SNSで見て、さらに読書アプリでも読んだ方の感想を見て気になったので。
ストーリー
ロックスターを両親に持つせいで常にパパラッチに追いかけられ、酔ってあられもない姿を写真に撮られてきたルーク。おかげで勤務する慈善団体は多くのパトロンを失ってきたが、ある夜もまた醜態をさらしてしまい、上司から最後通牒を突きつけられる――まともなボーイフレンドを見つけ、生活態度を改めるように、と。白羽の矢が立ったのは、真面目で堅物の法廷弁護士オリヴァー。彼のほうもある理由から恋人を探していたが、こうして、性格も対照的なふたりは期間限定の恋人同士を演じることになり……
原題:Boyfriend Material(二見書房サイトより)
英国流のジョークが満載の会話劇には少し読みづらさがあるんだけれど、それが嫌じゃなければ面白く読める。涙を流すほど爆笑ってわけではないね、笑いのポイントって難しい…
有名人の両親を持ち、しかも父親は幼い頃に別れたっきりで、パパラッチに追いかけられては醜態をさらし続けているルーク。彼の勤め先は、フンコロガシの保護?保全?をする慈善団体。彼の生活態度を改めないと、寄付者が離れて行ってしまうという危機から、まともなボーイフレンドを見つけることに。このルークの性格が面倒くさいんだな(笑)育ってきた環境とかこれまでの経験が、自己評価をかなり下げている。何でも悪いほう悪いほうへと考えちゃう。
そして、ルークのボーイフレンド候補として、真面目な法廷弁護士オリヴァーの登場。彼は彼で、完璧なようでいるけれどどうやら問題を抱えている模様。
2人が惹かれ合うようになっても、まあ面倒くさい性格のルークが台無しにしては戻り、また台無しにしては戻り…いつまで続くのかというくらい😅なかなかくっつかないのでやきもきしながら見守っていたら、お互いにちゃんと言葉で想いを伝えたら急にグイグイなオリヴァー笑
ルークとオリヴァーを取り巻く友人たちも個性的で面白い。ルークと友人たちとのチャットグループの名前が、状況に応じてコロコロ変わっていくのがユーモアがあって笑える。
それぞれ互いの弱みやダメなところを見て、完璧である必要はないと認め合い、それでも一緒にいるという選択をした2人。まだ彼らの家族との関係や、フェイクではなくちゃんとお付き合いすることになった2人の今後が気になるところ…どうやら続編が今年出るらしい!ワオ!(日本語翻訳版が出るのはいるになるのか?)この本も800p弱あったので、また同じくらい長いのかしら…
日頃よく見るタイや日本、台湾(韓国のはそういえば見てないなぁ)の作品とはテイストが異なるBL。LGBTQ+を取り上げた作品の、国による違いってどんなだろう?それほど数を知っているわけではないから比較できないんだけど…それはまた今後の課題にしよう。