ジェイン・オースティン作品、読み始めてついに4作目と5作目。
どちらもちくま文庫で中野康司さん訳。(←私的にこの方の訳が一番合いそう…と思って手に取ってます)
長編6作品ということなので、あとは『説得』かー。ふっふっふ。
どれもこれも、時代は18世紀~19世紀前半くらい、イギリスの田舎が舞台、若い娘の結婚話、、、と、
はっきり言って同じような話と思われても仕方がないというか…
でも読んでみると主人公だけじゃなくて、どの人物も埋もれずに存在感半端ない。
そして微妙にシチュエーションが違う。
前も書いたような気がするけど、あらすじだけ書けばサラッと終わっちゃうんだけど…
この2冊は、「高慢と偏見」や「エマ」と比べたら、地味系かもしれない。
高慢~、そしてエマの2冊にはけっこうパルピテーションを感じる(花アン風にw)んだけどね
マンスフィールドのほうは、主人公がめちゃおとなしい性格で、一途に想う人は別の人が好きで、
ぜんぜんタイプじゃない人から結婚を迫られ、三角関係ならぬ四角関係とか複雑すぎて、
でも最初の予想通りに一途に想ってきた人と結ばれるお話。
分別と多感も、正反対な性格の姉妹が恋をして、失恋を経て、でも最後はめでたしめでたしという話。
あまりの省略ぶりに面白さがちっとも伝わらないや。
でもなー、地味目だけど、じわじわ効いてくるんだなー。
万が一にも分別と多感と同じような境遇に陥ったとしたら、私はエリナー派だなぁとか。
…うぐぐ…効いてくるぜ…
この時代の女性じゃなくて本当に良かった。
(かと言って今の時代で良かったのかどうかはわからんけど)
ここまで読んできて、やっぱりMr.ダーシーが一番好き。次はナイトリー氏かなー。
と、そんな風に思っているところへ、こんな映画名が私の目に飛び込んできたのだ!!(大げさ)
「オースティンランド 恋するテーマパーク」
なんと日本未公開。しかもあらすじ読むと、まあ苦笑いもの。こんな風にならないようにしよう。
でもJJ・フィールドさんが出ているので、説得を読み終わったら観てみようかな?面白そうだし。
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