『ありがち日記』

「グランド・マスター」

※ネタばれもあり


私の好きなチャン・ツィイーとチャン・チェンが出ているということで、
ずーーーーーーーっと楽しみにしていた映画。
ブルース・リーの師でもあったイップ・マン(トニー・レオン)が主人公。

3人それぞれに「○○拳」と流派があって、それを武器に闘いを繰り広げるお話かと思いきや、
そんなに3人の絡みがなくって、少し拍子抜け。
いやルオメイ(ツィイー)とイップ・マンの絡みは、そこそこあるから良いとして、
八極拳の一線天(チャン・チェン)なんて、ルオメイとは関係あるって言えばあるけど、
イップ・マンとは関係なくない?なくない?(笑)
ルオメイだけは、皆と絡んでるなぁ。今気づいたけど。
てかですね、チャン・チェンが一番楽しみだったんだけど、すげー出番少ない!!!
八極拳の大会で優勝したっていうニュースもあったから、かなり期待してたんだけど…
ルオメイが一生弟子を取ることがなかったということと対比して、
香港で弟子を取って八極拳を広めた、というところを出したかったのかなぁ。

イップ・マンも抗日戦争で家族と離れ離れ、妻の死に目にも会えず…ではあるけど、
最終的に弟子を取り、今では有名になった流派を広めることができてはいる。

そう考えると、ルオメイの人生が、一番切ない、悲しかった。
偉大な父を持ち、自身も才能があるのに、それを継承することもなく、
イップ・マンをひそかに想っているのに結ばれず、ひっそりと最期の時を迎える。
むしろ、女性目線で見ると、彼女が本当は主人公なんじゃないかと思うくらい。
父の復讐だけに使われてしまった八卦掌。
単なる技の継承と捉えてしまってはいけないのだと、気付かされた。
生き方から思想から、すべてひっくるめて継承されていくものなんだなぁ。
とても奥の深い世界。

見どころは、格闘シーンの映像美。
雨や雪が効果的に使われているし、スローな映像もきれい。
逆にカンフーのスピード感とかはあまり期待しない方が良いかも(^_^;)
無駄な動きが少なく、的確に技をきめていくそのものが美しいんだけどね。

たんたんと進んでいくので、格闘シーン以外はけっこう眠たいよ~。
それと、日本人としては少し複雑な気分になるシーンも。

思っていたものと違いはしたけど、自分なりに解釈してみました(笑)
もっとチャン・チェンの活躍が見たかったなー! 


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