小説の書きかた講座とはなっていますが、エッセイの延長みたいな感じで楽しめました!
内容:
三浦しをんが的確かつ楽しく伝える、小説の書きかた講座。
伝説のWeb連載「小説を書くためのプチアドバイス」が、書きおろしやコラムを加え、『マナーはいらない 小説の書きかた講座』として、ついに単行本化!
長編・短編を問わず、小説を「書く人」「書きたい人」へ。人称、構成、推敲など基本のキから、タイトルのつけ方や取材方法まで、本書タイトルにあやかって「コース仕立て」でお届けする大充実の全二十四皿。あの作品の誕生秘話や、手書き構想メモを初公開。もちろん(某きらめく一族への)爆笑激愛こぼれ話も満載で、全・三浦しをんファン必読の書!
コース仕立てとして24皿(章)からなっています。そんなコース料理食べられませんよ!っていうね。本当におなかいっぱいな内容でした。まあ私は小説を書こうと思ったことはないし、これからも書く予定もないのですが、しをんさんが日頃どんな風に小説を書いているのか、その一部を垣間見れたような気がしてファンとしては嬉しいものでした。
小説というのは、いきなり書こうと思って書けるものではなくて、それなりにしっかり準備をし、推敲を重ね、生み出されるものだよなぁと改めて思いました。やはり押さえておくべきポイントやコツもあり、それを習得するには日々の研鑽が必要であるなぁ。どの仕事にも言えることだろうけれど。だからと言って、カッチカチに型にはまり過ぎるのもよくない。いい感じの塩梅が大事なのはわかるけど、その塩梅がやはり最初から簡単にわかるものではないということだよね。深い…。
ところどころにハイロー話が出てきます。相変わらずで微笑ましい!何かに夢中になれるって大事よね。(ん???)私も最近本当に気づけばタイ沼絡みの動画ばかり見ていて、気づけば数時間も過ぎていることがあるので、なんか他人事とは思えない生活……。この本を読んでみて小説を書きたくなったわけではないけれど、しをんさんの作品をまた読み返したくなりました。
ファンの方はぜひに~😊