのか(評価はいまいち?のようですが)見比べてみたいと思います。というか、観に行けるのかな…?しばらく先の予定が読めない状況なので、上映回数と時間によってはちょっと怪しいかもしれません。

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